資料4 第2章 サービス見込量および確保の方策(案) ■サービス見込量の設定について 各種手帳所持者数、サービス利用実績等の基礎データに基づき、幾何平均を用いて算出した自然体推計をもとに、アンケート調査における利用者ニーズ等を踏まえ修正を加えて、サービス見込量を設定しました。 1.障害福祉サービス 障害福祉サービスは、障害者総合支援法に基づく、自立支援給付対象のサービスです。 区は、過去のサービス利用実績および今後の障害者のニーズ等に基づき、令和6(2023)年度から令和8(2026)年度までの各年度の障害福祉サービスの見込量を設定し、サービス量の確保に努めます。 かっこ1 訪問系サービス ■サービス種別・内容 居宅介護:居宅において、入浴、排せつおよび食事等の介護、調理、洗濯および掃除等の家事ならびに生活等に関する相談および助言、その他の生活全般にわたる援助を行います。 重度訪問介護:重度の肢体不自由者、その他の障害者で常に介護を必要とする人に、居宅において、入浴、排せつおよび食事等の介護、調理、洗濯および掃除等の家事ならびに生活等に関する相談および助言、その他の生活全般にわたる援助ならびに外出時における移動中の介護を総合的に行います。 同行援護:視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害のある人に、外出時において同行し、移動に必要な情報を提供するとともに、移動の援護、排せつおよび食事等の介護、その他必要な援助を行います。 行動援護:障害者が行動する際に生じ得る危険を回避するために必要な援護、外出時における移動中の介護、排せつおよび食事等の介護、その他行動する際に必要な援助を行います。 重度障害者等包括支援:重度障害者に対し、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、生活介護、短期入所、共同生活援助、自立訓練、就労移行支援及び就労継続支援を包括的に提供します。 (P3) ■サービス実績および見込量 ・居宅介護 実績:令和3年度は、月間利用者数168、月間利用時間数3,105、令和4年度は、月間利用者数180、月間利用時間数3,343、令和5年度は、月間利用者数196、月間利用時間数3,343 見込量:令和6年度は、月間利用者数204、月間利用時間数3,672、令和7年度は、月間利用者数216、月間利用時間数3,888、令和8年度は、月間利用者数228、月間利用時間数4,104 ・重度訪問介護 実績:令和3年度は、月間利用者数31、月間利用時間数4,393、令和4年度は、月間利用者数31、月間利用時間数4,475、令和5年度は、月間利用者数34、月間利用時間数6,282 見込量:令和6年度は、月間利用者数35、月間利用時間数5,355、令和7年度は、月間利用者数36、月間利用時間数5,508、令和8年度は、月間利用者数37、月間利用時間数5,661 ・同行援護 実績:令和3年度は、月間利用者数79、月間利用時間数1,742、令和4年度は、月間利用者数82、月間利用時間数1,915、令和5年度は、月間利用者数87、月間利用時間数2,077 見込量:令和6年度は、月間利用者数90、月間利用時間数2,070、令和7年度は、月間利用者数94、月間利用時間数2,162、令和8年度は、月間利用者数98、月間利用時間数2,254 ・行動援護 実績:令和3年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0、令和4年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0、令和5年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0 見込量:令和6年度は、月間利用者数1、月間利用時間数86、令和7年度は、月間利用者数1、月間利用時間数86、令和8年度は、月間利用者数1、月間利用時間数86 ・重度障害者等包括支援 実績:令和3年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0、令和4年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0、令和5年度は、月間利用者数0、月間利用時間数0 見込量:令和6年度は、月間利用者数1、月間利用時間数730、令和7年度は、月間利用者数1、月間利用時間数730、令和8年度は、月間利用者数1、月間利用時間数730 ・計 実績:令和3年度は、月間利用者数278、月間利用時間数9240、令和4年度は、月間利用者数293、月間利用時間数9,733、令和5年度は、月間利用者数317、月間利用時間数11,799 見込量:令和6年度は、月間利用者数331、月間利用時間数11,913、令和7年度は、月間利用者数348、月間利用時間数12,374、令和8年度は、月間利用者数365、月間利用時間数12,835 (注)実績・見込量は3月末までの月平均値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 ■見込量確保のための方策 〇ヘルパー不足は全国的な課題となっています。