品川区民アンケート 結果報告 品川区企画部 広報広聴課 令和6年3月 はじめに 品川区では「区民とともに進める新時代のしながわ」を掲げ、誰もがいきがいを感じ、自分らしく生きていける品川を目指し、区政運営を行っているところです。 こうした観点から、今般、中学生を除く15歳以上の全区民の皆様約36万人を対象としたアンケートを令和5年8月から9月にかけて実施しました。 また、あわせて区立小・中・義務教育学校の児童・生徒、約2万3千人にもアンケートを行いました。   今回のアンケートでは、区民の皆様一人ひとりが自分らしく幸せに暮らしていくために重要だと考えることや、区政に対するニーズ、 羽田空港の新飛行ルートについて感じている影響などを伺い、皆様の声を今後の区政運営に反映することで「区民の幸福(しあわせ)」の視点から、 品川区政の新たなステージへ力強く進めていく所存です。関係各方面におかれましても、ご活用いただければ幸いです。   おわりに、ご協力をいただきました区民の皆様には心より御礼を申し上げます。 令和6年3月 品川区 T 調査の概要 1  1 調査の目的 3  2 調査概要 3  3 地区別回答結果 3  4 報告書を読む際の留意点 6  5 母集団との比較 6  6 調査回答者の属性 7  7 自由意見の分析について 8   U 区民アンケート結果報告(中学生を除く15歳以上の全区民向け) 11  1 幸福実感度や地域愛着度  ・ 自分らしく幸せに暮らしていくために、重要だと考えること(満足度) 14  ・ その中で特に重要だと考えること(重要度) 36  ・ 満足度と重要度の関連 37  ・ 現在、幸せだと感じていますか(幸福実感度) 38  ・ 友人や知人に品川区民であることを誇れますか(地域愛着度) 40  ・ 幸福実感度と地域愛着度の関連 42  ・ 品川区がもっと素敵なまちになり「誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていく」ために必要だと考える取り組み(自由意見) 43  2 羽田空港の新飛行ルートに関すること  ・ 生活や暮らしの中で、どの程度影響を受けていますか(影響度) 46  ・ 生活や暮らしの中で、どのような面で影響を受けていますか(具体的な影響) 51  ・ その影響に対して、どのように感じていますか(負担感) 56  ・ 具体的影響と負担感の関連 60  ・ 羽田新飛行ルートに関するご意見(自由意見) 62  3 区民の区政への参加・参画  ・ 区政とつながろうと思う場やしくみについて期待すること 67  4 区政に関するご意見  ・ 区政に対するご意見(自由意見) 71 V 区民アンケート結果報告(区立小中義務教育学校の児童・生徒向け) 75  ・ 今、楽しい、幸せだと感じていますか(幸福実感度) 77  ・ 毎日の生活の中で、どのような時に幸せを感じますか 79  ・ 毎日の生活の中で不安に思っていること 81  ・ 品川区の「好きなところ」「自慢できるもの」「大事にしていきたいもの」 84  ・ 品川区の空を飛ぶ飛行機について、何か感じること、気になること 86  ・ 10年後、品川区はどんなまちになっていてほしいですか(自由意見) 88 T 調査の概要 1 調査の目的 本調査は「区民とともに進める新時代のしながわ」を推進すべく、多様化する価値観やニーズなどを把握し、 今後の区政運営に反映させていくために実施したものである。 