記録 件名 第2回 旧荏原第四中学校跡地活用方針策定委員会 日時 2023 年 9 月 12 日(火)10:30~12:00 場所 災害対策本部室(品川区役所第二庁舎 4 階) 出席者 17 名 配布資料 資料1 次第 資料2 第一回策定委員会議事要旨 資料3 資料説明(導入施設検討資料) 資料4 旧荏原第四中学校跡地活用方針目次(案) 資料5 委員提案・意見シート 参考資料 席次表 1.開会・挨拶 ・品川区企画部企画課政策推進担当課長(以下、事務局)より開会。 2.委員の出席について ・事務局より、委員 1 名が所用で遅れて参加する旨を説明。 3.挨拶 ・委員長より挨拶を賜った。ここから司会進行を委員長にお願いする。 4.傍聴の入室 ・傍聴希望者 5 名の入室。 5.説明および協議 ・事務局より資料の説明を行った。その後、参考事例として他自治体の複合施設の説明動画を視聴した。 【以下、意見交換内容】 施設のコンセプトと導入機能について 委員 ・防災の観点から体育館やグラウンドを確保したうえで図書館を軸に考えると、多くの人が集まるのではな いか。学生の意見として、外国人にも対応した施設や外国人が発信する機会などがあるとよい。ワークシ ョップや絵本の読み聞かせ、区民のイベントスペースがあると、交流が広がり、多くの人が集まる事で、 ソフト面からの防災に繋がると思う。 委員 ・コンセプトは理解した。スポーツに関しては、体育館の維持・管理費がかかる。体育館より土のグラウン ドを作って、子どもたちに土を踏んでスポーツをしてもらいたい。公式の競技をして記録を残せるような 施設を考えていただきたい。 委員 ・コンセプトはよくできていると思う。ワークショップの意見も活かされている。導入施設の考え方もよい が、全てが入るわけではないので、規模も考えながら検討いただきたい。地元の意見として、防災について は、充実したものをお願いしたい。施設を欲張りすぎて、広場が狭くなることは避けてほしい。災害時の空 間を確保しながら、普段は有効に使える施設をお願いしたい。 委員 ・災害時には防災拠点として、下水道・ガスが止まっても大丈夫な施設。太陽光パネルや発電機などの検討 をしていただけると良い。 資料2 委員 ・コンセプトは素晴らしいと思う。障害者の事も考えているのは良いと思うが、多機能すぎて、全て入るの か疑問はある。人々が集う事によって防災の面でも共助が発揮できると思っている。顔見知りをつくる、 人々が集う・集える場所、仕組みづくりをお願いしたい。 委員 ・コンセプトはよい。中学校跡地なので、地域の皆さんも教育関連が中心になった施設であれば、抵抗なく 受け入れると感じている。図書機能を中心に、教育機能の延長とした考え方はよい。震災時には防災機能 も担う施設として、防災との調整が今後の検討課題だと思う。地域の皆さんに協力していただきながら考 えていければ良い。スポーツ関係については、建物を作ると維持・管理費はかかるが、体育館は維持費が かかるという理由で検討から消してしまうのはもったいないと感じる。「エコルとごし」のような、屋上 の充電施設なども検討いただければと思う。欲張りすぎないよう優先順位をつけながら施設については検 討する必要がある。 委員 ・第一回策定委員会の意見を上手にまとめていただいたと思うが、皆さんの意見にあったように、欲張りす ぎかなと感じた。災害時の避難の視点から広場は必要だと思う。公共施設が駅前にある事は便利で使いや すいので、駅前の立地を生かして設備の整った施設をお願いしたい。 委員 ・発災時の機能は専門家や地元の方々の意見を取り入れながら検討いただき、日常的な使い方については、 子どもたちの学ぶ場所が入ると良い。登校できない子どもの数が年々増え、かつ低齢年化している傾向が ある。登校できない子どもたちが日中学ぶ場所があって、子どもだけでなく、多様な人々が一緒に活動で きる場所があるとよい。品川区には 2 カ所の貸農園があると聞いている。ここにも農地のようなものがあ って、みんなで野菜を作ったり、みんなで食べてコミュニケーションをとるといったような事ができると、 子どもたちにとって大きな力になると考える。 委員 ・跡地にこれだけの施設が入るのか疑問はある。学校以外で子どもたちのクラブ活動をする場所がない。子 どもたちのスポーツができる場所、空き地のような場所の確保もお願いしたい。合わせて、災害時におけ る避難所としての建物は作っていただきたい。 委員 ・子どもたちの体を動かす場所や、学校以外の居場所が重要だと感じた。3 点質問したい。