区ではサービス量の確保のため、訪問系サービス事業所の誘致に取り組みます。 〇区では、同行援護従業者(ガイドヘルパー)養成研修、知的障害者(児)移動支援従事者養成研修等を開催し、へルパー育成に取り組んでいきます。 (P3~4) かっこ2 日中活動系サービス ■サービス種別・内容 生活介護:常時介護を必要とする人に、主に日中に障害者支援施設等で行われる入浴、排せつ、食事等の介護、創作活動または生産活動の機会の提供等のサービスを提供します。 自立訓練(機能訓練):身体機能・生活能力の維持・向上等の支援が必要な身体障害者に対し、身体機能のリハビリテーション、歩行やコミュニケーション、家事等の訓練、日常生活上の相談支援、就労移行支援事業所等の関係サービス機関との連絡調整等の支援を行います。 自立訓練(生活訓練):生活能力の維持・向上等の支援が必要な知的障害者・精神障害者に対し、食事や家事等の日常生活能力を向上するため、日常生活上の相談支援、就労移行支援事業所等の関係機関との連絡調整等の支援を行います。 就労移行支援:一般就労を希望する障害者に、定められた期間、生産活動その他活動の機会を通して、一般就労に必要な知識および能力の向上のために必要な訓練等を提供します。 就労継続支援(A型・B型):就労継続支援A型(雇用型)は、一般就労が困難な人に対して、雇用契約に基づく就労の機会を提供します。また、一般就労に必要な知識および能力の向上を図る支援を行います。 就労継続支援B型(非雇用型)は、一般就労が困難な人や一定年齢に達している人に対して、就労や生産活動等の機会を提供し、知識・能力の向上・維持を図る支援を行います。 就労定着支援:就労移行支援等の利用を経て一般就労に移行し、就労に伴う環境変化により生活面の課題が生じている障害者を対象として、企業や関係機関との連絡調整やそれに伴う課題解決に向けて必要な支援を行います。 就労選択支援:就労を希望する障害者に対して、就労・障害福祉サービスを利用する前にアセスメント等を実施し、適切な就労・障害福祉サービスを利用できるようにサービス等の選択に係る支援を行います。 療養介護:病院等への長期入院による医療的ケアを要する障害児者で、常時介護を要する人に対し、主に病院等で行われる機能訓練、療養上の管理、看護、医学的管理の下での介護や日常生活上のサービスを提供します。 短期入所(福祉型・医療型):介護を行う人の疾病、事故、出産等の理由により、障害児者を一時的に居宅において介護できなくなったときに、施設等への短期間の入所により、入浴、排せつおよび食事の介護その他の必要な援助を行います。 (P5) ■サービス実績および見込量 ・生活介護 実績:令和3年度は、月間利用者数490、月間利用日数10,023、令和4年度は、月間利用者数502、月間利用日数10,011、令和5年度は、月間利用者数494、月間利用日数9,888 見込量:令和6年度は、月間利用者数522、月間利用日数9,918、令和7年度は、月間利用者数532、月間利用日数10,108、令和8年度は、月間利用者数542、月間利用日数10,298 ・自立訓練(機能訓練) 実績:令和3年度は、月間利用者数6、月間利用日数62、令和4年度は、月間利用者数12、月間利用日数126、令和5年度は、月間利用者数16、月間利用日数175 見込量:令和6年度は、月間利用者数18、月間利用日数198、令和7年度は、月間利用者数20、月間利用日数220、令和8年度は、月間利用者数22、月間利用日数242 ・自立訓練(生活訓練) 実績:令和3年度は、月間利用者数28、月間利用日数392、令和4年度は、月間利用者数35、月間利用日数500、令和5年度は、月間利用者数38、月間利用日数789 見込量:令和6年度は、月間利用者数45、月間利用日数765、令和7年度は、月間利用者数50、月間利用日数850、令和8年度は、月間利用者数55、月間利用日数935 ・就労移行支援 