紙本着色元三大師像
ページ番号1003820 更新日 2026年10月1日

- 種別
- 有形文化財(絵画)
- 指定番号
- 第三号
- 所在地
- 東五反田1-2-29 宝塔寺
- 指定年月日
- 昭和56年2月12日
- 見学
- 不可
- 詳細
- 上体を斜め左に向け、法衣を着て礼盤の上に端座し、両手で数珠を操り、また左手には独鈷を持っている。頭頂わずかに尖り、中老の容貌。画面は黒ずみ少し荒れている。ごく一部補修があるが、保存状態は良好である。
『新編武蔵風土記稿』巻五三、宝塔寺の条に、寺の元三大師堂に大師自筆の画像があり、当寺が南品川にあった頃、ある僧が来て時の住持に授けた、とあるのがこの軸と思われる。軸を収めた木箱の蓋には元禄十二年(一六九九)春月文清が寄進したとの墨書があり、軸の裏書によって、明和四年(一七六七)に表装を改めたことが分かる。現在の画像は、室町時代の頃、画家が模写したものと推定される。
元三大師は、天台宗中興の祖といわれる慈恵大師良源(九一二~九八五)が正月三日に誕生したことに由来する通称。厄除の大師として、江戸時代以来深く信仰されている。