木造不動三尊像
ページ番号1003771 更新日 2026年10月1日


- 種別
- 有形文化財(彫刻)
- 指定番号
- 第十六号
- 所在地
- 北品川2-3-12 養願寺
- 指定年月日
- 平成元年3月14日
- 見学
- 限定で可(お声掛けがあれば可。法事等の場合は見学できないこともあります。)
- 詳細
- 不動明王立像は右手に剣を持ち、左手を垂下して羂索を持つ。左肩より条帛を斜めにかけ、腰下は裳を付ける。足を半歩踏み出して岩座の上に立っている。面相に激しい忿怒をあらわし、体躯の表現も巧みである。制た迦童子は右手を垂下し、左手を屈して額の前方にかざし、遠望するような姿に造り、矜羯羅童子は直立した形であるが、両肘先を失っている。
制た迦童子像の面部矧目に、「ふつし春達 南無阿弥陀仏」の墨書銘があり、面部玉眼の当木の所に三紙が挟んであり、それぞれに墨書銘がある。これによると、この三尊像は、甲州(現山梨県)出身で、武州豊島郡金杉村(現台東区)世尊寺に住む法印権僧都玄雄が、万治元年(一六五八)に発願造立したものであり、また仏師は春達であると推定される。不動三尊像がどのようにして養願寺に伝わったかは明らかでない。
三尊共に彩色が施され、中尊の不動明王像は保存状態がよく、光背や台座まで当初のものが残っているが、脇侍の両童子像は一部に欠損があり、また台座や光背も失われている。本像は作風も優れていて、ことに発願者・制作年代が分かる点が貴重である。