実績:令和3年度は、月間利用者数122、月間利用日数2,038、令和4年度は、月間利用者数128、月間利用日数2,287、令和5年度は、月間利用者数129、月間利用日数数2,426 見込量:令和6年度は、月間利用者数136、月間利用日数2,448、令和7年度は、月間利用者数140、月間利用日数2,520、令和8年度は、月間利用者数144、月間利用日数2,592 ・就労継続支援(A型) 実績:令和3年度は、月間利用者数67、月間利用日数1,255、令和4年度は、月間利用者数65、月間利用時間数1,206、令和5年度は、月間利用者数66、月間利用日数1,315 見込量:令和6年度は、月間利用者数66、月間利用日数1,254、令和7年度は、月間利用者数67、月間利用日数1,273、令和8年度は、月間利用者数68、月間利用日数1,292 ・就労継続支援(B型) 実績:令和3年度は、月間利用者数374、月間利用日数5,919、令和4年度は、月間利用者数378、月間利用日数6,124、令和5年度は、月間利用者数388、月間利用日数6,378 見込量:令和6年度は、月間利用者数393、月間利用日数6,288、令和7年度は、月間利用者数398、月間利用日数6,288、令和8年度は、月間利用者数403、月間利用日数6,448 ・就労定着支援 実績:令和3年度なし、令和4年度なし、令和5年度なし 見込量:令和6年度から令和8年度は未定 ・就労定着支援 実績:令和3年度は、月間利用者数55、令和4年度は、月間利用者数59、令和5年度は、月間利用者数57 見込量:令和6年度は、月間利用者数71、令和7年度月間利用者数77、令和8年度は、月間利用者数83 ・療養介護 実績:令和3年度は、月間利用者数30、令和4年度は、月間利用者数32、令和5年度は、月間利用者数32 見込量:令和6年度は、月間利用者数34、令和7年度は、月間利用者数35、令和8年度は、月間利用者数36 ・短期入所(福祉型) 実績:令和3年度は、月間利用者数87、月間利用日数841、令和4年度は、月間利用者数97、月間利用日数610、令和5年度は、月間利用者数105、月間利用日数866 見込量:令和6年度は、月間利用者数105、月間利用日数840、令和7年度は、月間利用者数106、月間利用日数848、令和8年度は、月間利用者数107、月間利用日数856 ・短期入所(医療型) 実績:令和3年度は、月間利用者数8、月間利用日数52、令和4年度は、月間利用者数4、月間利用日数21、令和5年度は、月間利用者数4、月間利用日数25 見込量:令和6年度は、月間利用者数5、月間利用日数30、令和7年度は、月間利用者数6、月間利用日数36、令和8年度は、月間利用者数7、月間利用日数42 (注)実績・見込量は3月末までの月平均値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 ■見込量確保のための方策 〇障害者の高齢化・重度化への対応、特別支援学校等卒業生の通所先確保のため、小山台二丁目の財務省小山台住宅等跡地、八潮五丁目の重症心身障害者通所事業所(ピッコロ)の移転拡張の整備により、生活介護の定員を拡大します。 〇就労継続支援B型は定員割れの事業所もあり、現時点でのサービス確保はできています。今後、障害者の高齢化・重度化にともない送迎を必要とする利用者が増えていく可能性があり、利用者ニーズ等を注視していきます。 〇「品川区立出石つばさの家(令和6(2024)年度開設予定)」に短期入所を設置し、緊急時の預かりやレスパイト支援の充実を図ります。 〇サービスの質の向上を図るとともに、サービスを安定的に提供できるように、事業所に対して人材育成・定着に向けた支援や福祉サービス第三者評価受審の促進に取り組みます。 (P6) かっこ3 居住系サービス ■サービス種別・内容 自立生活援助:障害者支援施設やグループホーム等から一人暮らしへの移行を希望する知的障害者や精神障害者等を対象として、本人の意思を尊重した地域生活を支援するために、一定の期間にわたり定期的な巡回訪問や随時の対応により、障害者の理解力、生活力等を補う観点から適時のタイミングで適切な支援を行います。 共同生活援助(障害者グループホーム):障害者に対して、主に共同生活を営む住居において、世話人等が日常生活上の援助や相談・助言を行います。 施設入所支援:障害者支援施設において、生活介護または自立訓練、就労移行支援、就労継続支援の対象者に対し、主に夜間において、入浴、排せつ、食事等の介護を提供します。 ■サービス実績および見込量 ・自立生活援助 実績:令和3年度は、月間利用者数0、令和4年度は、月間利用者数、令和5年度は、月間利用者数1(内、精神障害者数1) 見込量:令和6年度は、月間利用者数6(内、精神障害者4)、令和7年度は、月間利用者数9(内、精神障害者6)、令和8年度は、月間利用者数12(内、精神障害者8) ・共同生活援助 実績:令和3年度は、月間利用者数246(内、精神障害者94)、令和4年度は、月間利用者数258(内、精神障害者108)、令和5年度は、月間利用者数270(内、精神障害者数99) 見込量:令和6年度は、月間利用者数317(内、精神障害者123)、令和7年度は、月間利用者数340(内、精神障害者132)、令和8年度は、月間利用者数371(内、精神障害者144) ・施設入所支援 実績:令和3年度は、月間利用者数269、令和4年度は、月間利用者数275、令和5年度は、月間利用者数272 見込量:令和6年度は、月間利用者数271、令和7年度は、月間利用者数271、令和8年度は、月間利用者数271 (注)実績・見込量は3月末までの月平均値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 ■見込量確保のための方策 〇自立生活援助は令和5(2023)年4月に区内事業所が開設されました。地域移行の要となるサービスであるため、利用者および相談支援事業所等にサービスの周知を図り、利用を促進します。 〇障害者が住み慣れた地域で暮らし続けられるようにするため、整備費や運営費の一部を補助し、民間事業者による障害者グループホームの開設を促進します。 〇「品川区立出石つばさの家(令和6(2024)年度開設予定)」、「(仮称)小山7丁目障害者グループホーム(令和7(2025)年度開設予定)」などの障害者グループホームを整備して、障害のある人の地域での生活拠点を確保します。 〇施設入所支援は、個々の利用者ニーズを考慮しつつ、前期計画で成果目標に設定した令和5(2023)年度末の施設入所者数271人を超えないことを目標とします。 (P7) かっこ4 相談支援 ■サービス種別・内容 計画相談支援:障害者が障害福祉サービスや地域相談支援を利用するために、サービス等利用計画を作成します。この計画案を勘案して支給決定を受けることができます。(注、図表5)その後、一定期間ごとに支給決定されたサービスの利用状況を検証し(モニタリング)、サービス等利用計画の見直しを行います。 (注)図表5「障害福祉サービス等の支給決定プロセス」 1)申請・受付 2)障害支援区分認定 3)利用計画案作成 4)支給決定 5)サービス担当者会議 6)決定時の利用計画 7)サービス利用 8)決定後の利用計画計画 地域移行支援:障害者支援施設等に入所している人、または精神科病院に入院している精神障害者が、地域での生活に移行するため、居住の場の確保等の支援を行います。 地域定着支援:入所施設や精神科病院から退所・退院した人や、家族との同居から一人暮らしに移行した人、地域生活が不安定な人などが安定した地域生活を送るため、常時の連絡体制を確保し、障害の特性に起因して生じた緊急事態において相談、緊急訪問、緊急対応等を行います。 (P8) ■サービス実績および見込量 ・計画相談支援 実績:令和3年度は、年間利用者数4,187、令和4年度は、年間利用者数4,748、令和5年度は、年間利用者数2,143 見込量:令和6年度は、年間利用者数5,650、令和7年度は、年間利用者数6,101、令和8年度は、年間利用者数6,552 ・地域移行支援 実績:令和3年度は、月間利用者数4(内、精神障害者4)、令和4年度は、月間利用者数1(内、精神障害者1)、令和5年度は、月間利用者数1(内、精神障害者数1) 見込量:令和6年度は、月間利用者数6(内、精神障害者4)、令和7年度は、月間利用者数9(内、精神障害者6)、令和8年度は、月間利用者数12(内、精神障害者8) ・地域定着支援 実績:令和3年度は、月間利用者数0、令和4年度は、月間利用者数1(内、精神障害者1)、令和5年度は、月間利用者数0 見込量:令和6年度は、月間利用者数4(内、精神障害者3)、令和7年度は、月間利用者数6(内、精神障害者4)、令和8年度は、月間利用者数8(内、精神障害者5) (注1)実績・見込量は3月末までの月平均値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 (注2)「計画相談支援」の実績・見込量は年間の累計値 ■見込量確保のための方策 〇区は、相談支援事業所に対する運営費助成を実施し、事業所数の増加に務めた結果、相談支援件数は大幅に増加しました。