第2回品川区庁舎跡地等活用検討委員会 議事要旨 日時:令和5年11月6日 14:00〜16:00 場所:第一委員会室 出席:27名(委員20名、事務局7名) 傍聴:10名 議事次第 1 開会・挨拶 2 委員長挨拶 3 第一回検討委員会議事要旨の確認 4 説明・審議(一部ワークショップ形式) 5 今後のスケジュール 6 閉会 1. 開会・挨拶 事務局  それでは定刻になりましたので、品川区庁舎跡地等活用検討委員会を開始させていただきます。  皆様には、ご多忙のところご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。 会議入ります前に、本日は記録のため、事務局により写真撮影をさせていただきますので、ご了承をお願いいたします。 次に、委員の皆様には、事前に配布させていただきました会議資料を本日お持ちいただいているかと思いますが、その確認をさせていただきます。 まず、次第と資料一覧がそれぞれ1枚ずつホッチキス止めされたものがあろうかと思います。 そして、右上に資料1と書いてある第1回品川区庁舎跡地等活用検討委員会の議事要旨が1部、資料2と書いてあるA4横の第2回品川区庁舎跡地等活用検討委員会の説明資料一式、合わせて、資料3と書いてある委員名簿、資料4と書いてある委員提案・意見シートを配布してございます。また、参考として机上に席次表を配布しております。 皆様よろしいでしょうか。 それでは次に、事務局からの連絡となりますが、資料3の委員名簿をご覧ください。 前回からの変更がございます。1番下の事務局欄でございますが、上から2人目、 新井副区長になりますが、本年9月23日付で副区長に就任いたしまして、当委員会にも今回から事務局として参加しております。どうぞよろしくお願いいたします。 副区長 新井と申します。よろしくお願いいたします。 事務局 また新井副区長につきましては、公務の都合上、途中で退席させていただきます。ご了承をお願いいたします。 それでは、続きまして、本日傍聴者の方から録音を希望する申し出がございました。品川区庁舎跡地等活用検討委員会の会議の公開に関する取扱要領により、委員長の許可が必要でございます。委員長、いかがでしょうか。 委員長 この委員会の性質上、委員だけで話し合う性質のものではないため、構わないと思いますが、皆様もよろしいでしょうか。 (一同異議なし) それでは、許可させていただきます。 事務局 ありがとうございます。それでは、委員長、議事進行をお願いいたします。 2. 委員長挨拶 委員長 それでは議事進行をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 議事次第の中では、委員長挨拶が始めにございまして、大した挨拶ではございませんがさせていただきます。  本検討委員会も2回目になりまして、私自身も少し緊張が和らいだと思っております。委員の皆様も、今日、本当にお忙しい中ご出席していただきまして、ありがとうございます。前回よりも様々なご意見を伺えると期待しております。  この委員会は、第1回でも説明をしている通りですが、区民のニーズをしっかりと捉えていくことを第一に進めていく趣旨でございます。今回は、本日の資料にもあるかと思いますが、区民向けのワークショップが実施された中間報告が行われるようであります。区民の方々からの多様な意見を参考にして、検討を進めていただければと思います。  また、次第にある通り、本日の我々の審議もワークショップ形式で少し自由に多様に意見を出し合って議論をしようと考えております。是非活発なご議論をお願いいたします。  加えて、前回、区長から庁舎跡地等の活用にあたって、区民ニーズを叶えると共に、庁舎整備にかかる区民負担を軽減するというお話もありました。是非こういった観点も取り入れて、今回以降も議論いただければと思います。  議論にあたり、他の事例も参考にできるよう、本日の資料の中にも他の都市の様々な観点から取捨選択された事例が記載されているため、それについても注意を払い、是非参考にし、議論いただけたらと思います。  本日はこのような内容で進めていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、前回学識委員の内海先生がオンライン参加だったのですが、回線の関係で上手く接続できなかったのですが、本日は対面で参加しております。内海先生から一言、ご挨拶をお願いいたします。 副委員長  内海です。現在は駒澤大学で都市計画、街づくりについて研究しております。