品川区新総合庁舎整備都市計画概要説明会における主な質疑応答 開催日:令和6年4月12日(金)     令和6年4月13日(土) ◆新庁舎の計画について、 ・新庁舎には現在外部に置かれている部署が転入・統合するのか。  基本的には現庁舎にある機能を移転する計画ですが、保健センター機能の一部を集約します。 ・将来的にDX推進によって庁舎需要が減った場合、空いた床を貸し出すなどの活用を考えているのか。  現時点では考えておりません。基本的には庁舎機能のみの前提で計画しています。 ・どのような前提条件で建物規模を設定しているのか。  基本的に現庁舎機能を移転する前提で必要面積を算定しています。 ・新庁舎の耐用年数はどれくらいか。  検討段階であるため、現段階で具体的な数字はお示し出来ません。 ・概算事業費が、基本構想では約400億円であったものが約560億円に増えたとのことだが、発注時期を踏まえた今後の見込みは。  概算事業費の増加は昨今の市況の高騰によるもので、現時点で将来予測は難しいと考えています。  令和7年の発注に向け今後も検討を継続し、適宜区民の皆様に情報提供しながら進めていきます。 ・概算事業費は、現庁舎跡地の整備費も含んだ金額なのか。  現庁舎跡地の整備内容については現在検討中であり、その整備費は新庁舎整備の概算事業費には含まれておりません。 ◆環境配慮について、 ・みどりの整備についてはどのように考えているか。  緑化については関係基準を満たして計画しており、より充実したみどり整備については引き続き検討していきます。 ・CO2を削減する緑を計画しているか。  緑化についてはCO2吸収効果も含めて検討しています。地上や屋上にも可能な限りみどりとオープンスペースを計画しています。 ・風環境の対策はどのように考えているのか。  歩道沿いには植栽を設け、防風対策を行っております。 ・自然エネルギー活用について、太陽光パネル設置など、新技術の利用も検討して欲しい。  太陽光パネル活用の他、吹抜による自然採光や自然換気なども検討しています。 ◆工事について、 ・工事中の、隣接街区との工事車両の輻輳についてはどう考えているのか。  工事中の車両動線については、隣接する地区と調整を図りながら工事を進める予定です。 ・現庁舎解体時のアスベスト処理についてどのように考えているか。  解体工事に際しては関係法令や基準を順守します。 ◆周辺環境について、 ・今回の開発により、人の流れが(周辺商店街を経由せず)全て新庁舎側に移ってしまうのではないか。  広町地区と周辺市街地をつなぐ歩行者専用通路を複数整備することで、周辺地区にもにぎわいを波及させる計画としています。 ・視覚障害者や車椅子使用者はどういう経路で大井町駅から新庁舎まで行くことになるのか。  バリアフリー経路としては、大井町駅改札口から歩行者デッキを通って新庁舎まで行くことができます。  歩行者デッキの幅員は約6〜17mであり、新庁舎エントランスまでは6m以上の幅員を確保しています。 ◆現庁舎跡地について、 ・現庁舎跡地の計画はどうなっているのか。  令和5年度から庁舎跡地等活用委員会を設置し、区民の皆様のニーズ把握を行っています。  現時点では具体的な計画は決まっておりません。 ◆区民への周知等について、 ・区民の声を広く聞く機会を設けてほしい。  本日のご意見を参考に、区民の皆様のお声を聞く機会を検討します。 ・今日出た意見はこれからの計画に反映されるのか。  本日頂いたご意見は、区としても受け止め、必要なものを反映させて頂き、引き続き設計段階に活かすよう検討します。