第5回品川区庁舎跡地等活用検討委員会 議事要旨 日時:令和6年 6月13 日 14:00〜16:00 場所:品川区役所議会棟6階第一委員会室 出席:23名(委員16名、事務局7名) 傍聴:12 名 議事次第 1 開会 2 委員長挨拶 3 第4回検討委員会議事要旨の確認 4 説明 5 区長挨拶 6 閉会 1. 開会・挨拶 事務局 それでは定刻になりましたので、第5回品川区庁舎跡地等活用検討委員会を開始させていただきます。  皆様には、ご多忙のところご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。 会議に入ります前に、本日は記録のため、事務局により写真撮影をさせていただきますので、ご了承をお願いいたします。 次に、委員の皆様には、事前に配布させていただきました会議資料を本日お持ちいただいているかと思いますが、その確認をさせていただきます。 まず、次第と資料一覧がそれぞれ1枚ずつホッチキス留めされたものがあろうかと思います。 そして、右上に資料1と書いてある第4回品川区庁舎跡地等活用検討委員会の議事要旨が1部、資料2-1と書いてあるA4横の第5回品川区庁舎跡地等活用検討委員会の説明資料、合わせて、資料2−2と書いてある検討報告書(案)の概要版、資料2−3と書いてある検討報告書(案)、資料3と書いてある委員名簿を配布してございます。また、参考として机上に席次表を配布しております。 皆様不足等ございませんでしょうか。 (一同異議なし) それでは、続きまして、本日傍聴者の方から録音と撮影を希望する申し出がございました。品川区庁舎跡地等活用検討委員会の会議の公開に関する取扱要領により、委員長の許可が必要でございます。委員長、いかがでしょうか。 委員長 この委員会の性質上、秘密を要する内容はなく、委員だけで話し合う性質のものではないため、構わないと思いますので許可したいと思いますが、皆様もよろしいでしょうか。 (一同異議なし) ありがとうございます。それでは、許可させていただきます。 事務局 ありがととうございます。会議に支障のない範囲で席を離れず撮影・録音をいただくようにお願いいたします。また委員に変更がございます。前回までは区政協力委員会協議会代表として金子様にご出席いただいておりましたが、今年度より同協議会の代表に大八木様がご就任されましたので、本委員会の委員についても大八木様に変更となりました。本日はご都合によりご欠席のご連絡をいただいております。また、事務局側におきましても今回より堀越副区長、品川広町事業担当部長が参加しております。詳しくは資料3の委員名簿をご覧ください。なお本日の委員の欠席につきましては、大八木委員のほか大島副委員長、高橋委員、田原委員の計4名から事前にご連絡をいただいております。事務局の中道都市開発課長はWebにて参加しております。それでは、委員長、議事進行をお願いいたします。 2. 委員長挨拶 委員長 それでは議事進行をさせていただきます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。まず委員の皆様におかれましてはご多忙のところお集まりいただきありがとうございます。いつものように、これまでの振り返りも含めましてごあいさつさせていただきたいと思います。 今回が最終回でございますけれども、前回の第4回委員会では新庁舎の基本設計における中間報告の内容、そして区民アンケートの実施結果について、事務局から報告をいただきました。それを受けまして活用の基本的考え方が更新されておりますので、それについて議論をいただきました。それから導入機能の整理の考え方として、過去の委員会で出てきた意見を5つの活用テーマ別に分類・整理したものを提示していただきました。本委員会では区民のニーズをしっかりととらえていくことを第一としてまいりました。具体的にどこをどう使ってということを議論する前段階で、区民アンケートの結果を受けて区民の皆様が現庁舎跡地やその周辺に何を求めていらっしゃるかを一定程度確認できたかと思います。活用の基本的考え方の案の更新といたしまして、区民アンケート結果や我々の議論をふまえて、活用にあたり重視する視点に災害対応に関する項目を前面に出すという区民のニーズを反映した更新がなされました。 本日は最終回ということで、事務局からは本委員会終了後における庁舎跡地等にかかる今後の進め方、あるいはこれまで委員会で検討してきた内容をまとめた報告書(案)が提示されるとうかがっております。当委員会では区民のニーズを把握することを第一に進めてまいりましたけれども、これまでの議論、アンケート調査、市場調査によってこういうものがまとまってきた、というものを我々委員会としても責任をもって、このような結論が出たということをしっかりと確認していただきたいと思っています。第1回からこの委員会にご参加いただいて建設的なご意見をいただき活発に議論していただいたことに改めて感謝申し上げます。