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#19 品川神社 氏子青年会
安藤 猛さん ∞ 内田 孝臣さん

品川神社の例大祭 北の天王祭をはじめとする
さまざまな行事を支えるため結成された 氏子青年会

品川神社氏子青年会の中心に立ち
地域の発展に尽力するお二人に話をうかがった

歴史と伝統を 引き継いで

安藤さんのメッセージ

品川神社 氏子青年会 元会長(7代目)
安藤 猛さん
Ando Takeshi

ー安藤さんが氏子青年会に入会されたきっかけとは。


安藤さん
品川神社氏子青年会が昭和49年にできまして、私は昭和51年から氏子青年会に携わらせていただきました。周りに友達がいて「お神輿があるので来ないか」と言われて、初めて参加したんです。


ーー品川神社氏子青年会の会長として会を牽引されたこともある安藤さん。会長になられた経緯についてうかがった。


安藤さん
私が会長を務めたのは、氏子青年会の7代目の会長になるんですよ。周りを少しずつわかってきたということで「お前がやれ」と当時の先輩方に言われてやらせていただきました。


ーー品川神社氏子青年会は、品川神社と地域の発展のため昭和49年に結成。毎年6月の例大祭(北の天王祭)を中心に、正月の餅つき大会や各種行事の運営に尽力している。

  品川例大祭の集合写真  氏子青年会会報 

ーー品川神社の神輿は他にはない特徴があり、天下一嘗(ひとなめ)の面をつけ、神輿の脇には大拍子が取り付けられ「品川拍子」(品川区指定無形民俗文化財)の拍子によって神輿の進行は緩急をつけたり、上げ下ろしが行われる。


祭りの様子 天下一嘗の面

徳川家康 天下一嘗の面

話をする安藤さん


ーー品川神社の神輿の特徴のひとつである『天下一嘗の面』。その歴史について安藤さんにうかがった。


安藤さん
品川神社は必ずお神輿の上にお面がついているんですよね。徳川家康が関ヶ原の戦いに行くときに、品川神社へ来て参拝し、(関ヶ原の戦いに勝った)帰りに、お礼参りに再び訪れて、天下一嘗のお面を奉納されたそうです。

  お面  お面の画像


地元と 関わりたくて

内田さんのメッセージ

品川神社 氏子青年会 副会長
台場小学校 PTA会長
内田 孝臣さん
Uchida Takaomi


ーー品川神社氏子青年会の副会長として尽力されている内田さん。内田さんが氏子青年会に入会されたきっかけとは。


内田さん
私は生まれも育ちも品川神社の近くではあるのですが、中学から埼玉県の学校に行って、大学は北海道。就職してからも出張の多い仕事で、ほとんど地元にいることがありませんでした。ふと24~25歳のときに気づいたのが、地元に友達がほとんどいなくなっていて、そのときに父が、氏子青年会で飲み会があると言って、よくいなくなっていたんですね。それがとてもうらやましくて。まず地元で友達が欲しいということ、地元と関わる何か活動がしたいということで、父に頼って氏子青年会に入会しました。

ーー内田さんのご家族は代々品川神社に関わってこられたそうだ。ご自身が氏子青年会として関わられるようになった今、その思いについてうかがった。


内田さん
私のおじいさんが現役だったときは、まだ氏子青年会はありませんでした。ひいおじいさんのときは、品川神社の総代を務めさせていただいていました。そういった意味でも代々、品川神社と関わらせていただくということは大変誇りに思っております。私の子どもも、ぜひ氏子青年会に入りたいと、まだ小学生ですが言っていますので、この流れを引き継いでいってもらいたいなと考えています。


石碑 石碑のアップ

頼まれて 頼られて

内田さん


ーー品川神社氏子青年会の元会長、副会長として精力的に活動をされているお二人。お二人が出会ったきっかけや、お互いの印象についてうかがった。


安藤さん
僕は内田さんのお父さんを知っていたんですよ。お父さんは私の先輩なので、うちの息子が氏子青年会に入ったからよろしくお願いしますという形ですね。それから知り合ったんですよ。


内田さん
私が氏子青年会に入ったときは、安藤さんはすでにOBというか、どちらかというと相談役だったんですね。安藤さんの場合、率先して前に出て、餅つきのときも餅を配ってくれたり、若い人たちと同じような仕事をして、ここってときにアドバイスをもらえるから。みんな安藤さん、安藤さんって慕ってます。


安藤さん
助かります(笑)
                 餅つきの画像


楽しみの 充電期間

祭りの様子


ーー新型コロナウイルスの影響でお祭りの中止を余儀なくされた品川神社。お二人が次のお祭りにかける想いとは。


安藤さん
一生懸命やってくれているから、これからの氏子青年会をもっと引っ張っていってもらえれば。皆さんが思っているように、今、新型コロナが蔓延していますから、終息しないとちょっと何もできないんじゃないかなと思うんですよね。ひとつひとつ頑張るように、コロナにならないように、皆さんで頑張る以外にないと思うんだよね。


内田さん
2020年、2021年とお祭りができなかったですけれど、その2年間は本当に充電期間だと思って、2022年にお祭りができたときに、この充電したエネルギーをみんなでそのお祭りにぶつけたい。それまでに今年1年でしっかりエネルギーを溜めておくというのが、今われわれにできることかなと思っています。それまでしっかりイメージトレーニングじゃないですけれど、楽しみもしっかり充電していきたいと思っていますので、そのときには安藤さん、よろしくお願いします!


安藤さん
いやいや、こちらこそよろしくお願いします。


次の世代へ つなぐ想い

神社に立つ二人


ーーお二人に今後の品川神社氏子青年会の展望についてうかがった。


安藤さん
みんなとわきあいあいに楽しく。もうね、面白おかしくやったほうがいいじゃない!


内田さん
そうですね。氏子青年会も普段、神事に関することなので、締めるところは締めてやっておりますが、基本的にはみんなでわきあいあいやっていきたいなと私は考えています。掃除ひとつでも楽しく集まれるような会が一番理想かなと思っています。


安藤さん
若い人をどんどん入れていくように考えないとね。ここで終わりじゃないんだから、これからなんだから!みんな一生懸命やってもらえればと思います。


内田さん
私も26歳で入会して、あっと言う間にもう20年なんですよね。そろそろ次の世代を育てていかなきゃいけないと思っています。幸いに氏子青年会は、若い子たちもいるので、彼らが次の世代を連れて来れたり、育てていけるような土壌を作っていきたいですね。


安藤さん
うん、なるほどね!


内田さん
氏子青年会だけではなく、台場小学校でPTA会長もしている中で、この品川という地元を、一回外へ出ても帰って来れるような風土にしたいっていうのは、私の小さな夢なんです。


安藤さん
そうですよね。私も地域で子どもたちに野球を教えているんですけれども、教え子たちが氏子青年会に何人か入って来ているんですよ。その子たちも同じような気持ちかもしれないですよね。


内田さん
はい、われわれも歴史のある神社で活動しているので、しっかりつないでいくということが大切だと思っています。これから50年、100年と続く会にしていかないといけないですね。


品川神社と深く関わり合いながら
地域文化の継承を担ってきた 氏子青年会

参拝するお二人の姿からは
歴史と伝統のバトンを 受け継いでいく決意が感じられた


最後に、お二人から地域で活躍されている区民の方をご紹介いただいた。




#20 蛇窪
川崎 芳明さん(正しくは山へんに竒) ∞ 齊藤 泰之さん




取材日 :2021年5月28日(金)
撮影場所:品川神社