2 調査概要 対象 中学生を除く15歳以上の全区民向け 調査項目 4項目10問 「幸福実感度や地域愛着度」「羽田空港の新飛行ルートに関すること」「区民の区政への参加・参画」「区政に関するご意見」 調査対象 358,035人(対象世帯 230,931世帯) ※令和5年4月1日現在 調査方法 郵送配布/郵送回収またはインターネット回答 有効回答数等 87,086人(有効回答率24.3%)(内訳)郵送回収数:46,005人(52.8%)インターネット回答数:41,081人(47.2%) 調査期間 令和5年8月1日〜9月20日 調査機関 株式会社サーベイリサーチセンター 対象 区立小中義務教育学校の児童・生徒向け 調査項目 6問 「幸福実感度や地域愛着度」「羽田空港の新飛行ルートに関すること」を児童・生徒向けに表記したもの等 (ひらがな版・4年生までの漢字版・常用漢字版より一つを選択) 調査対象 1年生〜9年生 22,895人 ※令和5年5月1日現在 調査方法 学校での周知/タブレットを使用したインターネット回答 有効回答数等 12,649人(有効回答率55.2%)(参考)私立学校等に通う区内在住の児童・生徒の回答数:21人 調査期間 令和5年9月6日〜9月19日 調査機関 − 3 地区別回答結果 【中学生を除く15歳以上の全区民向け】 <5地区> 地区 全体 構成比(%) 100.0 標本数(A)(人) 358,035 回答数(B)(人) 87,086 回答率(B/A)(%) 24.3 地区 品川地区 構成比(%) 18.6 標本数(A)(人) 66,744 回答数(B)(人) 17,375 回答率(B/A)(%) 26.0 地区 大崎地区 構成比(%) 16.9 標本数(A)(人) 60,661 回答数(B)(人) 14,018 回答率(B/A)(%) 23.1 地区 大井地区 構成比(%) 25.6 標本数(A)(人) 91,607 回答数(B)(人) 22,427 回答率(B/A)(%) 24.5 地区 荏原地区 構成比(%) 35.9 標本数(A)(人) 128,685 回答数(B)(人) 29,841 回答率(B/A)(%) 23.2 地区 八潮地区 構成比(%) 2.9 標本数(A)(人) 10,338 回答数(B)(人) 2,651 回答率(B/A)(%) 25.6 地区 無回答 構成比(%) − 標本数(A)(人) − 回答数(B)(人) 774 回答率(B/A)(%) − <各26地区> 地区 全体 構成比(%) 100.0 標本数(A)(人) 358,035 回答数(B)(人) 87,086 回答率(B/A)(%) 24.3 地区 北品川 構成比(%) 4.8 標本数(A)(人) 17,056 回答数(B)(人) 4,400 回答率(B/A)(%) 25.8 地区 東品川 構成比(%) 6.2 標本数(A)(人) 22,083 回答数(B)(人) 5,912 回答率(B/A)(%) 26.8 地区 南品川  構成比(%) 4.9 標本数(A)(人) 17,408 回答数(B)(人) 4,684 回答率(B/A)(%) 26.9 地区 西品川  構成比(%) 2.8 標本数(A)(人) 10,136 回答数(B)(人) 2,368 回答率(B/A)(%) 23.4 地区 広町 構成比(%) 0.0 標本数(A)(人) 61 回答数(B)(人) 11 回答率(B/A)(%) 18.0 地区 上大崎 構成比(%) 3.3 標本数(A)(人) 11,675 回答数(B)(人) 2,565 回答率(B/A)(%) 22.0 地区 東五反田 構成比(%) 3.8 標本数(A)(人) 13,598 回答数(B)(人) 3,163 回答率(B/A)(%) 23.3 地区 西五反田 構成比(%) 6.4 標本数(A)(人) 22,919 回答数(B)(人) 4,919 回答率(B/A)(%) 21.5 地区 大崎 構成比(%) 3.5 標本数(A)(人) 12,469 回答数(B)(人) 3,371 回答率(B/A)(%) 27.0 地区 東大井 構成比(%) 5.7 標本数(A)(人) 20,560 回答数(B)(人) 5,265 回答率(B/A)(%) 25.6 地区 南大井 構成比(%) 6.9 標本数(A)(人) 24,735 回答数(B)(人) 5,576 回答率(B/A)(%) 22.5 地区 勝島  構成比(%) 1.2 標本数(A)(人) 4,268 回答数(B)(人) 992 回答率(B/A)(%) 