本日も自由に議論をしていただいて、最終的な報告書(案)についてもご確認をいただきたいと思います。この委員会はそもそも基本的な性質として、どんなニーズがあってどんな機能を盛り込みたいかを建設的に議論することを目的としてきまして、その点を皆さんにご理解いただいて、よい議論ができたことにお礼を申し上げます。以上でご挨拶とさせていただきます。 本日の傍聴希望者については、12名ということで事務局よりうかがっております。会議の公開に関する取扱要領では、傍聴者は15名以内としており、その範囲内のため入っていただいて良いかと思いますが、皆様いかがでしょうか。 (一同異議なし) それではお入りいただきたいと思います。 傍聴者の皆様、本委員会にご関心を持っていただきありがとうございます。傍聴時のルールに従って進行へのご協力をお願いいたします。 3. 第4回検討委員会議事要旨の確認 委員長 それでは次の議事へ移ります。「3.第4回検討委員会議事要旨の確認」ということで、事前に送付された資料の中に含まれておりますが、ご確認いただいた中で何か修正を要する点などございますでしょうか。 (一同異議なし) では、ないようであれば、これで確認されたものとして区のホームページで公開いたします。前回議事録の確認は以上といたします。 また、今回の委員会議事要旨は、このように委員会の場で確認するということが最終回につきできませんので、事務局より各委員に確認を差し上げたのち、委員長が最終確認ということで一任いただきたいと思います。よろしいでしょうか。 (一同異議なし) ありがとうございます。ではそのようにさせていただきます。 4. 説明 委員長 では続きまして説明資料に参りたいと思います。資料2-1に基づいて事務局からご説明をお願いいたします。 事務局 (事務局より資料の説明) 委員長 事務局、ありがとうございました。まず資料2−1ですけれども、都市公園関係の内容をまとめていただきました。これは我々が前回委員会で要望した内容にお答えいただいた形かと思います。大変勉強になりました。資料2−3の報告書(案)は、第1章が報告書の位置づけの整理で、第2章に我々の議論をまとめてくださっています。そのあとの資料編については、これまでお示しいただけていなかったアンケート調査の調査票や区外の方の意見を追記していただいたというところでした。 まずはこちらの報告書(案)等について皆様からご意見をいただきまして、委員会全体のご意見やご感想については別途最後に1人1人おうかがいしたいと思います。区長がお見えになったら一時議事を中断させていただくこともあるかと思います。 ではここまでの議事に関連して資料2−1から2−3までについてご質問、ご意見はございますでしょうか。 委員 この委員会自体が1年前に発足しまして、これまでの議論の中で委員が自由に活発に議論を重ねてくることで委員会を進めてくることができたと思います。そうした意味で、今回このような形で委員会を運営してこられた事務局に感謝申し上げます。今後のことになりますが、スケジュールで示されている通り進んでいくということで、経済情勢や国際情勢によっては左右されるかもしれませんが、順当にいけばこのような形になるのだろうと思います。それにしても資料2−3の今後の進め方が重要になると思いますが、私は委員会開始当初から土地の活用方式について強い関心を持っておりました。土地活用方式の手法については委員会でもご紹介いただきましたけれども、現時点ではさらに一段踏み込んだ検討はされているのでしょうか。 事務局 これまでの検討委員会の中では区民ニーズの把握に努めてまいりましたので、具体的な事業手法はこれから検討する段階でございます。活用計画の策定のプロセスの中で検討してまいりたいと思います。 委員 そのような流れになるのかと思いますが、具体的な事業手法につきましては、どのような跡地事業を策定するのかに関わってくると思います。そのあたりの検討作業を具体的に考える場について、庁内での議論の進め方をどのように考えているか。 事務局 今回、官民連携事業を想定している中で、民間事業者の方にもご意見をうかがいながら、どのような形で民間と公共の役割分担をしていくのか、といったところを関連部局と調整しながら進めてまいります。準備期間を経て、活用計画の中で今、おっしゃっていたところについても具体に検討してまいりたいと思います。 委員長 具体的な事業手法は現段階ではまだ白紙なのだと思いますので、ご理解いただければと思います。もう少し具体的な検討をする場が立ち上がって、どのような姿になるか私にもわかりませんけれども、仮に公募委員制の委員会が発足することもあるかもしれません。その際にはまた引き続きご関心を寄せていただければと思います。 委員 今、委員長からご発言があったような具体的な手法について、策定するにあたって新たな委員会が立ち上がるのか、もしくは庁内で議論されて担当部署で検討が進められていくのか、区議会の中で小委員会的なものがつくられるのか、そのあたりはいかがでしょうか。 