4面 1) 「えばさんのひと」 地域の方のリレーエッセイです。 平塚二丁目町会 竹内 喜久男 さん 平塚二丁目に産まれ、気づけば93年間、この街に住み続けてきました。 この間、様々な面で変化がありました。 戸越銀座商店街は今でこそチェーン店や大型店舗も見られ、 遠方から観光目的で来られる方もいらっしゃるなど全国的に有名ですが、 昔は小売店や市場などが並び、主に地域の人が生活用品を買い求める場所でした。 せんべい屋、おもちゃ屋、八百屋など、小さなお店が軒をつらねていました。 私が産まれたのも、そのうちのひとつで「竹内小間物店」の看板をかかげ、 日用品、化粧品、装身具などを取り扱っていました。 一年で最も忙しい日は大晦日の12月31日です。 お年賀に向けて、美容院で髪を結い、日本髪にされた女性が、 挨拶品として半紙やタオルなどを求めてひっきりなしに来られ、 閉店する暇もなく1月1日の開店を迎えることもありました。 昭和31年にこの地で結婚。 白無垢を着た妻に、仲人さんが付き添って挨拶回りをすると、 一目見ようと近所の方々が集まってくる、そんな時代でした。 戸越銀座商店街の商栄会会長として、町会の副会長として、民生委員として、 様々な立場で、長くこの地域と関わってきました。 知人が引っ越し、街並みも変わりました。 今後は若い世代が若い力でこの地域を支えていってほしいと願っています。 2) 荏原第三ほっとステーション 多鹿 大輔さんからのご挨拶。 このたび、昨年11月15日に品川区社会福祉協議会に新入職員として採用され、 支え愛ほっとステーションに配属された、多鹿大輔と申します。 こちらに来る前は、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどで 介護や相談の業務に従事しておりました。 これまでの経験を活かして、いつまでも安心して暮らし続けることができる、 福祉のまちづくりに貢献することができればと思っております。 何卒よろしくお願い申し上げます。