今後は、モニタリング等の充実を図るため、相談支援事業所に対して、相談支援専門員の増員を働きかけていきます。 〇「福祉カレッジ(品川介護福祉専門学校)」で障害者ケアマネジメント講座等を開催し、相談支援専門員のケアマネジメント能力の向上を図ります。 〇地域移行支援、地域定着支援は施設入所者等の地域移行の要となるサービスであるため、事業所誘致に取り組みます。 (P9) 2.児童福祉法に基づく障害児支援 障害児通所支援、障害児相談支援および障害児入所支援は、児童福祉法に基づく障害児通所給付等の対象となるサービスです。 区は、過去のサービス利用実績および今後の障害児のニーズ等に基づき、令和6(2024)年度から令和8(2026)年度までの各年度の障害児通所支援、障害児相談支援および障害児入所支援の見込量を設定し、サービス量の確保に努めます。 かっこ1 障害児通所支援 ■サービス種別・内容 児童発達支援:療育の観点から集団療育および個別療育を行う必要があると認められる未就学の障害児を対象として、日常生活における基本的な動作の指導や、知識技術の付与、集団生活への適応訓練、その他必要な支援を行います。 医療型児童発達支援:肢体不自由児等重度で理学療法等の機能訓練が必要、または医療管理下での支援が必要な未就学の障害児を対象に、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練等を行うとともに、身体状況により治療を行います。 放課後等デイサービス:就学している障害児を対象として、授業の終了後、または休校日に、生活能力向上のために必要な訓練、社会との交流の促進、その他必要な支援を行います。 保育所等訪問支援:専門スタッフが保育園、幼稚園、小学校等を訪問し、障害児が障害児以外の児童との集団生活に適応することができるよう、障害児の身体および精神の状況ならびにその置かれている環境に応じて、障害児本人および訪問先のスタッフに適切かつ効果的な支援を行います。 居宅訪問型児童発達支援:重度の障害等により、外出することが著しく困難な障害児の居宅を訪問し、日常生活における基本的な動作の指導、知識技術の付与、その他必要な支援を行います。 (P10) ・児童発達支援 実績:令和3年度は、月間利用者数594、月間利用日数3,422、令和4年度は、月間利用者数691、月間利用日数4,067、令和5年度は、月間利用者数698、月間利用日数数4,205 見込量:令和6年度は、月間利用者数762、月間利用日数4,572、令和7年度は、月間利用者数826、月間利用日数4,956、令和8年度は、月間利用者数890、月間利用日数5,340 ・医療型児童発達支援 実績:令和3年度は、月間利用者9、月間利用日数60、令和4年度は、月間利用者数8、月間利用日数52、令和5年度は、月間利用者数7、月間利用日数数47 見込量:令和6年度は、月間利用者数10、月間利用日数60、令和7年度は、月間利用者数11、月間利用日数66、令和8年度は、月間利用者数12、月間利用日数72 ・放課後等デイサービス 実績:令和3年度は、月間利用者数605、月間利用日数3,657、令和4年度は、月間利用者数777、月間利用日数4,369、令和5年度は、月間利用者数881、月間利用日数数5,063 見込量:令和6年度は、月間利用者数1,011、月間利用日数6,066、令和7年度は、月間利用者数1,128、月間利用日数6,768、令和8年度は、月間利用者数1,245、月間利用日数7,470 ・保育所等訪問支援 実績:令和3年度は、月間利用者29、月間利用日数50、令和4年度は、月間利用者数43、月間利用日数76、令和5年度は、月間利用者数51、月間利用日数91 見込量:令和6年度は、月間利用者数67、月間利用日数134、令和7年度は、月間利用者数79、月間利用日数158、令和8年度は、月間利用者数91、月間利用日数182 ・居宅訪問型児童発達支援 実績:令和3年度は、月間利用者2、月間利用日数11、令和4年度は、月間利用者数1、月間利用日数11、令和5年度は、月間利用者数2、月間利用日数11 見込量:令和6年度は、月間利用者数2、月間利用日数18、令和7年度は、月間利用者数3、月間利用日数27、令和8年度は、月間利用者数4、月間利用日数36 (注)実績・見込量は3月末までの月平均値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 ■見込量確保のための方策 〇放課後等デイサービスなどの障害児通所支援事業所の整備は徐々に進んできましたが、利用者ニーズには十分に応えられていません。