事務局 活用計画策定に着手していくというお話をさせていただきましたが、その中では活用計画の策定委員会を設置いたしまして、その中で議論をしていくというところと、当然区議会にも適切に報告を差し上げながら進めてまいりたいと考えております。委員の構成はまだ検討の段階でございますので、今のところ決まっていることはございません。 委員長 ほかにいかがでしょうか。 委員 資料2−2の3.導入機能の整理を拝見すると非常に素晴らしいものができるのだなと思いますけれども、これがすべて実現するスペースはないわけですから、今後優先順位が決まっていき、その結果落ちていくものもあると思います。私はスポーツ関係から代表しておりますから残ってほしいなとは思いますが、それはやむを得ないことだと理解していますので、もしこの機能は難しいというのが判明した時点で、早めに関連団体に相談をいただきたいということを提案させていただきます。 事務局 今ご指摘いただきました資料2−2のところでは非常にたくさんの機能が挙がっておりまして、ご指摘の通り跡地だけですべての機能をかなえていくのは難しいということは我々も認識しております。それも含めまして、資料の4.今後の進め方の中央の図にお示しした通り、周辺のエリアと連携しながらしっかりと役割を連携・分担しながらどういった機能を跡地等で担っていくのかを今後検討してまいります。その検討の過程では、先ほど申し上げた通り、段階的に情報を発信してまいりますけれども、今お話がありました具体の団体に対してどういった形で情報発信できるのかというところにつきましては、今後検討させていただければと思います。 委員長 ほかにいかがでしょうか。副委員長、いかがでしょうか。 副委員長 皆さんのご関心が高いのが、やはり今後どのような形で検討が進められていくのか、その中で今回の委員会での議論の内容がどのように反映されるのか、それから具体的なものがどのように決まっていくのか、といったところだと思います。私としては3点注意していただきたいことがございます。まずは、具体的な内容を検討していくために今後立ち上がる計画策定委員会については、どのような形で何を決めていくのかが今後決まっていくのだと思いますが、皆さんも関心を持ち続けていただければと思います。2つ目は、土地の活用方法が具体的に決まっていくのは事業者選定に関わる段階ではないかと思いますが、事業者選定がどのような形でなされるのかというところも非常に重要だと思いますので、ご関心を寄せていただければと思います。3点目は、議員の方々は区民の皆さんの代弁者ですので、議会でどのように議論されていくのか、どのような判断がされていくのかが非常に重要だと思いますので、皆様注視しながら見守っていただければと思います。 事務局 今お話しいただいたように具体の内容の検討につきましては計画の策定委員会を設置してまいりますけれども、適切に区民への情報発信をしていくというところと、区民の方からもご意見をいただきながら議論を深めてまいりたいと思います。また、区民への情報発信や区民からご意見をいただく場につきましては、計画を策定する場面ですとか事業者を選定する場面ですとか、ポイントポイントもございますので、機を逃さずに努めてまいりたいと思います。 委員長 ありがとうございました。今の副委員長のご発言は事務局へのメッセージ以上に委員の皆様方へのご助言・お願いだったと思います。是非品川区の将来にご関心を寄せ続けていただければと思います。区役所も上手に情報発信していっていただければと思います。ほかにご発言ございますか。特にないようですので、今日ご説明いただいた資料2−3報告書(案)に関しましては、本委員会としては異論がないということだと思います。今後は細かな修正など発生するかと思いますが、それにつきましては、委員会が今日で最後ですので、委員長に一任いただきたいと思いますがよろしいでしょうか。 (一同異議なし) ありがとうございます。ではそのようにさせていただきます。 委員長 議事は以上となります。最後に委員の皆様にお一人ずつ本委員会にご参加されての感想や思いを述べていただければと思います。 委員 まずはこの検討委員に選んでいただきありがとうございました。全5回の委員会で有意義な議論が積み重ねられたと思います。ここまで関わらせていただいたということでやはり先ほどからの話題にも挙がっておりました通り、これからの流れが気になるところです。こういった会が開かれること自体、品川区は非常に先進的だと感じているところですが、せっかくなのでやはり最後まで我々が挙げた案やイメージが、もちろんすべて実現されるということは難しいと思いますので、どういった流れでどういった業者に伝わってどのように実現されていくのか、もしくは何が取捨選択されていくのかのプロセスを可視化していただけるといいなと思います。ありがとうございました。 委員 このような委員会メンバーに入れていただきありがとうございました。