前回はフランスに出張していたのですが、停電になってしまいネットワークが落ちてしまったため、残念ながら参加することができませんでした。本日は皆様と一緒に議論ができるということで、楽しみにしております。また、副委員長という大変重い役割を担うことになりまして、微力ではございますができるだけ委員長を支えてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 委員長  内海先生ありがとうございました。 内海先生も大島先生も、これまで色々と一緒に仕事をさせていただいており、特に今回のワークショップのような機会だと大変頼りになる専門家のため、お知恵を借りて進めていければと考えております。また、何より大切なことは、品川に住み、働く皆様のお知恵が、言葉になって出て、活かされるよう、是非学識の先生も上手く活用し、この委員会の任務を全うしていただきたいと思います。それから、本日は傍聴希望の方がいるため、事務局からお願いいたします。 事務局  本日10名の方がお待ちになっております。 委員長  傍聴者は15名以内としており、範囲内のため入っていただいて良いかと思いますが皆様いかがでしょうか。 (一同異議なし)  それでは入ってください。 (傍聴人着席)  傍聴の皆様、お待ちいただきありがとうございます。また、ご関心をもっていただき、ありがとうございます。ご説明は事前にされているかと思いますが、傍聴のルールを守り、議事の進行にご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。  本日は席の形もワークショップ形式にすでになっておりますが、委員会の進め方について事務局からお願いいたします。 事務局  次第4番目の、説明・審議にあたり、一部ワークショップ形式での開催を予定しております。内容については、後ほどご説明をさせていただきますが、ワークショップ形式の都合上座席をグループでまとめて配置をしてございます。前回と座席配置が異なり、大変恐縮ではございますが、ご協力よろしくお願いいたします。また、詳細は、後ほどご説明いたします。 委員長 事務局説明のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。それでは、これからの議事に入ってまいります。 始めに、次第3の第1回検討委員会の議事要旨の確認です。 3. 第一回検討委員会議事要旨の確認 委員長  資料1になりますが、こちらは事前にご確認いただいているかと思いますが、この委員会の性質上なるべく早くHPでの公開をしたいと思っております。委員の皆様、内容についてこちらで問題ないでしょうか。 委員  特に趣旨の変更ではございませんが、P14の一行目の「今よりも良いまちづくりに繋がる思うため」と記載されていますが、「繋がる”と”思うため」に修正いただければと思います。 委員長  ありがとうございます。そのように修正いただければと思うのですが、事務局の皆様大丈夫でしょうか。 事務局  そのように修正いたします。 委員長  他に、修正等はございますでしょうか。 (一同修正なし)  それでは、これで、なるべく早く区のHPでも公開したいと思います。これで、次第3を終わらせていただきます。続きまして、次第4について、事務局から説明お願いいたします。 4.説明・審議(一部ワークショップ形式) 事務局  それでは、お手元の資料に沿ってご説明させていただきます。右上に資料2とございますA4の資料をご覧ください。 (事務局より資料の説明) 委員長  ありがとうございました。P22以降の公有地活用の事例については、この後説明させていただきます。現在本件について、何か決まっており、何かを前提に議論しなければいけないということはございませんので、是非ふるって様々なアイデアをお出しいただければと思います。また、区民対象のワークショップを実施いたしましたが、曜日と時間帯を変え、二回開催することで、なるべく多くの方々に参加いただけるように開催いたしました。このワークショップでは託児サービスを設けたとのことですが、今回は利用者がいなかったとのことです。託児サービスを常に用意することで、子育てをしている方も積極的に区政に参加いただけるため、今回利用者がいなかったとしても無駄なことではなく、今後も託児サービスをぜひ用意していただければと思います。  ここまでで、何かご意見やご質問がある方はいますでしょうか。 