3面 口から健康長寿 「支え愛活動会議」が12月22日(木)、荏原第三地域センターで開催されました。 地域のみなさまの身近な支えになりたいと、町会、民生委員、 ボランティアなどの方々が集まって、相互に支援し合う「支え愛活動」。 今回はその活動の一環として、荏原保健センターから歯科衛生士の講師をまねき、 話をお聞きしました。 講義タイトルは「いつまでも元気で過ごすために〜口から健康長寿〜」。 コロナ禍における会話の減少により、口周りの筋力を使う機会も減っています。 むせる、食べこぼす、食欲の低下、滑舌が悪くなる、口が乾きやすいなど、 口に関するささいな衰えのことを「オーラルフレイル」といいますが、 放置しておくと口の機能低下や摂食機能障害、 さらには心身の機能低下にもつながる負の連鎖をもたらします。 いつまでも食事をおいしく食べることができるということは、 心も元気にしてくれます。 今回講座の中で取り上げられた「健口体操」をご紹介します。 口周りの筋肉トレーニングで、噛む力・飲み込む力を鍛えましょう。 1)舌の体操 舌を下へ、上へ、左右の口角に触れる、を3回。 食べ物を噛む・飲み込む力がつく。また、滑舌が良くなる。 2)頬の体操 頬をふくらます、すぼめる、を3回。 口輪筋を鍛えて、食べこぼしを防止。 3)唾液腺マッサージ 耳下腺、顎下腺、舌下腺のマッサージ各5秒を3回。 唾液の分泌を促し、むし歯のリスク低減と、飲み込みやすくする。 4)パタカラ体操 パ、タ、カ、ラ、を各10回。 鍛える部位は、パが唇、タが舌の先端、カが舌の根本、ラが舌の中央部。