タイムリーなことに、私はまさに跡地の近くに居住しておりますので、地域の皆様も非常に跡地がどうなるかに関心を持っておりました。そうした方々の疑問に少しずつお答えすることができてありがたかったと思っております。これからも、今後どうなっていくかということに関心を持ちまして、引き続き地域の皆様にお伝えできたらと思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 委員 こうした跡地利用は今後長い間出てこないと思いますので、品川区を代表する施設をつくっていただきたいと思います。昨今はスポーツといいましても大型スポーツだけでなく、ボッチャやモルックといった気軽にできる、お年寄りから子どもまでできるものが流行っておりまして、今後何年後どういったスペースが流行っていくかはわかりませんが、体育館だけではなく複合施設でも構わないと思いますので、そうした施設をつくっていただきたいです。よろしくお願いいたします。 委員 私は品川区の事業で子育て交流サロンに携わり11年くらいになりますけれども、変わりゆく時代とともに子どもたちをめぐる環境もめまぐるしく変化しております。特に最近は子どもたちや親にとって何が大事なのだろうか、と迷うことが多くなりました。でもこの委員会を通じて、子どもたちのアンケートでもにぎわいや憩いの場を希望されていることがわかりました。まだまだこれから品川区は発展していくと思いますけれども、ぜひ思いの通った施設を実現していただきたいと思います。ありがとうございました。 委員 第1回から一学生としてまちづくりの一端に関われることは非常に貴重な経験で光栄に思います。私は生まれも育ちも品川区で、積極的にまちの開発を知ろうとしているのでこうして携われておりますが、両親や友人は区の動きをあまり知らずに日々過ごしている状況です。それでも風情であったりとかいろいろなものが品川区を動かす原動力になっていると思うので、そうした関心のない人にも自然と情報が入ってくるような情報発信を期待します。 委員 私は前回2回ほどお休みさせていただきましたが、今後楽しいまちになっていくのだろうということが資料からうかがい知ることができました。これから施設が出来上がっていく中で、商店街や町会といったところと、この事業がどのように関わっていくのか、というところも検討いただいて、新たな展開が期待されるところです。ありがとうございました。 委員 このような委員会に参加させていただきありがとうございました。私は普段子育て支援の事務局で勤務しておりますが、子どもだけの問題、高齢者だけの問題ではなく、色々な問題が複合的に絡み合っているのだと感じます。人とのつながりを感じられる場というのが求められていると感じますので、本施設も区民のつながりができる施設になるとよいと思っております。 委員 これまでの5回の委員会で色々な意見をうかがうことができまして、結果的にどのような形で反映されていくのか、どのように活用されていくのか楽しみだなと思ってうかがっていました。 委員 先ほども発言させていただきましたが、こちらの検討委員会は1年間実施をしてまいりまして、それに先立つ新庁舎整備の基本構想等に関連する委員会でも自身の考えなど思う存分発言させていただき、達成感もあります。そして今日、本委員会の最終回を迎えることができました。委員長並びに事務局のご尽力に改めて感謝したいと思います。今後が大変重要になると思います。その流れの中でも区民の皆さんにも意見を聞く機会があるということで、世の中はハラスメントについても話題になることがありますが、区民の意見を聞かれる際にも苦情と思わず、区民からの厳しいご意見も受け止めていただいて検討を進めていただければと思います。区役所はある意味区民の中でも弱い立場の人間の思いをすくい上げる場所としてありますので、職員の皆様もそのような想いをもって対応していただければと思います。これから我々委員も色々な形でこれまでの経緯を踏まえながらどういった形で進んでいくのか関心を持っていたいと思いますので、折に触れて段階段階で検討の様子を開示していただければと思います。ありがとうございました。 委員 1年間ありがとうございました。委員会を通して色々な勉強させていただきました。特に厳しい経済状況の中で区民の皆様からはにぎわいや憩いの場、学びの場が求められていると実感しました。しかし残念ながらこれらは収益を生むものではありません。ですから、広義な意味で公共の施設や公共の福祉をだれが負担するのかという課題に直面していると思います。これからどんどん税収も不足していく中で、我々は品川区民として、また日本人としてこの国をどうしていくのか。21世紀の哲学、成長と脱成長の話というのがありますが、今回品川区がこれだけ区民の側に立ってこういった委員会を行い、今後、跡地の問題を単に民間事業者に移管するだけとしないこの跡地の利用が我々日本人としての1つの試金石になると思います。少し大げさな言い方をしましたが感想でございます。