<1ページ> 資料No.4 品川区新庁舎整備基本構想・基本計画策定委員会 令和3年11月16日 品川区新庁舎整備基本構想(答申案) 概要 1.基本理念・基本方針・導入機能の考え方 ■基本構想における基本理念・基本方針・導入機能の考え方 3つの基本理念 『にぎわい都市』の魅力と発展をつなぐ、明るく親しみやすい庁舎 『暮らしが息づく国際都市』にふさわしい、誰にでもやさしく、便利で機能性にあふれた庁舎 『環境都市』の実現とともに、災害時にも区民を守る、力強く持続可能な庁舎 6つの基本方針 【区民サービス】区民にとってわかりやすく、利用しやすい庁舎 【区民協働・交流】区民の協働と交流の拠点となる開かれた庁舎 【行政・議会】機能的・効率的で柔軟性の高い庁舎 【防災】区民の安全・安心を支える防災指令拠点となる庁舎 【環境】環境にやさしい脱炭素型の庁舎 【将来変化・経済性】将来の変化に対応し、長期間有効に使い続けられる庁舎 導入機能の整備方針 ■窓口機能 ■相談機能 ■案内機能 ■情報発信機能 ■協働・交流機能 ■執務機能 ■会議機能 ■議会機能 ■強くしなやかな建物性能の実現 ・災害時のバックアップ機能 ■災害対策本部機能 ■災害時区民対応機能 ■建築物の環境性能 ■カーボンニュートラル ■周辺環境への配慮 ■ライフサイクルコストの低減 ■将来の変化への柔軟な対応 【共通機能】 ■ユニバーサルデザイン ■DXの推進 ■セキュリティ対策 2.建設想定規模 ■新庁舎建設想定規模および現庁舎 〇新庁舎建設想定規模との比較 区分 面積 行政・防災・議会機能など 約37,000㎡ 屋内駐車場約 11,000㎡ 国および都の機関(調整中) 約10,000㎡ 協働・交流機能約 2,000㎡ 合計 約60,000㎡ 〇現庁舎規模 区分 面積 区(本庁舎・議会棟・第三庁舎) 約18,000㎡ 区(第二庁舎) 約12,000㎡ 駐車場約 9,000㎡ 国および都の機関 (使用面積) 約7,000㎡ 合計 約46,000㎡ 3.建設候補地 ■建設候補地の位置 イラスト ■建設候補地の現況 写真 4.事業スケジュール ■現段階での想定スケジュール 令和3年度(2021) 基本構想 委員会設置 パブコメ10月 策定 基本計画 令和4年度(2022) 基本計画 パブコメ8月 策定 発注準備・業者選定 令和5年度(2023)、令和6年度(2024) 基本設計・実施設計 令和7年度(2025)、令和8年度(2026)、令和9年度(2027) 建設工事 令和9年度(2027) 移転・供用開始 5.概算事業費 ■現段階での想定概算事業費 概算事業費(税込) 調査・設計費 約20億円 施工監理費含む 建設工事費 約360億円 60万円/㎡×60,000㎡ ※単価は他区事例より想定 外構工事費 約20億円 歩行者デッキなど 合計 約400億円 <2ページ> 品川区新庁舎整備基本構想(素案) パブリックコメント結果概要 1.パブリックコメントの概要 〇パブリックコメントの目的  ・今回の基本構想のように、品川区がこれから策定しようとしている計画などを案の段階で広く区民へ公表して意見を募集し、その意見に対して区の考え方を示したうえで、計画に反映させます。   〇意見募集期間  ・令和3年10月1日(金)~25日(月) 〇結果公表時期  ・令和4年1月頃 〇結果  ・ 48名の方から、126件(再掲を含む)のご意見が寄せられました。 ①検討の経緯について 2件 ②現庁舎の現状と課題について 13件 ③整備方針について 56件 ④建設計画について 15件 ⑤事業計画について 7件 ⑥その他 33件 2.パブリックコメントの意見(抜粋) 該当する章 項目 主な意見 1章 検討の経緯 上位計画との関連 ・SDGsを意識した庁舎にしてほしい ・新庁舎整備は、広町地区の再開発とは別個のものとして進めるべき 2章 現庁舎の現状と課題 建て替え反対 ・現庁舎は耐震工事を実施したので、まだ使える ・区民の税金を無駄に使うだけで建て替えには反対 建て替え賛成 ・地震など何か有ったら大変なので、すぐにでも建て替えるべき 3章 整備方針 基本理念・基本方針 ・品川区の魅力を高める新庁舎としてほしい ・健康・医療支援を含めた危機管理としての安全・安心とすべき 区民サービス ・自宅からリモート会議システムで相談できるように ・窓口は、プライバシーを重視したつくりにしてほしい 区民協働・交流 ・「行きたくなる区役所」を目指してほしい ・品川区民が気軽にくつろげる場を整備するべき 行政・議会 ・働いている職員のモチベーションをあげる機能も必要 ・区民に開かれた議会の整備を強く望む 防災 ・感染症予防に対応できる庁舎を期待する ・避難者の誘導、災害情報の提出などを街ぐるみで行っていくことを望む 環境 ・再生エネルギーを最大限生かした建築を整備すべき ・新庁舎になってからも太陽光パネルによる無料充電サービスを望む DXの推進 ・区役所や区議会の資料を、庁舎内外でペーパーレスで見られるようにしてほしい 障害者雇用 ・障害がある方も様々な業務で共に働き、共に生きる庁舎を目指してほしい 4章 建設計画 高層建築に反対 ・防災拠点の面を重視すれば、低層の建築にするべき ・高層建築物とならざるを得ない土地との交換は納得できない 自然環境など ・都市に住む私たちに一番必要なのは自然や広場である ・自然環境を大胆に取り入れたランドスケープデザインを望む 5章 事業計画 事業手法 ・PFI方式を選択した場合、民間主導のため区民目線の事業が行われないのではないか 費用 ・費用の効率的な使用をお願いしたい ・高層建築にするとその維持費は低層よりも高額になるのではないか  その他 区民周知・意見募集 ・品川区民へもっと十分に周知させるべき ・より多くの方々の想いやアイデアを新庁舎に取り込んでほしい 周辺地域・周辺開発 ・大井町駅方面から人の流れをつくり周辺地域を活性化して欲しい ・庁舎とその周辺で魅力あるイベントなどの開催を望む