1点目は品川区 には居場所の欲しい子どもたちがどれくらいいて、その方々に提供できる施設の量がどうなっているのか。 2 点目は、現在の保育園はどうなるのか。また、それに関連して食の提供をお願いしたい。食を通して多 世代が集える場所が考えられると良い。3 点目は他自治体の事例施設はその後どうなっているのか知りた い。なるべく施設を最大限入れられる工夫をお願いしたい。防災はもちろんだが、昨今の異常な暑さを考 えるとクールシェルターも検討いただきたい。ビオトープを取り入れるなど、自然環境にやさしい施設に 尽力していただきたい。図書館では、講演などができる小スペースな空間があると良い。施設はフレキシ ブルに可動できる施設にすると、多様な使い方ができるのではないか。空間を上手く使える工夫をお願い したい。 →子どもの数について、この場で詳細な数字まではわからないが、不登校児童は増加傾向にある(区)。 →保育園は元あった場所に新しく建設中であり、建設時の暫定利用として仮移転し、今年度末まで利用す る。保育園の利用者も仮施設であることは理解いただいていると認識している。(区) →第 3 回でおおまかな施設配置を提示していただき議論する予定である。(委員長) 委員 ・災害時の「心の避難所」をベースに考えてはどうか。避難のための場所はもちろんだが、避難時の心の健 康も意識しながら、図書館や会議室、ホール、子どもたちのスペースについて考えられると良い。 委員長 ・防災機能は当然だが、さらに、災害時の交流やサポートなどのソフト面が今後仕組みとして作れるか重要 と感じた。懸案事項は、全ての機能が入るか今後検討が必要である。図書館については、トレンド等を踏 まえながらかつての図書機能にプラスしてこれからの交流や集うための場所を考えていく必要がある。 副委員長 ・1 点目は、施設のコンセプト案が薄く、どこにでもある施設になるのではないかと感じる。特に 4 つの輪、 コンセプトが重なった中心がない。土地の歴史も踏まえながら旧荏原四中という場所性がコンセプトの軸 に置かれると良い。2 点目は、ここを盛り上げて使ってくれる人が誰なのか見えてくると良い。つながり を広める・深めるようにコンセプトの中で見えるとよい。3 点目は、防災機能は、災害時以外は使いにく いことになる。一方で、防災拠点をつくってみると、日ごろの近所付き合いをどのようにつくり、防災機 能(拠点)をどのように活かしていくのか大事だという話になる。防災機能が欲しいということだけでな く、日ごろの近所付き合いを深める機能とセットで考える必要がある。 委員長 ・コンセプトには全て交流という単語が入っている。様々な形の交流を荏原第四中学校を中心に展開してき た、或いは展開させたいというイメージを受けた。ソフト面でどこまで壁を越えて交流ができるのか、ど んなハードとソフト施策・仕組みがあれば実現できるのか、これが跡地の売りになれば良いと思う。チャ レンジングな事だと思うが、図書機能や体育館、グラウンドといった時に、分けてしまうと別々になって しまうが、それらを有機的に交流の場として使う事ができるのか、今後検討する必要があると思う。交流 は抽象度が高いので、苦心しながら導入機能を書いていただいたと思うが、これらを基に、どういうハー ドを作ったら交流ができるのか、多様な人々の学び交流を育むと言っているが、どんなハードと仕組みが あれば実現できるのか考えられると良い。 委員 ・委員に外国人がいないので、意見を聞いてみてはどうか。 委員長 ・本日は、図書機能やそれを中心とした教育施設といった意見が出たと思う。施設がすべて入るのかといっ た意見もあり、その点も踏まえて、次回は配置検討について議論できれば良いと思う。 活用方針目次(案)について 副委員長 ・最初に荏原四中が地域にとってどのような場所の価値をもっていたのかを追加したが良い。荏原四中が新 しい施設に建て替わることで、場所の価値がさらに良くなり地域にとっても良いことがあるという確信を皆 がもてるとよい。 その他 次回の日程は下記のとおりとした。 ・第3回策定委員会:11 月 2 日(木)14:00 から 2 時間程度 場所は調整中 次回は ・コンセプト・導入機能の調整 ・敷地のゾーニング検討(仮イメージ)※詳細は来年度の基本計画で検討。 ・活用方針(案)の確認(イメージ図もあれば提示) 副委員長 ・導入機能の調整については、入る入らないの議論ではなく、機能を掛け合わせたら複合的に良くなる、相 互作用が期待できることを検討する必要がある。 6.閉会 以上