23.2 地区 大井  構成比(%) 6.9 標本数(A)(人) 24,764 回答数(B)(人) 6,388 回答率(B/A)(%) 25.8 地区 西大井  構成比(%) 4.8 標本数(A)(人) 17,280 回答数(B)(人) 4,206 回答率(B/A)(%) 24.3 地区 小山台  構成比(%) 1.4 標本数(A)(人) 5,001 回答数(B)(人) 1,206 回答率(B/A)(%) 24.1 地区 小山  構成比(%) 5.1 標本数(A)(人) 18,436 回答数(B)(人) 4,067 回答率(B/A)(%) 22.1 地区 荏原 構成比(%) 5.3 標本数(A)(人) 19,008 回答数(B)(人) 4,372 回答率(B/A)(%) 23.0 地区 平塚 構成比(%) 2.5 標本数(A)(人) 8,845 回答数(B)(人) 1,978 回答率(B/A)(%) 22.4 地区 旗の台 構成比(%) 3.9 標本数(A)(人) 13,978  回答数(B)(人) 3,285 回答率(B/A)(%) 23.5 地区 中延 構成比(%) 4.0 標本数(A)(人) 14,216 回答数(B)(人) 3,494 回答率(B/A)(%) 24.6 地区 西中延 構成比(%) 1.8 標本数(A)(人) 6,578 回答数(B)(人) 1,560 回答率(B/A)(%) 23.7 地区 東中延 構成比(%) 1.0 標本数(A)(人) 3,687 回答数(B)(人) 806 回答率(B/A)(%) 21.9 地区 戸越 構成比(%) 4.2 標本数(A)(人) 15,176 回答数(B)(人) 3,535 回答率(B/A)(%) 23.3 地区 豊町 構成比(%) 3.6 標本数(A)(人) 13,039 回答数(B)(人) 3,182 回答率(B/A)(%) 24.4 地区 二葉 構成比(%) 3.0 標本数(A)(人) 10,721 回答数(B)(人) 2,356 回答率(B/A)(%) 22.0 地区 八潮 構成比(%) 2.9 標本数(A)(人) 10,338 回答数(B)(人) 2,651 回答率(B/A)(%) 25.6 地区 無回答 構成比(%) − 標本数(A)(人) − 回答数(B)(人) 774 回答率(B/A)(%) − 【区立小中義務教育学校の児童・生徒向け】 地区 全体 回答数(人) 12,649 地区 品川地区 回答数(人) 3,099 地区 大崎地区 回答数(人) 1,913 地区 大井地区 回答数(人) 3,401 地区 荏原地区 回答数(人) 3,400 地区 八潮地区 回答数(人) 421 地区 その他(品川区外) 回答数(人) 111 地区 無回答 回答数(人) 304 ※「区立小中義務教育学校の児童・生徒向け」は地域ごとの構成比・標本数を集計していないため、地区ごとの回答数のみを掲載 地区内訳1 地区 品川地区 左記地区に包括される町名 北品川、東品川、南品川、西品川、広町 地区 大崎地区 左記地区に包括される町名 上大崎、東五反田、西五反田、大崎 地区 大井地区 左記地区に包括される町名 東大井、南大井、勝島、大井、西大井 地区 荏原地区 左記地区に包括される町名 小山台、小山、荏原、平塚、旗の台、中延、西中延、東中延、戸越、豊町、二葉 地区 八潮地区 左記地区に包括される町名 八潮 地区内訳2(羽田新飛行ルートに関すること) 地区 ルート下近傍地域 左記地区に包括される町名 北品川、東品川、南品川、西品川、広町、上大崎、東五反田、西五反田、大崎、東大井、勝島、大井、八潮 地区 その他地域 左記地区に包括される町名 南大井、西大井、小山台、小山、荏原、平塚、旗の台、中延、西中延、東中延、戸越、豊町、二葉 4 報告書を読む際の留意点 (1) 回答比率(%)は、当該選択肢の回答者数を、各層における回答者の総数(表中の“n”)で除算している。 