委員  前回の区民向けワークショップについて、メンバーの構成についてご説明がありましたが、改めて、グループごとのメンバーの特性や偏り等はあったのでしょうか。全体的な部分でも良いのですが、世代ごとにも違いがあると思うため、その辺りのご説明をいただければと思います。 事務局  ワークショップ全体の年齢構成では、50代70代の方が比較的多くなっておりました。一方で、10代〜40代の方の参加もあり、10代や20代の方は少なかったですが、若い方が偏ることがないよう、各班に配置させていただきました。地区別のバランスについても、お住まいの地域を聞いていたため、可能な限りバランス良く配置し、班構成を決めたところでございます。 委員長  ありがとうございます。年代も居住地区も一応満遍なくご参加いただいたということで、それを反映したというところですが、こちらで回答はよろしいでしょうか。 委員  よく分かりました。ありがとうございます。 副委員長  第1回ワークショップの実施結果と検討委員会との関係を教えていただければと思います。後ほど議論を進めていく上で、出てきた意見を我々はどういった形で参考にし、さらに意見を述べていけば良いかの参考になれば良いと思うため、よろしくお願いいたします。 事務局  事務局からお答えいたします。P40に体系的にお示しさせていただいております。多くの区民に参加いただいたワークショップについて、左側のオレンジ色で囲われた部分に記載しておりますが、どのような印象を持っているか、数十年後どのような場所であってほしいか等、一定程度テーマをおきながらも、区民の皆さんには自由に活発にご意見いただいたところでございます。一方で、後ほど皆様にご議論いただくところは、同じページの赤色で囲われた、活用のテーマや活用にあたって重視する視点等、今後の跡地活用の軸となる部分をお話いただき、詰めていきたいと考えております。活用のテーマや活用にあたって重視する視点といった分かりづらいテーマにはなりますが、P2に、第1回委員会で出た意見の中でも活用のテーマや活用にあたって重視する視点に繋がる意見をお示ししています。区民ワークショップでは資料にあるようなご意見をいただき、一方で、検討委員会では活用のテーマや活用にあたって重視する視点を詰めていくというように、すみ分けて進めていきたいと考えております。 委員長  ありがとうございます。本委員会の性質や全体の品川区の意思決定の中でどういう位置を占めているのか等について、私の理解している中で皆様にお伝えしながら進めているつもりですが、局面ごとに、委員会の位置づけがどうなるか等分かりにくい部分もあるかと思いますので、ご説明いただけたことは大変良かったと思います。そういった点で、分からないことがございましたら、いつでもご質問いただければと思います。  他に、ご質問等はありますでしょうか。 委員  今度の新しい建物の内容と、我々が希望する内容は合致するもの、しないものはあるのでしょうか。  事務局  新庁舎において、今いただいているニーズの中で叶えられそうなものがあるのかという点ですが、例えば交流では、新庁舎の中に地域交流スペース等は計画中のため、区民のニーズを叶えられる部分はあるかと思います。一方で、その他においては、叶えられない部分もありますので、そういった部分はしっかりと機能分担をしながら、相乗効果が出せるように進めていくところでございます。今回は、例えばこれは新庁舎で叶えられるため発言しないということではなく、自由に発言いただければと思います。 委員  はい。分かりました。 委員  初回の委員会でもご指摘させていただきましたが、検討委員会の位置づけ、目的については、私自身が問題意識を持ちながら参加させていただいております。本日もその点について委員長、副委員長からお話がございました。そういった角度から進めていくということになりますと、会議では様々な意見が出るため、それをあえて積極的に集約せず、皆様自由に発言いただき、その一つの基軸としてこの委員会があるのだということ、そして、ワークショップでは資料の通り意見が出ており、これらを並行的に考え進めていくことが今回の目的だとは思っております。ただし、そうは言っても、あまり散発的に議論を展開していくと、何をやっているのか分からなくなってしまう可能性もあるかと思うため、ある意味そういった部分も考えながら検討を行っていくことが重要だと思っております。 また、個別のワークショップで出た意見も記載されていますが、先ほどお話にあったように年齢、地域的なバランス等も配慮しながらワークショップも開催されたということから、そういう意味では幅広く意見が出されているという感想も持ちました。 