ありがとうございました。 委員 1年間ありがとうございました。私は62年間大井町で商売をしておりまして、最近は毎日まちがざわついています。というのも、どこに行っても広町地区の再開発の話で、やっと盛り上がってきたなと、皆さん関心を寄せている状況です。先ほど他の委員もおっしゃったように、これから事業者選定からガラス張りで可視化していただくことを一番に切にお願いしたいことだと思います。そしてそれをリリースして密に住民に届くようにしていただきたいと思います。それから周辺の再開発と乖離したようなものにならないよう、協調性があり、未来永劫、世界に誇れる品川区になるような施設をつくっていただきたいと思います。 委員 1年間多方面で活躍されて品川区に貢献なさっている方々とこのような場でご一緒させていただきましてありがとうございました。区内で音楽活動をしている身としましては、きゅりあんの大ホール・小ホールはありますけれど、文化活動の練習場所という点では、荏原地域や五反田地域はかなり豊富に場所がございますが、この周辺は中小企業センターに頼る状況です。きゅりあんの中ですとかなり小さいスペースを借りることはできますが、大ホールを使用される方が優先されるので基本的にはきゅりあんの中には練習スペースはほとんどありません。今回の跡地等の検討では中小企業センターも検討範囲に入っているとうかがいました。中小企業センターは大井町地域の中心的な練習施設となっていましたので、代替施設が必要になるという視点も逃さず区民アンケート等からの区民ニーズを拾い上げて文化豊かな品川区になって欲しいと思います。皆様からのお話もありましたが、一過性のものが増え、人と人が直接ふれあいスモールステップを積み上げて、人と人とがつながり学び育てあげる場が削られていっていると実感していますので、そうした学び、つながりの場はなんとかして守って確保していただきたいという思いがあります。ありがとうございました。 委員 1年間お世話になりました。これ以前の区庁舎の建替え検討から委員として参画しておりまして、非常に丁寧なプロセスを踏んでいることに敬意を表します。こうした一連の流れの中で、JR開発や庁舎、跡地・公園等と連携して考えることをうたっていますが、ZEBやコスト条件といった制約条件も付いてきてしまうと思います。しかし、それを第一に考えてしまって区民ニーズが後回しにされては意味がないので、ある程度距離をとって考えていただいた方が良いと感じます。 それから産業振興もぜひお願いしたいところです。もう1つの大きな論点として子育てのお話もありましたが、国家予算の50%以上は福祉・介護ですから、産業構造もそうした流れを反映するものになっていますので、まったく別の話ではなくにぎわいなどそういったものも含めて実は産業振興にもつながるのだということで、検討を進めていただきたいと思いますし、随時わかるように透明性をもってやっていただきたいと思います。 委員 こちらに参加させていただき意見を述べさせていただいた、貴重な時間をありがとうございました。これからたくさんの機能が入った建物ができると思いますが、施設に魂を入れるのは私たち区民ですので、ぜひこれからも注目して、団体関係者の方々にも注目していただく努力を私たちも致しますし、先ほどガラス張りというご発言もありましたが、情報の透明化をお願いしたいと思います。できてしまってから建て替えや修正は難しいと思いますので、建てる段階でバリアフリーの目線など当事者となる私たち関連団体等の意見もぜひ聞いていただきたいです。1年間大変勉強になりました。ありがとうございました。 副委員長 それぞれ皆様からいただいたご意見が非常に的確であったのと、その意見の中に区に対する思いが込められており、大変学ぶところが大きかったと思います。日本の都市計画・都市開発を見てみますと、その大きな問題として早い段階から住民の方の意見を聞き入れる仕組みが少ないことが挙げられます。そうした点で品川区ではかなり早い構想の段階からこう言った形での場が設けられて熱心に議論が行われ、非常に先駆的であったと感じております。こういった取り組みがぜひ跡地利用に活かされる形で進んでいくといいと期待します。2点ほどお願いをいたしましてメッセージに替えさせていただきたいのですが、1点目、本日ご説明をいただきました「品川区庁舎跡地等の活用に関する検討報告書」は非常によくできています。早い段階での検討事項に関して、アンケートの内容、どういったことを区民にお尋ねになったのか、委員会でどういったことが議論されてきたのかがかなり丁寧にまとまっています。したがって、この報告書をできるだけ区民の方に広くご覧いただいて、そうすることで本プロジェクトについて関心が高まり、よいご意見を寄せていただけるようになると思います。