なお、回答比率(%)は小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで表記している。 (2) 単一回答の設問では、集計表の数値が上記(1)における四捨五入の処理のため、回答比率を合計しても100%にならない場合がある。 また、複数回答の設問では、すべての比率を合計すると100%以上となる。 (3) クロス集計のグラフや表等について、表側(表の左側に配置される項目)となる設問に「無回答」がある場合、これを表示しない。 ただし、全体の件数には含まれるので、表側の各層における件数の合計が、全体の件数と一致しない場合がある。 (4) 「10代」は回答者が少ないため、20代と合算し「10代・20代」と表記している。 (5) 本文やグラフ・集計表上の表記は、紙面の都合上、語句を簡略化している場合がある。 5 母集団との比較 【中学生を除く15歳以上の全区民向け】 (1)性別  (2)年齢 ※内円は母集団の、外円は調査回答者の構成比を表している。 【区立小中義務教育学校の児童・生徒向け】 ※内円は母集団の、外円は調査回答者の構成比を表している。 ※回答項目に「特別支援学級」は設けていないため「特別支援学級」の回答者は1年生回答者〜9年生回答者に含まれる。 6 調査回答者の属性 【中学生を除く15歳以上の全区民向け】(職業)      【区立小中義務教育学校の児童・生徒向け】(学校種別) 7 自由意見の分析について  自由意見(中学生を除く15歳以上の全区民向け:問2(3)・問4・問6、区立小中義務教育学校の児童・生徒向け:6)の回答は、 テキストマイニングツールを活用した分析(以下「テキストマイニング(※)」という)を行い、 大量のテキストデータからその文章に記述されている内容の特徴や傾向を抽出した。   ※「text=文章」+「mining=採掘」という二つの単語からなる言葉で「膨大な文章データの中から必要な情報を抽出して分析する手法」を意味する。 具体的には、文章を文節や単語に分けて、それぞれの出現頻度や相関関係などを集計・分析するという方法。 【テキストマイニングにおける3つの処理】 以下の3つの処理を行うことで、同種の意見をまとめて集計を行った。    1 形態素解析 文章を単語ベースへ分割し、各単語の品詞を割り当て (例)子どもの成長が楽しみ →子ども(名詞)の(助詞)成長(名詞)が(助詞)楽しみ(形容詞)      2 類義語の統一化 類義語辞書を用いて、同じ意味の単語の形式を統一し、1単語とする。 (例)子ども:「子ども」「子供」「こども」等    3 構文解析 形態素解析した文章から主語・述語の係り受け(「主語と述語」等、係る語句と受ける語句の関係)表現を抽出 (例)子どもの成長が楽しみ 子ども の 成長 が 楽しみ →「子ども-成長」「成長-楽しみ」「子ども-楽しみ」を抽出 【テキストマイニングの分析手法】 テキストマイニングで可能な分析手法のうち、以下の手法で分析を行った。 単語頻度解析:文章内において特定の単語が出現する頻度を解析する手法 係り受け頻度解析:文章内に現れる係り受けの頻度を解析する手法。単語間のつながりを抽出するため、単語頻度解析よりも具体的な特徴や傾向を解析 (例)福祉-充実、安心-暮らす、子ども-遊ぶ、緑-多い 等 グルーピング:単語頻度解析・係り受け頻度解析の結果をもとに、同義表現ごとに仕分け(グループ分け)をする手法 特徴表現抽出:属性(年代、地域等)ごとに全体の回答と比較して、その属性だけ割合の高い回答を特徴として抽出する手法 【自由意見の掲載について】 本報告書では、テキストマイニングを行い、係り受け頻度が高かった表現について、一例として自由意見をご紹介しています。 なお、自由意見(個人情報等を除く)を含む全てのアンケート結果は区ホームページおよび「東京都オープンデータカタログサイト」にオープンデータ(※)として掲載いたします。 ※オープンデータ:国、地方公共団体が保有するデータのうち、国民誰もが容易に利用できるよう公開されたデータ