委員長  ありがとうございました。この委員会も回を進めていくごとにそれなりの方向性も見えてくるかと思うため、それを事務局の方で整理いただくことになろうかと思っているのですが、事務局の方々それで合っておりますでしょうか。 事務局  今回の討議いただく活用のテーマ等は皆様で議論いただき、活用の軸となる部分を検討委員会の中で詰めていきたいと思っております。一方で、導入機能や導入手法の具体的なところについては、その先にあるものだと考えております。本委員会では活用のテーマや重視すべき視点を中心に考えていければ、そのあたりの議論が煮詰まって、大きな方向性も定まっていくのではないかと考えております。 委員長  ありがとうございます。少々時間も押しているため、次に進めればと思うのですがいかかでしょうか。 (一同異議なし)  それでは、次に移らせていただきます。次は、資料の後半の部分、公有地活用の事例について、我々の議論の参考となるよう、色々な角度から事例を集めていただいておりますので、事務局からご説明をお願いいたします。 事務局 (事務局より資料の説明) 委員長  ありがとうございました。情報共有として、この後の議論の参考になればということですが、皆様参考になりましたでしょうか。  公有地を定期借地等の手法により区民負担が軽減できるような形で話が出てくれば良いなと思っているのですが、財政負担の抑制という論点だけではなく、どのように色々な機能を配置していくのかという点についても記載があるため、そちらについてもご確認いただければと思います。こちらに関して、何かご質問等はございますでしょうか。 委員  行政の方または副委員長が都市計画のご専門の方のため、教えていただきたいのですが、私はかねてから公益信託方式といった手法にも関心がありまして、公益信託方式と定期借地権方式、先ほどご紹介いただいた合築方式、これらの良いところ、悪いところをどういう風に評価されているのか教えていただけますと幸いです。 事務局  事業手法については、信託方式や定期借地等様々な手法がある中で、メリット・デメリットの部分は、導入していく民間施設に求めるものや、公共で叶えなければいけないものという観点を整理した後に出てくるものだと考えております。そのため、ここではメリット・デメリットをお示しすることができませんが、一般的には定期借地というものは多く事例もあり競争力があるもの、信託方式では相手が信託会社に限られてくるため、競争力があまり高くないものと他の資料からは拝見しているところでございます。  品川区においては、今後行っていく区民ニーズの把握や市場調査を踏まえて、段階的にお示ししていきたいと考えております。 副委員長  おそらく今ご質問にあった内容をご説明するには、すごく時間が必要になります。ただ、民間事業者に対し競争力をどのように働かせるのかという意味でそれぞれ性質が異なるものであり、元々ある土地の条件によってもどのように選んでいくべきか異なりますので、そういった問題は重要ですが、今はそれ以上に区民の方々がどのようなことを実現したいかが重要となっております。それも条件に踏まえた上で、それぞれの制度を有効に活用していければ良いと思っております。区からご説明があった通り、今後それぞれの手法の性格というものをこの土地に合わせて整理してくださると思うため、その点で今回は割愛し、議論していただければと思います。お答えにならなくて申し訳ございません。 委員  分かりました。私自身も勉強させていただきますし、また区からの情報提供も期待したいと思っております。 委員長  ありがとうございます。資料P40に示しているように、我々の主たる目的は活用のテーマや重視する視点となるため、どういう機能を盛り込みたいかによって手法も変わってくるのかとは思います。ただ、そういった視点もどこかになければ、活用の仕方も考えづらいため、頭の中に入れておきます。 副委員長  今の事例の紹介の中で、本日の議論に役に立つと思った点が、整理の表に記載のある活用のテーマと活用コンセプトという点です。本日議論する活用のテーマをどのような議論をすれば良いかイメージが難しいかと思いますが、ここに記載のあることを参考にできるのではないかと、説明を聞いて思いました。 委員長  ありがとうございます。そこを注目すると、本日の議論も進めやすいかと思います。他に質問がなければ、本日のメインであるグループ討議に進めさせていただければと思うのですが、よろしいでしょうか。 (一同異議なし)  では、グループ討議に移らせていただきます。