十分なサービス提供体制を確保するため、引き続き、事業所誘致に取り組みます。 〇重症心身障害児向けの児童発達支援事業所および放課後等デイサービス事業所については、運営費を助成し事業所誘致を図ります。 〇障害児通所支援事業所に第三者評価受審の必要経費を助成することで受審を促して、サービスの質の向上を図ります。 かっこ2 障害児入所支援 ■サービス種別・内容 障害児入所支援(医療型・福祉型):障害児入所施設において、食事、入浴、排せつなどの身体介護や、日常生活を送るうえで必要な技能訓練、知識の習得などの支援を行います。医療型は、上記に加え、医学的な治療や看護を行います。 (P11) ■サービスの実績および見込量 ・福祉型障害児入所施設 実績:令和3年度から令和5年度は実績なし 見込量:令和6年度は、月間利用者数10、令和7年度は、月間利用者数10、令和8年度は、月間利用者数10 ・医療型障害児入所施設 実績:令和3年度から令和5年度は実績なし 見込量:令和6年度は、月間利用者数3、令和7年度は、月間利用者数3、令和8年度は、月間利用者数3 (注1)見込量は3月末までの月平均値 (注2)児童相談所設置市移行に伴い、令和6年10月から東京都より事務移管 (注3)令和5年度までの句の実績なし ■見込量確保のための方策 〇関連機関と連携し、サービス利用が必要な児童を把握し、適切な支援の確保を図ります。 かっこ3 相談支援 ■サービス種別・内容 障害児相談支援:障害児が障害児通所支援(児童発達支援、放課後等デイサービス等)を利用するために、障害児支援利用計画を作成します。その後、一定期間ごとにモニタリングを行う等の支援を行います。 ■サービス実績および見込量 ・障害児相談支援 実績:令和3年度は、年間利用者数2,439、令和4年度は、年間利用者数3,001、令和5年度は、年間利用者数1,468 見込量:令和6年度は、年間利用者数4,027、令和7年度は、年間利用者数4,540、令和8年度は、年間利用者数5,053 (注)実績・見込量は年間の累計値、ただし令和5年度は4月~8月の平均値 ■見込量確保のための方策 〇区は、相談支援事業所に対する運営費助成を実施し、事業所数の増加に務めた結果、相談支援件数は大幅に増加してきました。 今後は、さらにモニタリング等の充実を図るため、相談支援事業所に対して、相談支援専門員の増員を働きかけていきます。 〇新たに整備する「戸越地区児童発達支援センター(令和7(2025)年度開設予定)」に障害児相談支援事業所を開設し、障害児計画相談の充実を図ります。 (P12) 3.地域生活支援事業 地域生活支援事業は、障害者総合支援法に基づき、市区町村や都道府県が主体となって、地域の特性や障害者の状況に応じた柔軟な事業形態による事業を効率的かつ効果的に実施する事業です。 地域生活支援事業には、法定必須事業と、任意事業である東京都の基準において実施する福祉サービスおよび区が独自で基準を定めて実施する福祉サービスがあります。 区は、過去のサービス利用実績および今後の障害児者のニーズ等に基づき、令和6(2024)年度から令和8(2026)年度までの各年度の地域生活支援事業の見込量を設定し、その確保に努めます。 かっこ1 必須事業 ■事業名・内容 理解促進研修啓発事業:障害者が日常生活および社会生活を営む上で生じる社会的障壁をなくすために、障害者への理解を深めるための啓発事業等を通じて、地域住民への働きかけを行い、共生社会の実現を目指します。 (イベント名) ・障害者週間記念のつどい:障害者が日常生活および社会生活を営む上で生じる社会的障壁をなくすために、障害者への理解を深めるための啓発事業等を通じて、地域住民への働きかけを行い、共生社会の実現を目指します。 ・ふくしまつり:障害児者とその家族が区内の施設、ボランティア団体と共に区民との交流、親睦を図ることおよび、区民の障害者への理解を深めることを目的とし、インクルージョン(地域社会への参加・包容)を基本としたまちづくりに向けて毎年実施しています。 障害者相談支援事業:障害者の自立した日常生活および社会生活を支えるため、障害のある人自身、その家族その他障害者の介護を行う人からの相談に応じ、障害福祉サービスの利用についての相談や必要な情報の提供等を行います。 (P13) 成年後見制度利用支援事業:障害者の権利擁護の視点から、成年後見等開始審判を受けた障害者で、成年後見人等および監督人への報酬の支払いが困難な人に当該費用の一部または全部を助成します。 成年後見制度法人後見支援事業:障害者の権利擁護の視点から、成年後見制度における後見等の業務を適正に行うことができる法人を確保し、法人後見の活動を支援する事業です。 