2点目は、先ほどもお話がございましたように、今後基本計画、事業者選定、実施計画と進んでまいりますが、そのプロセスにおいても透明性をもって共有していただくことと、できればそのプロセスを通じて区民の皆様とコミュニケーションをとっていただくと、このプロジェクトに対する考え方ですとか、大切なものを逃さないようにできるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。この場に参加させていただいて、本当に多くのことを勉強させていただきました。今後、庁舎跡地の計画におきましては区民の生活をいかに豊かにするのかを住民と共に議論を重ねて進めていただければと思います。皆さん1年間ご苦労様でした。ありがとうございました。 委員長 最後に私が委員長としてコメントをと思います。私自身は品川区民ではありませんが、以前、町会・自治会に関する条例を作るにあたっての検討委員会に参加したのが品川区とのご縁の始まりでした。そうした経緯もあり、他人のような気がいたしません中で、品川にとって一番重要といってもいいであろう、品川区の顔になる大井町周辺の区庁舎跡地の検討をするということで委員長を務めさせていただきましたが、委員の皆様が熱心で感銘を受けております。第2回委員会ではワークショップ形式で行いましたが、それも大変よかったと思います。色々な自治体でワークショップ形式の採用が増えておりますが、全体ではなかなか発言できないといったことも多くございますが、ワークショップ形式ですとたくさんお話しいただけて、とてもよかったと思います。この検討委員会の事務局の所管課の仕事としては、本委員会だけではなくてアンケート調査や市場調査等、跡地に関する検討を丁寧にしていただいていると思いますが、この委員会は特別な意味を持っていたと思います。面と向かって皆さんの意見をうかがう「熟議」の場であったと思います。こうした「熟議」の場を、今後できる委員会だけではなくて品川区全体で今後区民・事業者を含めて様々な形で重ねていけるとよいと思います。そのためのよき出発点を本日切れたと思っています。 5. 区長挨拶 委員長 ここまでの委員の感想を踏まえて、最後に区長からご挨拶をいただきたいと思います。区長よろしくお願いいたします。 区長 改めまして、品川区長の森澤でございます。よろしくお願いいたします。今、皆さまのお話をうかがっておりましても、様々な立場から熱い思いをいただいて、この5回の委員会を務めていただいたということを、あらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました。昨年実施したワークショップやアンケートの進め方につきましても、皆様の様々なご意見をいただいて、そして多くの区民からご意見をいただくことができたと認識しております。またグループ討議なども行っていただきまして、工夫を重ねて幅広い区民ニーズを把握したという形になったかと思います。先ほど委員からもお話しがありましたが、JRのビルが立ち上がってまいりまして、いよいよ大井町が変わっていくなという機運が高まっております。そこで区役所、そして跡地をどうしていくかと、改めてしっかりと今皆さんからもお話がありましたように、区民の皆様から愛され親しまれ区の象徴、大井町の象徴となるような場所になることの重要性を感じております。この後、今回の委員会の中で把握いただいた区民ニーズを踏まえて活用計画の策定へと検討を進めてまいりますけれども、本当にしっかりとまとめていただいた、こちらの活用のテーマや活用にあたって重視する視点、考え方、そして皆様の想いをしっかりと勘案したうえで進めてまいりたいと思っております。「誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていけるしながわ」を目指す中で、先ほど来、区政に対するご意見として透明性の観点も含めていただきましたが、引き続き皆様から区政に対して積極的にご助言やご意見をいただけたらと思います。多様化している区民のニーズを把握し、実現していくのはなかなか大変な道のりだというのは認識していることころでございますが、皆さんからいただいたご意見・想いをしっかり受け止めて進めてまいりたいと思います。 終わりになりますけれども、みなさまのご活躍とご健勝を祈念いたしまして私のご挨拶とさせていただきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。1年間どうもありがとうございました。 6. 閉会 委員長 区長、どうもありがとうございました。それではこれで第5回品川区跡地等活用検討委員会を閉会とさせていただきたいと思います。活発なご議論をありがとうございました。傍聴の皆様、委員の皆様、お疲れ様でした。どうもありがとうございました。最後に事務局から何か事務連絡はございますでしょうか。 事務局 先ほども委員長からご案内いたしました通り、本日の議事要旨の確認は郵送・メール等でさせていただきますのでよろしくお願いいたします。事務局からは以上です。 委員長 それではこれで終了となります。皆様ありがとうございました。 以上