私は、できる限り皆様にご発言いただきたく、今回このようなワークショップ形式をとらせていただきました。では、事務局からやり方を説明いただきます。 事務局  これからグループ討議となりますが、先ほどご紹介した第1回ワークショップの実施結果や公有地活用の事例等も参考にし、活用によって何を叶えたいか、何に留意するかをご議論いただければと思います。いただきましたご意見は、事務局の方で整理し、本委員会で取りまとめていく活用のテーマ、活用にあたって重視する視点に反映してまいりたいと思っております。  P40をご覧ください。先程の説明と重複いたしますが、こちらは本日の討議テーマと今後検討する事項との関係性を整理したものとなっております。ワークショップやアンケートの結果を踏まえまして、活用のテーマや活用にあたって重視する視点を本日ご議論していただきたいと思っております。  区民参加のワークショップは、テーマ設定をしますが、参加者の皆様に自由に活発にご意見をいただくものでございます。当委員会では、ワークショップの実施結果等も踏まえながら、活用のテーマや活用にあたって重視する視点を議論し、深めていきたいと思っております。具体的な施策や取組、そこにいたる活用コンセプトは、当委員会で導き出される活用のテーマ、重視する視点を踏まえながら、段階的に検討を図ってまいりたいと思っております。  ご議論いただく活用のテーマは、先ほど副委員長からもお話ありましたが、事例の部分を参考にしていただけたら幸いです。また、P2の前回いただいているご意見にもそういった視点をお示ししているため、それらを参考にしながらご議論いただければと思っております。  P41に、具体的な進め方を記載しております。こちらはあくまで一例として記載しているため、班の皆様に進め方はお任せしていますが、参考のため時間は事務局からお伝えさせていただきます。  委員長、副委員長は、各班の席に移っていただいてもよろしいでしょうか。 (委員長、副委員長着席)  それでは、30分間のグループ討議を始めさせていただきます。 (グループ討議) 委員長  それでは、まだ話し終わっていないグループもあるかとは思いますが、時間になりましたのでグループ討議を終えたいと思います。活発なご意見がでているようで、大変良かったと思います。  事務局から冒頭説明があったように、なかなかまとめづらいかもしれませんが、それぞれのグループで出た意見を発表いただければと思います。 委員 私たちのグループは、色々な意見が出たのですが、意外と、同じテーマに収斂されていくような流れでお話がどんどん進んでいきました。  1つは、やはり大井町に住んでらっしゃる方からの、ホールが少し足りないという意見です。きゅりあんはありますが、きゅりあんだけでは足りないため、様々な音楽交流や、コンサート会場のようなものとして使えるもの、そういったものがあればいいなという話が出ました。  また、世代間交流についても活発に促せるようなものが欲しいという意見も出ました。検討が進んでいく中で、シェアできる農園や、コミュニティカフェのような、様々な方々が交流し、話し合いができるような、そういう集まれる場っていうものについてもあった方がいいのではないかというお話が出ました。  加えて、防災についても、やはりこの下神明エリアは少し火事の面でも危ないエリアですので、そういった面でヘリポートやしながわ中央公園だけでなく、物資を置くような場所や、そもそも人が集まれるような、避難できるような新しい災害対策のような場所も必要なのではないかというお話も出ました。  さらに、こういったお話の中で、やはり、事業収支を考えていくとなかなか具体化できないということで、今回それについてあまり考えておりません。ただ、そこについても、公共でやるのではなく、民間の力をある程度バランスを取りながら入れていき、恒常的にメンテナンスできるしくみを作っていく方がより現実的なのではないかという話も出ました。  最後に、1つすごく面白かったのが、今、我々はどうしても、30年、40年というスパンで考え、70年ぐらいもつ大きな建物、施設を考えてしまいますが、木造のような形で20年、30年という短いスパンで取り壊し、また新しいものを作るという、例えば神社のような建物の作り方というものも、ある意味未来志向でいいのではないかという話です。  また、やはり観光ということを考えますと、この大井町の歴史にも少し目を向け、しっかりそのあたりもトレースした方が面白いのではないかというお話もありました。 委員長  ありがとうございました。