自動翻訳 : 英語 English 英語中国語(簡体) 简体中文 中国語中国語(繁体) 繁體中文 中国語韓国語 한국어 韓国語
※機械翻訳のため正しく翻訳できない場合があります。

#06 品川こども劇場
巻島 淳子 さん ∞ 安東 正憲さん

地域の子どもたちが、生きた体験を積み重ねて、
生きる力を養ってゆくための活動に取り組むお二人に話をうかがった

こどもとともに50年

巻島さんメッセージ

NPO法人 品川こども劇場 理事長
巻島 淳子さん
Atsuko Makishima

――品川こども劇場の活動をうかがった。

巻島さん

品川こども劇場は1976年に任意団体として発足しました。
当時全国的にテレビが普及し始めて、子どもたちにテレビではなく生の体験をという、こども劇場運動が広がった流れで品川にも発足しました。間もなく50年を迎えます。

私自身は下の子がお腹にいる時に入りましたので、この活動を始めてもう25年くらいになります。

現在、子ども育成チームと、ネットワークチームの主な2つに分かれています。

子ども育成チームでは、鑑賞活動といって、プロの舞台を子どもたちに体験してもらう活動や、外遊び、あとは年に1回 年齢に合わせたキャンプへ行くようになっています。

ネットワークチームでは、他の地域のこども劇場とつながったり、品川区で活動している他のNPOや子育て団体とネットワークを組んで、いろいろな企画を一緒に運営したり、情報交換などをしています。

鑑賞活動では、候補作品が決まりましたら、高校生以上の会員にアンケートを配って、その結果を基に作品を選んでいます。実施するまで2年間をかけて活動を進めています。


演劇の舞台 巻島さん


異年齢の交流を大切にしたい

安東さんパート

NPO法人 品川こども劇場 理事 
安東 正憲さん
Masanori Ando

――品川こども劇場の活動への想いをうかがった。

安東さん

自分が子どもの頃を思い出すと、公園に行くと知らない学校の上級生や下級生や同級生がいて、異年齢の関係があったんですけれども、今はそういうものがなかなか自然発生的には出てこない環境です。

そういうものがこども劇場には、いろいろな学年の子どもたち、さらには中高生や大学生、社会人をはじめたばかりの若者たちもいるので、そういう異年齢の交流というものを大事にしていきたいなと思っています。

こども劇場には中高生が主体となって、自分でイベントを計画して実施する機会もあるので、劇場という普段学校では見せていない顔をここでは見せられるような、そういった使い分けもできているようなので、この劇場の仲間づくりが非常に大事だなと思っています。


安東さん 子どもたちと会議

――品川こども劇場は、“みる” “あそぶ” “なかま”をテーマに、人と人とが直接関わり合うことを大切にしている。

紙芝居の様子 子どもたちと会議

――生の舞台鑑賞や様々な体験活動を通じて、こどもから大人まで世代を超えて 共に育ち合おうとする団体。

演劇の様子 キャンプの様子

-――テレビやゲームでは味わえない「生きた体験」の積み重ねを行い、「生きる力」につなげていくための活動を行っている。

キャンプの集合写真 ギターを弾く様子


様々につながるネットワーク

2ショット


――品川こども劇場が大切にしている考え方についてうかがった

巻島さん

NPOといっても、自分のところだけで消費するという姿ではないわけで、やっぱり地域に出ていくことを大切に考えると、学校に届けるということが、私たちが地域の子どもたちに1番ストレートに届くやり方ですよね。

こども劇場の活動を通してというよりは、何かもっと別なスタイルでも、私たちは体験活動を子どもたちに届けないといけないのかな、ということはすごく感じますね。

安東さん
学校として、同じように子育ての問題意識や、何かやりたいという人はいろいろなところにいて、そういう意味で私たちのネットワークとしては決して細いものではなくて、いろいろなところにつながっているからやりやすいと思いますね。イベントなども今後も維持していけたらよいと思います。

巻島さん
そうですね。新しい活動を何かできるとね。

安東さん
そうですね、もうちょっと取り組みたいですね。

巻島さん
地域が活性化するようなこととか、何かできたらいいなって思います。


地域の全ての子どもたちのために

2ショット


――今後の活動方針についてうかがった

安東さん
僕が思っていることは、子どもの頃田舎に帰った時に、ものすごく親戚がいっぱい集まって、縁側でスイカを食べてみたいな。あのイメージが、こども劇場にあるんですよね。
品川こども劇場の方針を今後変えしまって、そういうものがなくなるのは困るので、居心地の良さとか、昭和感みたいなもの、そういったものは今後ずっとあり続けてほしいんですけれども、それがあり続けるために、社会に寄せて変えなければいけないところは、変えざるを得ないのかなと感じています。

巻島さん
私たちは地域の全ての子どもたちのために、何を届けるかということを考えて、整理をして、
それを考えながら進んでいく、そして、そこから新しいスタートが切れると思っていますが、どう考えますか?

安東さん
そうですね。変えつつも頑張って続けて行きましょう。

巻島さん
はい、よろしくお願いします。




取材日:2023年12月19日(火)
撮影場所:品川こども劇場