東海寺梵鐘
ページ番号1003774 更新日 2026年10月1日

- 種別
- 有形文化財(工芸)
- 指定番号
- 第一号
- 所在地
- 北品川3-11-9 東海寺
- 指定年月日
- 昭和53年11月22日
- 見学
- 限定で可(15時まで公開)
- 詳細
- 青銅製の梵鐘で、元禄五年(一六九二)三月、幕府の御用鋳物師、椎名良寛の鋳造したものである。
椎名良寛は、幕府の御用鋳物師を勤め、延宝九年(一六八一)から元禄十三年(一七〇〇)にかけて、大田区鵜の木光明寺の梵鐘をはじめ、多数の梵鐘を鋳造した他、台東区上野厳有院(四代将軍家綱)廟の宝塔、文京区大塚護国寺本堂前の灯台、静岡県清水市久能山東照宮の灯籠等を鋳造している。
住持天倫宗忽(一六二六~九七)撰の銘文によれば、この鐘は、匿名の施主が徳川家光追善のために寄進したものであるという。しかし、銘文の撰を宗忽に依頼したのが、桂昌院(家光の側室・綱吉の母)の異父弟にあたる本庄因幡守宗資であることなどから、施主は、桂昌院であるとされている。
近世中期の作であるが、品川と東海寺と徳川氏の地縁性からみて、価値が高いものである。