令和8年(2026年)4月から城南小学校の通学区域を一部変更します。 品川区では、就学人口が増加する中、安定的に児童・生徒を受け入れる態勢を確保するため、令和5年度に「品川区学事制度審議会」を設置し、議論・検討を行ってまいりました。 審議会からの答申を受けて、具体的な検討を進め、城南小学校の通学区域の一部を見直すことになりました。 通学区域の見直しは、令和8年(2026年)4月に入学される方から実施します。 (令和7年4月に入学される方は、通学区域の変更はありません。城南小学校が通学区域の学校となります。) 城南小学校の通学区域は、区内においても特に就学人口の増加が著しく、今後も増加することが見込まれることから、東品川4丁目の一部地域、東品川4丁目11番から13番までの地域を城南第二小学校の通学区域に変更します。 なお、通学区域変更の影響を軽減するため、経過措置を一定期間設けます。 (図)城南小学校周辺の通学区域図と変更内容を図示しています。 1通学区域変更の背景 城南小学校通学区域の就学人口は令和12年度までの各年度200人前後が想定されており、1年生から6年生の全学級数は、令和12年度に32学級となることが予測されます。 このような状況から、教育委員会では城南小学校の多目的教室や特別教室を普通教室に転用するなど、普通教室の確保に努め、最大で28学級まで対応できるよう整備を続けてまいりました。 しかし、城南小学校においてこれ以上普通教室を増設することは困難であることに加え、令和8年度以降は29学級以上になると予想されることから、城南小学校では通学区域の児童をすべて受け入れることが難しい状況です。 (図)城南小学校の就学人口および全学級数の推移のグラフを図示しています。 2通学区域の変更内容 品川区東品川4丁目11番から13番までの通学区域が令和7年度入学者までは城南小学校ですが、令和8年度入学者より城南第二小学校に変更となります。 東品川4丁目11番から13番については、通学区域が城南小学校から城南第二小学校に変更となるため、学校選択対象校が変わります。 学校選択ができる学校は、城南小学校・鮫浜小学校・台場小学校・八潮学園・品川学園です。 浅間台小学校、立会小学校が学校選択対象校でなくなる一方、台場小学校、八潮学園が新たに学校選択対象校に加わります。 3経過措置について 通学区域変更に伴う経過措置についての説明です。 新入生について通学区域が変更となる方は、経過措置期間中は城南小学校(旧通学区域の学校)を希望する場合、抽選時の受け入れ順位が優先されます。 無抽選で受け入れをする場合は2つあります。 経過措置@は東品川4丁目11番から13番(旧通学区域)に在住し、入学する年度において、令和7年度までに城南小学校へ入学した兄姉が城南小学校に在籍する者の場合。 経過措置Aは東品川4丁目11番から13番(旧通学区域)に在住し、入学する年度において、経過措置@により城南小学校へ入学した兄姉が城南小学校に在籍する者の場合。これは令和8年4月1日までに生まれた者に限ります。 次に優先して受け入れをする場合は、経過措置Bとして、東品川4丁目11番から13番(旧通学区域)に在住する者の場合です。なお、この経過措置は2年間実施します。 在校生は原則として在籍校へ引き続き卒業まで通うものとします。 経過措置期間中の抽選時の受入優先順位についての説明です。 無抽選で受入をする者は、 ・通学区域に在住する者。 ・経過措置@東品川4丁目11番から13番まで(旧通学区域)に在住し、入学する年度において、令和7年度までに城南小学校へ入学した兄姉が城南小学校に在籍する者。 ・経過措置A東品川4丁目11番から13番まで(旧通学区域)に在住し、入学する年度において、経過措置@により城南小学校へ入学した兄姉が城南小学校に在籍する者。(令和8年4月1日までに生まれた者に限る。) 第1順位で受入をする者は入学する年度において兄姉が希望校に在籍する者。 第2順位で受入をする者は経過措置B東品川4丁目11番から13番(旧通学区域)に在住する者。なお、この経過措置は2年間のみ実施します。 第3順位で受入をする者は隣接する通学区域に在住する者。 4城南第二小学校の概況について 城南第二小学校は、現在校舎改築を行っております。令和7年度以降順次新校舎での教育活動が開始されます。 令和7年9月に新校舎(校舎棟)が完成し、利用が開始されます。 令和8年4月に新通学区域の運用が開始します。つまり、通学区域の変更時点で、校舎棟は新校舎へ移転が完了しております。 令和9年9月には新校舎(体育館棟)が完成し、利用が開始されます。 令和11年3月に校庭整備等を含む全校舎が完成します。 5通学区域変更のスケジュール (図)通学区域変更のスケジュールについて図示しています。 令和6年度8月より新制度の周知期間が始まります。地域や保護者に向けて説明を実施していきます。 令和7年度10月からは新制度での学校希望選択など令和8年度入学者に関する就学事務が開始します。 令和8年度4月から新しい通学区域へ変更となり、そこから兄姉が在籍中の経過措置が最長7年間、その他の経過措置が2年間実施されます。 6Q&A Q 令和7年度に城南小学校へ入学予定ですが、今回の通学区域の一部変更の影響はありますか。 A 令和8年度の新入学児童からが対象となりますので、令和7年度の新入学児童は現行の通学区域が適用されるため、制度変更の影響はありません。 Q 現在城南小学校に在籍中ですが、新しい通学区域の学校へ転校する必要はありますか。 A 現在在籍中の児童については、通学区域の変更後も、原則として引き続き城南小学校に通学することとなりますので、転校の必要はありません。   一方で、城南第二小学校(新しい通学区域の学校)へ転校を希望する場合は、学務課へご相談ください。(指定校変更の手続きが必要となります。) Q 城南小学校の通学区域だけでなく、他の地区でも人口が増えていますが、この先も各学校の受け入れは大丈夫ですか。 A 教育委員会では、最新の就学人口の動向をもとに、学校改築や特別教室の転用なども含めた対応を続けています。城南小学校以外の学校では、各校の就学人口推計と普通教室の確保状況等から、現時点では通学区域の変更等を行う必要はないと考えていますが、今後も就学人口の変化等に留意しながら、普通教室が不足することのないように対応してまいります。 品川区の学校選択制は、通学区域の児童・生徒を受け入れた後に、余裕がある場合に、ほかの通学区域からも児童・生徒を受け入れる制度です。ほかの通学区域の学校を希望する場合、受入状況によっては、兄弟姉妹が在籍していても希望に添えない場合がありますので、ご了承ください。 お問い合わせ 品川区教育委員会事務局 学務課 〒140-8715 品川区広町2−1−36  TEL:03-5742-6828  FAX:03-5742-0180 品川区ホームページでもご覧になれます。https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-gakkou/kodomo-gakkou-nyugaku/20240711120038.html