自動翻訳 : 英語 English 英語中国語(簡体) 简体中文 中国語韓国語 한국어 韓国語
※機械翻訳のため正しく翻訳できない場合があります。

#09 わかほ会
関川治さん ∞ 芹田絹枝さん

活気のあるまちには 活気のあるお祭りがある
お祭りを通じて まちを盛り上げようとする人たちがいる
今回はお囃子の太鼓と笛で 戸越のまちを彩る
わかほ会のお二人に話をうかがった

自分たちのまちを 盛り上げるために

関川さんのメッセージ

わかほ会 代表・戸越銀座町会 副会長

関川治さん
Sekikawa Osamu


──わかほ会の代表として、まちのお祭りを盛り上げようと尽力している関川さん。関川さんがわかほ会に関わるようになったきっかけとは。

関川さん
今から33年くらい前に、お神輿を城南型という組み立て方に変えて、大拍子という太鼓の調子でお神輿を担ぐようになりました。それが(わかほ会の)第一歩ですね。そのあと、元気をつけるためにお囃子もやろうと。師匠の土屋さんと私たちの子どもたちと数名で、最初のお囃子を立ち上げて活動を始めました。

──活動を始めた当初、会員の方々はお囃子の経験がなかったという。どのように練習を始められたのだろうか。

関川さん
鹿嶋神社の宮本会というお神輿の会にお囃子を教えてもらうことになり、(#08 大井消防団の)鴨川さんもいらっしゃったので、鴨川さんには戸越まで来て教えていただきました。

──お囃子を伝承する方法とは。

関川さん
(お囃子は)紙に書いた言葉の伝承なのですが、「てんつくてん てんつくてん」というような感じで書かれていて、それを聞いて覚えるという形でやっております。


城南型神輿 太鼓

お囃子の魅力に 引き込まれて

芹田さんのメッセージ

わかほ会 会長

芹田絹枝さん
Serita Kinue


──会長の芹田さんが、わかほ会に入会したきっかけとは。


芹田さん
結婚して20年くらいになるんですけれども、こちら(戸越)に来て、神社のお祭りでわかほ会がお囃子をやっているのを見て、笛を吹いてみたいなと思ったのが、わかほ会に入ったきっかけです。


──お祭りでお囃子を見てわかほ会に入会した芹田さん。その原動力となった想いについてうかがった。


芹田さん
お囃子をやって、地元の方々と一緒に交流ができたらいいなという気持ちがありました。


──結婚を期に戸越に住み始めた芹田さんが、地域にもつイメージとは。


芹田さん
実家は田舎のほうなので(品川区は)都会というイメージがありましたが、わりと下町風で温かい感じを受けました。それに私の実家のほうはお神輿とかはあまりなくて、こちらは町会ごとにたくさんお神輿があるので、すごいなと思いました。


神楽殿でのお囃子 神輿渡御

──「わかほ会」は、33年ほど前に地域のお祭りを盛り上げようと若手有志で結成された「はっぴ会」が前身。当初は城南型のお神輿を担ぐ会として結成されたが、特徴である大拍子というお神輿の調子を取る太鼓の存在から派生しお囃子の会へ。

──現在では地元戸越を中心に、戸越八幡神社の祭礼や神楽殿での年末年始の演奏など、12名の会員で活動している。


わかほ会のメンバー 神輿渡御の先導

二人の 出会い

対談する二人


──現在は会長と代表という役割で、会を牽引するお二人。そんなお二人の出会いについてうかがった。

関川さん
最初、芹田さんはお子さん(3歳)を連れて、練習に来たんだよね。

芹田さん
はい(笑)

関川さん
最初、芹田さんは太鼓をやっていたんだけど、笛をやりだしたら、急速に上手くなって。だから今、笛を演奏するのに芹田さんがいないと成り立たない。すごく成長が早かったよね。

芹田さん
家で練習はしました。そもそも笛の音が出なくて・・・。出ないことには、指をいくら覚えてもしょうがないって言われて、一生懸命練習しました。

関川さん
だけどそれも才能なの。私なんか出ないもんね、なかなか(笑)


笛を吹く芹田さん 半纏姿の2人

気づいたら 地域にとけこんで

芹田さん


──長年会長を務められてきた関川さんが、現会長の芹田さんに寄せる想いとは。

関川さん
今まで何十年と会長をやってきたので、もっと若手の会長がこれからどんどん前に出て、いろんなことをやってもらえればと思って、芹田さんに会長を交代したんですよね。どう? 会長になってみて。

芹田さん
お囃子をちょっと楽しめたらいいなって思って入っただけなのに、年数を重ねて会長にもなってしまって。よそからお嫁に来た者なのに(戸越という)地元にもだいぶとけこんだなあっていう感じがあります。

関川さん
良かったねー。

芹田さん
(笑)


次の世代へ 想いをつなぐ

関川さん


──次の世代にお囃子を継承していくためにお二人が考えていることとは。

芹田さん
どの会場でもお囃子を聞いている人はたくさんいるので。

関川さん
小さい子たちも見ているので、入ってくれれば一番いいんだけどね。

芹田さん
もう少しアピールして行きたいですね。

──戸越のお祭りは年々盛大さを増していて、お祭りを盛り上げたいというわかほ会の願いが実現しつつあるようだ。そんなわかほ会の今と今後についてうかがった。

関川さん
戸越のお祭りも、宮神輿ができてだいぶにぎやかになったし、私たちはお宮のほかに「とごしぎんざまつり」もあって、遠くから来る人も増えたよね。小さい子どもたちも珍しがって、ちょっと叩いていったりしてるよね。

芹田さん
そうですよね。


とごしぎんざまつりで太鼓体験 とごしぎんざまつり

関川さん
だんだん楽しくなってきたよね。そういう取り組みがね。

芹田さん
そう、そう。それがきっかけで、ちょっと大きくなったらやりたいなんて子が来ればいいな、なんて。

関川さん
そうだよね。


森の中にいるような 光と影の美しい戸越八幡神社
参道を歩くお二人の笑顔は
「まちを盛り上げたい」という想いにあふれている

これからもまちに響き渡る太鼓と笛の音が
次の世代へ また次の世代へと続いていってほしい

最後にお二人から地域で活躍されている区民の方をご紹介いただいた




#10 豊六睦会
柴田光伸さん ∞ 岩本勝椰さん
つなごう品川 #10 豊六睦会



取材日:2019年10月18日(金)
撮影場所:荏原第三地域センター戸越八幡神社