大崎第一地域ニュース はなぐるま 第165号 令和5年6月20日発行 音声案内 編集  はなぐるま編集委員会 住所  西五反田3丁目6番3号 電話  03-3491-2000 FAX   03-3491-2002 発行元 大崎第一地域センター 1ページ 品川区に今も残る伝統工芸 お皿、マグカップ、茶器、花瓶…皆さんは、普段お使いの陶磁器をどのように選んでいますか? 毎日使うもの、毎日目にするものだからこそ、こだわりがある方も多いのではないでしょうか。 今回は品川区生まれ品川区育ちの陶芸家、島村ひかりさんにお話を伺いました。 陶芸体験のときめき”が、決断の決め手 島村さんと陶芸の出会いは十代の頃。土の感触と自分の手から作品を作り上げる体験に、楽しさとときめきを覚えました。 元々絵を描くのが好きだった島村さんは、グラフィックデザインの仕事に就きます。 平日の昼間は会社で働き、夜と休日は陶芸の時間。両立を続けたある日、島村さんは陶芸家になる決断をします。 はじめて陶芸を体験した際のWときめきWが決め手でした。 陶芸家として独立した島村さんは、「品川アーティスト展」に参加したことをきっかけに、品川区での活動が増えていきました。 「品川区伝統工芸保存会」の一員として、陶芸の魅力を広く発信しています。 「品川区の方々をはじめ、沢山の方とのご縁があって今に至ります」と島村さんは語ります。 時間をかけて命を吹き込む、動物モチーフの作品たち   主に動物をモチーフにした作品を作る島村さん。 「陶磁器の表面に施す釉薬(ゆうやく)が自然に垂れたように見えて、実は動物のシルエットであることがわかるデザインを思いついたのが始まりです。 不思議な模様のようで、角度を変えると動物だとわかるんです」。 デフォルメ化や、パターン化された動物が作品に落とし込まれています。 島村さんの作品の技法には、絵付けの他に「象嵌(ぞうがん)」が用いられています。 胎土(たいど)の表面を彫り、そこに異なる色の土をはめこみます。焼成時にひびが入らないように土の収縮率を考慮して制作する必要があります。 作品の完成までには時間がかかります。作品が乾燥するのを待ったり、窯が冷める時間も含まれます。 「完成するまでの間には待ちの時間が多くあります。その待ちの時間に異なる作業を並行して行い、限られた時間を大事に使うようにしています」。 丁寧に向き合った作品が、何百年先も愛されるように   動物モチーフであること以外にも、島村さんがこだわるポイントは「形」です。 食器であれば使いやすいことはもちろん、目で見ても美しいと思える作品にこだわって制作しています。 陶芸の魅力は「わくわくすること」だと島村さんは語ります。 「自分の手で触れて、形にして、作品が生まれることってわくわくしますよね」。 体験教室を開いていたころ、参加者の方が楽しそうに作っていたことも印象に残っているそうです。 「誰でも作れて、作品にその人の個性が出るのも面白いです。 陶磁器は焼くと縮むので、自分が想像していたものと少し違う雰囲気になったりするんです。 だからこそ、次はこうしてみようとか、あれを作ってみたい、と好奇心をくすぐられます」。 島村さんが大切にしている言葉があります。 「丁寧にしっかりと仕事を続けること。その姿勢を見てくれている人は必ずいるから」。 独立当時に大先輩から言われた言葉です。 「自分で決めた仕事だから、ずっと陶芸を続けたいと思っています。忙しくて焦ってしまいそうな時でも、作品と向き合い、丁寧に仕事をすることを大切にしています」。 最後に、島村さんの夢について伺いました。 「大勢の目に触れる場所に、自分の作品が置かれたらいいなと思っています。 私がいなくなっても、何百年先も残るような。今の仕事を続けた結果、そのような作品を生み出せたら幸せです」。  (編集委員 古郡) 大崎第一地域センターでは、「はなぐるま」のほかにもSNS やサイトで、地域の様々な情報を発信しています♪ぜひご覧ください! ※後日、地域共創メディア「大崎×五反田LINK」にカラーの記事が掲載されます♪ Twitter @ osakidai1 Instagram @ osakidai1 地域共創メディア 『大崎x 五反田LINK』 2ページ 中原児童センター 03-3492-6119 ベビーマッサージ 日時:令和5年6月27日(火)10:30〜11:30 対象:0歳児親子 定員:10組 講師:一般社団法人品川港助産師会助産師 持ち物:バスタオル 申込:6月1日(木)来館または電話受付 中原へ行こう ! ! 50th Anniversary 日時:令和5年7月1 日(土)13:30〜16:30 対象:乳幼児〜地域の大人 おかげさまで中原児童センターは50 周年を迎えました。 感謝の気持ちを込めて50周年記念ベントを開催します。 あそびうたコンサート、バンド演奏、ゲームコーナー、工作コーナー、懐かしの写真展、ビンゴ大会など、盛りだくさん!! 大人も子どももみんな集まって、中原の思い出を振り返ろう! 〜おしらせ〜 中原児童センターは施設の老朽化に伴う改築工事を行います。 改築工事期間中(R5 年7 月18 日〜R7 年夏頃まで) 下記の場所に引っ越します。 