それでは、次のグループお願いいたします。 委員  楽しませていただくことがメインとなり、まとまりがつかず、発散の部分がメインとなったことが正直なところです。委員の皆様には思いがそれぞれあり、その意見を共有できたことで、今後も議論を行いやすくなった点が良かったと思っております。  議論の中身としては、二つ大きなまとまりがあり、一つ目は、子どもという視点です。子どもたちの集まれる場というだけでなく、練習する場といった、日常の中で子どもたちが集まれる場、楽しめる場があると良いのではないかというものです。  二つ目は、暮らしの場としてのエリアという、区の中枢の機能だけでなく、この地域に住んでいる方にとっても大事なところという意味では、回遊性という話とは逆で、疲れた際に休めるような空間も必要だという話が出ました。屋外のベンチ等に近所の高齢者の方が集まることを通じて、対面することを可能としている側面もあるようなので、そういう機能も残せたら良いと思っております。その結果、色々整備されていく機能も大事な一方で、ごちゃごちゃしていても良いのではないかということも大事な意見として出ました。  せっかくたくさんの意見を出していただいていたのですが、全部共有しきれないうちに時間切れになりましたが、以上となります。 委員長  ありがとうございます。いただいたご意見を全て、事務局の方で記録、分析し、次回に出していきますので、今発表して自分の意見が出てこないのではないかという風に不安に思われる必要はありません。 では、最後の3つ目のグループの発表をお願いいたします。 委員  私たちのグループの進め方としては、まず付箋で自由に発散させ、その後共有をしながら似たようなワード、キーワードでまとめていった結果、ある程度グルーピングされたというところになります。  まとめますと、私たちのグループの大テーマとしては、誇りやSDGsというものとなりました。グルーピングしたキーワードとしては、シビックプライド、品川区民としてのプライドや、品川らしい歴史や文化の話、さらには、緑や、子ども、遊べる・楽しい、教育、ワークショップといったキーワードが出てきました。  少し整理をすると、誇りやSDGsを実現する上で、ハード面では、緑等、箱物的な視点も大事ですが、ソフト面では、教育、教育の中でも具体的にワークショップみたいなものがお金をかけずに、民間と一緒になり運営ができると良いのではないかといった話が長時間かけて盛り上がりました。具体的には、先生がパリに行かれたお話も伺いながら、NPO法人等が、そういったワークショップ等を自発的に運営することで、毎日違うテーマのワークショップが同じ場所で開かれる。それは、子どもの教育にも良く、また子どもだけではなく、高齢者の方にとっても、幅広い世代の方たちがそこで 1日中楽しめるものができると、1日中品川区内で過ごせて楽しいといった意見が出ました。それらをどうやってお金をかけずに実現できるのかといった点や、区民の方たちもお金をかけずに品川区内で楽しめるといいのではないかといった点で議論が盛り上がりました。  さらに、もう少しだけ補足をすると、品川らしさとは何かといった話や、文化や歴史も継承する必要があるといった話、後はスポーツの話も面白かったです。つい先日、阪神が優勝した中で大阪の方たちはすごく盛り上がっていたことを背景に、品川区民としてもスポーツを盛り上げられると良いといった意見等が出ました。私たちのグループは以上です。 委員長  ありがとうございました。上手く言えないのですが、3つのグループ、それぞれ多様な感じがある一方で、ある種の方向性とまではいかなくても、一つの大きな土俵の上でまとまっているような感覚を持ちました。  また、ワークショップをやってやはり良かったと感じております。すごく、活発な雰囲気になれたと思いますので、どうもありがとうございました。お疲れ様でございました。  本日出た全ての意見をしっかりと拾い、事務局の方に分析をしていただき、今後の議論に活かしていくという風にしてまいりますので、皆様もそういうまとめを今後、会議資料として目にすることになると思います。回が進むにつれ、こういった趣旨だったという深掘り等、どんどん議論を積み上げていくという風にしていただけるかと思います。本日は大変良かったと思います。  続きまして、資料4をご覧いただけますでしょうか。1枚のA4の紙となりますが、品川区庁舎跡地等活用検討委員会委員提案意見シートという、本日言い足りなかった意見や、書いておかなければ忘れてしまうようなことについてお書きいただくものとなっております。