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#30 旗飲
荻野 大輔さん ∞ 柿沼 佳代子さん

旗の台の飲食店が集まり 結成された
飲食店インディーズチーム「旗飲」
その中心で 斬新なイベントを打ち出し
まちを盛り上げる お二人に話をうかがった

旗の台で多彩なイベントを

荻野さんメッセージ

旗飲 代表
荻野 大輔さん
Ogino Daisuke 

ーー旗飲の代表としてチームを牽引されている荻野さん。荻野さんの普段のお仕事についてうかがった。

荻野さん
旗の台で「さかえや」という弁当屋を僕の両親が経営していまして、(弁当屋の)夜の時間帯を借りて居酒屋をやっています。

 

ーー荻野さんが旗飲を結成された経緯とは。

荻野さん
さかえや(夜)には、近隣の飲み屋さんや飲食店の方が(各々の)店が終わってから来ることが多く、個性豊かな方もいて、そういう人たちをひとつの場所に集めて飲食店同士がつながったらおもしろいなと思い、旗飲を始めました。

ーー新型コロナウイルスの流行を受けて始めた斬新な取り組みが話題となった旗飲。旗飲参加店舗のメニューをデリバリーする「旗デリ」、多くの医療従事者の支えとなった「旗弁」など、代表的な取り組みについてうかがった。

荻野さん
新型コロナウイルスが流行し始めた当初、夜8時以降は飲食店の営業ができなかったので、僕らで各店の料理をデリバリー提供できたらと思い「旗デリ」を始めました。「旗弁」は、知り合いの方に「昭和大学近くのパーキングでなにかやれば?」と言われ、その場所でお弁当を販売することで、昭和大学病院で働く医療従事者の方や食事に困っている昭和大学の学生さんたちに、いつもと違うお弁当を提供できたらいいなと思って行いました。

 

ーー常に新しい企画を考案し、実行し続けている旗飲。現在は、音楽でまちを盛り上げる企画「旗音」を開催しているそう。

荻野さん
「旗音」は、2022年6月から毎月第1日曜日に開催しています。僕の持論ですが、「音楽」「食」「人」その3つがまちを盛り上げる基盤だと思っているので、僕が思い描いていた感じになっていると思います。

 
 



西大井LABOから旗飲へ

柿沼さんパート

旗飲 広報担当
柿沼 佳代子さん
Kakinuma Kayoko

ーー旗飲の広報を担当されている柿沼さん。柿沼さんの普段のお仕事についてうかがった。

柿沼さん
普段の仕事は、飲食店2店舗の経営と中延4丁目で子ども食堂「ぬまフェス!!」を運営しています。私自身がシングルマザーで、子育て中にさまざまな苦労をしたことがきっかけとなり、2019年から子ども食堂の活動を始めました。これまで、しながわボランティアセンターで行われた「子ども食堂フォーラム」での講演のほか、「しながわ地域貢献活動展」などに参加させて頂いています。
 

    

ーーさまざまな形で地域に貢献されている柿沼さんが、旗飲に参加されるようになったきっかけとは。

柿沼さん
飲食店を荏原町で営業していたときに西大井LABOで立ち上げメンバー5人のひとりとして活動していましたが、お店を旗の台に移転したタイミングで荻野さんから声をかけてをいただいて、そこからずっと参加しています。

 

ーー実際に旗飲に参加されるようになって思うこととは。

柿沼さん
旗飲に参加してみて、旗の台を盛り上げようとする熱い気持ちが入っているイベントが多く、ずっと続いていく活動だなと実感しています。飲食店同士や、お客さま同士のつながりも増えましたし、旗の台の多くの住民の方々とのつながりが広がっていると感じています。


ーー旗飲は「旗の台を盛り上げる飲食店インディーズチーム」と称し、旗の台とその近隣にある34の飲食店が参加する有志団体。

 

ーー配達サービス「旗デリ」や自家製弁当を良心価格で振る舞う「旗弁」、地域密着型音楽イベント「旗音」など多彩な企画を立案し運営する。

 

ーー「旗飲」にしかできないこと「旗飲」だからできることを考え、持ち前の行動力で旗の台を盛り上げている。


真似されたら本物


ーー旗飲が大切にされている活動スタイルや、現在考えている企画についてうかがった。

荻野さん
僕としては、ほかのまちでやっていないイベント、もしくは「旗の台ならでは」や「旗の台発祥」といったイベントをすごくやりたいですね。女性のメンバーも増えたので、女性発信の、僕らでは思いもつかないような、何かないですか?

柿沼さん
何か?(笑)

荻野さん
あるんじゃないですか?

柿沼さん
急に…?

荻野さん
何かないですか? そういうの。

柿沼さん
なぜかこの地域は、お神輿を担ぎたい大人がすごく多くて夜の盛り上がりはあるので、子どもやお母さん方も参加しやすい時間帯で、もう少しお祭りのようなイベントを昼にやりたいですね。

荻野さん
僕がもうひとつ考えているのは、たとえば20代後半や30代半ばくらいの独身やひとりの方、若い男性、女性がひとりでふらっと来ても、まちに溶け込んで楽しめるようなイベントをやりたいと思いますね。要するに老若男女問わず楽しめる、いろいろな角度を持ったイベントをやりたいですよね。ありきたりなことをやるより、やっぱりそういうことが面白いですよね。あとそういう(旗飲ならではの)イベントを真似されたりするとね…。

柿沼さん
真似されたいですよね!

荻野さん
真似されたいです!(笑)
偽物が出たら一流じゃないですか!


地域愛の強いまち

2ショット


ーー生まれも育ちも旗の台のお二人。地域への想いについてうかがった。

荻野さん
僕は一度旗の台を出て戻ってきましたが、アクセスの良さや治安の面でも良いまちだなと思うし、新しい住民の方々も増えて、いろいろなお店ができたよね。

柿沼さん
商店街が密集していて、昔ながらのお店も楽しめるし、新しいお店やお洒落なお店も増えておもしろいですよね。旗の台に住んでいる方は、地域愛の強い人が多い印象があって、旗デリのときにもお客様が協力してくださり、すごく応援してくださるじゃないですか。そこも旗の台らしさなのかなと思います。

荻野さん
そうだよね。お客様や住民の方々を巻き込んで、一緒になって楽しめるようなイベントをやりたいし、垣根のない柔軟な活動をしていけたらいいよね。


旗の台をひとつに


ーーイベントの斬新さや地域への情熱といった「旗飲らしさ」を互いに持ち続け、新たな活動に邁進するお二人。今後の展望についてうかがった。

荻野さん
旗の台というまちでひとつの大きなイベントができたらなというのが、僕の夢ですね。

柿沼さん
旗飲を応援してくれる方もすごく増えていますし、これからもより増えていって、大きく活動できたらいいですよね。

荻野さん
ひとつのものがつながっていって、最終的に大きな輪になればいいなと思いますね。それをどれだけ広げられるかは、人や店の想いだと思うので、そういう想いを広げることをやっていきたいですね。

柿沼さん
そうですね!


新たな企画や目標を 語り合いながら
旗の台のまちを歩く お二人からは
「旗飲」が目指す 大きなまちのつながりが
見えるようだった。



取材日:2023年1月16日(月)
撮影場所:子ども食堂ぬまフェス!!