移転先→品川区西五反田6-6-19(五反田文化センターの向かい) 東五反田児童センター 03-3443-1629 むし歯撃退教室1歳からの奥歯磨き 日時:令和5年6月26日(月)10:30〜11:30 対象:1歳児親子 定員:15組 講師:品川区保健センター 歯科衛生士 持ち物:お持ちであれば歯磨きグッズ 申込:6月1日(木)9:30〜来館または電話受付 卒乳のおはなし 日時:令和5年7月5日(水)10:30〜11:30 対象:卒乳に興味のある方 定員:12組 講師:一般社団法人品川港助産師会 助産師 持ち物:筆記用具、飲み物(水分補給用) 申込:6月19日(月)9:30〜来館または電話受付 ちびっこあそびタイム 日時:毎週土曜日10:00〜11:30 対象:乳幼児親子 定員:なし 申込:不要 大型遊具や乗り物でたくさん体を動かして遊びましょう! 全面アスレチック遊びの日や、電車のおもちゃで遊べる日、工作ができる日もありますよ! 詳しくはお問い合わせください。 就任のご挨拶 松本覚校長先生(第三日野小学校) 今年度着任いたしました、松本 覚(まつもと さとる)と申します。 第三日野小学校は、昨年度開校百周年の大きな節目を迎え、これから新たな時代の一歩を踏み出していくことになります。 地域、家庭、教職員、そして何よりも子供たちが笑顔で「日野はわれらの 楽しい学校」と思える、 子供たちが充実した生活を送り、着実に力をつける場となるよう尽力してまいります。 地域の皆様の益々のご支援とご協力を、よろしくお願い申し上げます。 関谷浩太副校長先生(日野学園) 今年度、大田区立南蒲小学校より品川区立日野学園に転任してまいりました関谷浩太と申します。 町田市で8年間、大田区に10年間勤め、今回品川区に来させていただきました。 大崎駅から降りて本校まで歩いてくる街並みが本当に綺麗で、 4月当初は目黒川沿いに並んでいる桜の木の素晴らしさに思わず立ち止まってしまいました。 制服に身をまとい、入学式に参加する1・7年生の姿がとても凛々しかったのが印象的でした。 それをサポートする在校生の姿も素晴らしかったです。 児童生徒・保護者の方々・地域の方々と共に、これから本格的に始まる日々の学習や各行事に向けて、 「子供の成長やチャレンジ」を第一に、教育活動を進めていきたいと考えています。 今後も、よりよい学校づくりに努めてまいりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 睦野球クラブ 睦クラブは不動前にある第四日野小学校の子供達を中心とした野球チームです。 令和3年からの校舎改築で校庭が使えなくなり、近隣の方たちに練習を見てもらう機会は減ってしまいましたが、 子供の森公園野球場や、近隣のグラウンドを融通してもらいながら、毎週元気に活動しています。 近年、外で元気に遊ぶ事は、場所や機会の減少でなかなか難しくなっており、子供の運動量が減っています。 睦クラブでは、低学年のうちは、野球だけではなく、様々な運動を練習に取り入れ、 子供達が将来に渡って、スポーツを楽しめる、動ける体作りも育成し、学年が上がれば、 試合に勝つためのゲーム性や戦略も学び、チーム一丸となり勝利を目指しています。 [ 連絡先メールアドレス ]mutsumi_club@yahoo.co.jp (睦クラブ 村上崇) 桐ヶ谷斎場「地域感謝の集い」開催のお知らせ 桐ヶ谷斎場(西五反田5丁目32−20)で地域感謝の集いが開催されます。 日時:2023年7月9日(日)9時半〜13時 主催:東京博善株式会社 後援:品川区 内容:しながわ学院エンタ部ダンス発表、野菜朝市、こども広場、プラバン教室、オンラインペット譲渡会等々、 また、唐揚げ、チュロス、かつサンドなども販売します。 入場無料 皆様の来場をお待ちしております 川柳・俳句 マスク取れ 歌える日まで 米寿です 西五反田三丁目 大島道子 百円で 買った時計が 遅れがち 南品川六丁目  田中邦彦 積んだ本 コロナ夜長に 少し減り 大井三丁目   金 輪健 目を直し よく見え困る しわとしみ 旗の台六丁目  松本悦子 怖そうに 見えて優しい 思いやり 旗の台六丁目  野村美恵子 着けるも手間 外すも不安 マスクの苦 西五反田六丁目 久保田公二 編集後記 「夏越の祓(なごしのはらえ)」を体験された方も多いと思います。 一年の折り返しとなる6月晦日に各地の神社で執り行われます。 境内や鳥居の下などに設けられた茅の輪をくぐって今年前半の罪や穢れを払い、これからの半年の厄除けや健康を祈る行事です。 わが国でも既に3年以上続いているコロナ禍の退散などを願いながら、 この行事の起源である「禊祓(みそぎはらえ)」が行われたという遠い神話の時代に、束の間のタイムスリップをされてみては如何でしょうか。 (編集長 久保田) 地域の方が協力し意見を出し合って「はなぐるま」を作成しております。 ご意見・ご感想や川柳・俳句などお気軽にお寄せください。 編集委員も随時募集中です!一緒に紙面作りをしましょう。 大崎第一地域センター電話3491-2000までご連絡ください。 お問い合わせ 品川区地域振興部地域活動課大崎第一地域センター 電話 03-3491-2000 FAX  03-3491-2002