意思疎通支援事業(手話通訳派遣事業、要約筆記者派遣事業、手話通訳者設置事業):聴覚、言語・音声機能その他の障害のため、意思疎通を図ることに支障がある障害者に手話通訳、要約筆記の方法により、意思疎通の円滑化を図ります。区に手話通訳者を設置することで、来庁者との意思疎通の円滑化を図ります。 日常生活用具給付等事業:重度障害のある人等に対し、自立生活支援用具等の日常生活用具の給付を行います 手話奉仕員養成研修事業:聴覚障害のある人との交流活動の促進、区の広報活動等の支援者として期待される手話奉仕員(日常会話程度の手話表現技術を取得した者)の養成研修を行います。 移動支援事業:屋外活動が困難な人に対して、外出のための支援を行うことで地域における自立生活および社会参加の促進を図ります。 地域活動支援センター:創作的活動、生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等を図るとともに、日常生活に必要な支援を行います。区内には現在3カ所の地域活動支援センターがあります。 (P14) ■サービス実績および見込量 ・理解促進研修・啓発事業 実施の有無 実績:令和3年度は有、令和4年度は有、令和5年度は有 見込量:令和6年度は有、令和7年度は有、令和8年度は有 ・障害者相談支援事業 かっこ1 地域拠点相談支援センター 設置数 実績:令和3年度は、5、令和4年度は、5、令和5年度は、5 見込量:令和6年度は、5、令和7年度は、5、令和8年度は、5 かっこ2 基幹相談支援センター 設置の有無 実績:令和3年度は有、令和4年度は有、令和5年度は有 見込量:令和6年度は有、令和7年度は有、令和8年度は有 かっこ3 基幹相談支援センター等機能強化事業 実施の有無 実績:令和3年度は有、令和4年度は有、令和5年度は有 見込量:令和6年度は有、令和7年度は有、令和8年度は有 ・成年後見制度利用支援事業 年間利用者数 実績:令和3年度は、3、令和4年度は、9、令和5年度は、4 見込量:令和6年度は、5、令和7年度は、6、令和8年度は、7 ・成年後見制度法人後見支援事業 実施の有無 実績:令和3年度は有、令和4年度は有、令和5年度は有 見込量:令和6年度は有、令和7年度は有、令和8年度は有 ・意思疎通支援事業 かっこ1 手話通訳者派遣事業 年間派遣件数 実績:令和3年度は、1,071、令和4年度は、1,103、令和5年度は、444 見込量:令和6年度は、1,135、令和7年度は、1,167、令和8年度は、1,199 かっこ2 要約筆記者派遣事業 年間派遣件数 実績:令和3年度は、25、令和4年度は、29、令和5年度は、20 見込量:令和6年度は、31、令和7年度は、32、令和8年度は、33 かっこ3 手話通訳者設置事業 実施の有無 実績:令和3年度は有、令和4年度は有、令和5年度は有 見込量:令和6年度は有、令和7年度は有、令和8年度は有 ・日常生活用具給付等事業 年間利用件数 実績:令和3年度は、5,768、令和4年度は、5,779、令和5年度は、604 見込量:令和6年度は、5,965、令和7年度は、6,136、令和8年度は、6,307 かっこ1 介護・訓練支援用具 年間利用件数 実績:令和3年度は、13、令和4年度は、20、令和5年度は、3 見込量:令和6年度は、24、令和7年度は、26、令和8年度は、28 かっこ2 自立生活支援用具 年間利用件数 実績:令和3年度は、48、令和4年度は、53、令和5年度は、15 見込量:令和6年度は、59、令和7年度は、62、令和8年度は、65 かっこ3 在宅療養等支援用具 実績:令和3年度は、44、令和4年度は、54、令和5年度は、15 見込量:令和6年度は、62、令和7年度は、66、令和8年度は、70 かっこ4 情報・意思疎通支援用具 実績:令和3年度は、69、令和4年度は、73、令和5年度は、19 見込量:令和6年度は、83、令和7年度は、88、令和8年度は、93 かっこ5 排泄管理支援用具 実績:令和3年度は、5,592、令和4年度は、5,575、令和5年度は、550 見込量:令和6年度は、5,732、令和7年度は、5,889、令和8年度は、6,046 かっこ6 居宅生活動作補助用具(住宅改善費) 実績:令和3年度は、2、令和4年度は、4、令和5年度は、2 見込量:令和6年度は、5、令和7年度は、5、令和8年度は、5 ・手話奉仕員養成研修事業 年間修了者数 実績:令和3年度は、7、令和4年度は、8、令和5年度は、5 