電子データでの提出も可能になるため、事務局に提出いただけますと幸いです。次回の委員会までは時間があるため、本日の内容についてご意見をお書きいただければと思います。こちらは、11月末までを目途に、お書きいただいた委員は事務局にご提出いただければということです。よろしくお願いいたします。  それでは、次第5、今後のスケジュールに移らせていただきます。事務局からお願いいたします。 5.今後のスケジュール 事務局  今後のスケジュールについて、事務局の方からお伝えをさせていただきます。こちら、メモのご準備をお願いいたします。 第3回の検討委員会につきましては、資料中、12月頃と記載してございましたが、少し遅れまして、年明け1月12日金曜日午後2時からといたします。繰り返しますが、1月12日金曜日の午後2時からを予定してございます。 年始の時期で皆様、お忙しいところ大変恐縮でございますけれども、ご予定の確保をお願いいたします。会場につきましては、現在調整中となってございます。 こちら決まりましたら、資料等含め、別途、皆様に共有させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 委員長  どうもありがとうございました。次回は、以前記載されていたものから少しずれるため、皆様ご承知おきいただければと思います。  以上で、全ての議事が終了となりますが、今のスケジュールについて、あるいはそれ以外で何かご質問がある方はいますでしょうか。 委員  私の構想に、MEWFSプロジェクトというものがありまして、医療、教育、スポーツ等の複合施設を作りたいとずっと考えております。本日は、その資料を持ってきたため、是非皆様に一度見てもらえればと思います。よろしくお願いいたします。 委員長  現在事務局から配っておりますが参考資料としてご一読ください。  他に、ご意見はございますでしょうか。 委員  品川区は様々な跡地を抱えているかと思います。具体的には、旧荏原四中等もどういった形で整備するのか、委員会等を設置し、検討されているかと思います。この場において直接的な関係はないのかもしれませんが、都市計画的に様々なことを考えますと、他の跡地における方針や検討状況といったものも、我々の議論において有効になるかと思うため、言える範囲で教えていただけないでしょうか。 事務局  旧荏原四中含め、区内に跡地はいくつかある中で、庁内需要や地域のニーズ等をしっかりと確認しながら進めているところでございます。旧荏原四中跡地についても、庁舎跡地についても、それぞれの跡地で必要なニーズを全体で確認しながら進めさせていただいているところでございまして、その進捗があればご報告させていただきます。  今後も、皆様のお声を聞きながら検討を進めていきたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。 委員長  他に、ご意見・ご質問はありますでしょうか。 (一同質問なし)  それでは、議事はこれで終わりとなりますが、副委員長から何か補足やまとめはありますでしょうか。 6.閉会 副委員長  本日の時間はワークショップ形式のアイデアを出した者としては、とても嬉しく思っております。このような会議に何度か出ていると、せっかく繰り返し会議に参加していても、お互いにあまり話したことがないまま解散してしまうこともあるかと思いますが、本日のような機会をきっかけに、集まる前から、また解散してからも話が続いていき、そこから良いアイデアも出てくれば良いと思っております。そんな機会に本日がなったならば、今後の進行が楽しみです。感想ですが、以上となります。 委員長  ありがとうございました。 副委員長  初めて参加させていただきましたが、本日ワークショップという形式で、区民の皆様とお話しできたことは、本当に意義のあることだと思っております。  それぞれ出てきた内容も拝見させていただきましたが、とても貴重な意見だったと思っております。たくさんの意見は出ておりますが、やはりここに住んでらっしゃるからだと思いますが、一つの大きな流れができているのだと感じました。何度か議論を重ねていくと、品川らしさ、この地区らしさが見えてくると思うため、区はそれを見逃さずしっかりと施設に反映していただければと思っております。ありがとうございました。 委員長  ありがとうございました。これで、会議を閉会とさせていただきたいと思います。傍聴の皆様、委員の皆様、お疲れ様でした。どうもありがとうございました。 以上