見込量:令和6年度は、9、令和7年度は、10、令和8年度は、11 ・移動支援事業 ○年間利用者数 実績:令和3年度は、750、令和4年度は、1,383、令和5年度は、630 見込量:令和6年度は、1,417、令和7年度は、1,434、令和8年度は、1,451 ○年間利用時間 実績:令和3年度は、13,090、令和4年度は、15,187、令和5年度は、6,669 見込量:令和6年度は、17,004、令和7年度は、17,208、令和8年度は、17,412 ・地域活動支援センター ○設置数 実績:令和3年度は、3、令和4年度は、3、令和5年度は、3 見込量:令和6年度は、3、令和7年度は、3、令和8年度は、3 ○年間利用者数 実績:令和3年度は、6,310、令和4年度は、5,957、令和5年度は、2,972 見込量:令和6年度は、5,734、令和7年度は、5,734、令和8年度は、5,734 注意 実績・見込量は年間累計値。ただし、令和5年度は4月~8月の累計値。 (P15) ■見込量確保のための方策 〇各種イベントの開催を通じて、障害への理解や地域交流を促進し、地域におけるインクルージョンを推進します。 〇日常生活用具給付等事業については、技術進歩による機能向上や利用者ニーズを踏まえて、用具の品目、対象者などの見直しを適切に行っていきます。 〇手話通訳者や意思疎通が困難な人を支援するため、手話通訳等の養成研修を開催し、人材育成に努め、障害がある人のコミュニケーション確保と社会参加を進めます。 〇地域活動支援センターについては、区立障害児者総合支援施設「ぐるっぽ」等での創作活動及び地域交流を充実して、利用促進を図ります。 かっこ2 任意事業 ■事業名・内容 巡回入浴サービス事業:障害者の健康保持と家庭の負担軽減を図るため、入浴が困難な在宅の重度心身障害児者に巡回入浴車を派遣しています。 日中一時支援事業:特別支援学校等に通学する障害児を介護している家族の就労を支える預かりや一時的休息のため、放課後や夏休みなど長期休暇中の活動の場を提供します。 障害者世帯ハウスクリーニング事業:障害者の世帯の衛生と健康保持を図るため、本人または家族によるハウスクリーニング(大掃除)が困難な世帯に、日常の清掃では手の及ばない箇所の清掃を実施しています。 住宅設備改善費給付事業:身体障害者の住宅を改造することにより、本人や介護者の負担の軽減を図ります。 障害者救急代理通報システム:障害者の世帯に、救急代理通報システムを設置し、急病等の事態における安全確保を図ります。 自動車運転免許取得助成:障害者が自動車運転免許を取得する際、運転教習料の一部を補助することで、障害者の生活の利便および生活圏の拡大を図ります。 自動車改造経費助成:上肢、下肢または体幹機能障害のある身体障害者手帳1・2級の人が、就労等に伴い自動車を取得し、自ら運転するために改造を必要とする場合、改造経費の一部を助成します。 (P16) ■サービス実績および見込量 ・巡回入浴サービス事業 年間利用件数 実績:令和3年度は、1,439、令和4年度は、1,491、令和5年度は、651 見込量:令和6年度は、1,567、令和7年度は、1,605、令和8年度は、1,643 ・日中一時支援事業 年間利用者数 実績:令和3年度は、6,110、令和4年度は、6,634、令和5年度は、2,874 見込量:令和6年度は、7,356、令和7年度は、7,717、令和8年度は、8,078 ・障害者世帯ハウスクリーニング事業 年間利用件数 実績:令和3年度は、52、令和4年度は、46、令和5年度は、19 見込量:令和6年度は、46、令和7年度は、46、令和8年度は、46 ・住宅設備改善費給付事業 年間利用戸数 実績:令和3年度は、2、令和4年度は、4、令和5年度は、0 見込量:令和6年度は、5、令和7年度は、6、令和8年度は、7 ・障害者救急代理通報システム 年間利用戸数 実績:令和3年度は、62、令和4年度は、61、令和5年度は、68 見込量:令和6年度は、71、令和7年度は、74、令和8年度は、77 ・自動車運転免許取得助成 年間利用者数 実績:令和3年度は、6、令和4年度は、3、令和5年度は、2 見込量:令和6年度は、6、令和7年度は、6、令和8年度は、6 ・自動車改造経費助成 年間利用者数 実績:令和3年度は、4、令和4年度は、1、令和5年度は、0 見込量:令和6年度は、4、令和7年度は、4、令和8年度は、4 注意 実績・見込量は年間累計値。ただし、令和5年度は4月~8月の累計値。 ■見込量確保のための方策 〇障害のある人の日常生活や社会生活の支えるため、各種サービスの提供を継続していきます。