自動翻訳 : 英語 English 英語中国語(簡体) 简体中文 中国語韓国語 한국어 韓国語
※機械翻訳のため正しく翻訳できない場合があります。

#05 しながわ花海道
高林正敏さん ∞ 永尾章二さん

春は菜の花と桜 秋はコスモス
今では多くの人に愛される「しながわ花海道」だが
きっかけは自分たちのまちを掃除することだったという
勝島運河の護岸を花畑に変身させたお二人に話をうかがった

まちの掃除からはじまった

高林さんのメッセージ「住みやすいきれいな街」

NPO法人しながわ花海道

高林正敏さん
Takabayashi Masatoshi


──しながわ花海道を始める前は取り組んでいた活動とは。

高林さん
まちをキレイに掃除しようっていうことで、平成10(1998)年の4月から南大井第四町会が(掃除を)始めたわけです。今年(2018年)の12月までで249回終わっています。国道や公園を掃いて掃除をしまして、品川区からは環境大賞、それから東京都からは都それから知事賞、大臣賞ももらったわけです。


運河沿いを何とかしたい

永尾さんのメッセージ「花海道」

NPO法人しながわ花海道

永尾章二さん
Nagao Shoji


──しながわ花海道の取り組みを始めたきっかけとは。

永尾さん
本当にこの地域(勝島運河沿い)は、危ないところ、危険地帯、地域の人でも寄り付かないような荒れ放題の場所だったんです。雑草だらけで。ここを何とかできたらいいなということで始めております。


出会いとお互いの印象

永尾さんと高林さん


──今ではNPO法人しながわ花海道で共に活動されるお二人だが、どのようにして出会い、お互いのことをどのように思っているのだろうか。

高林さん
永尾さんとは同じまちに住んでいたんですけども、何十年の付き合いっていったら付き合いになるんですね。いつも真面目に運河のところをキレイに掃除してるから、偉い人がいるもんだなと私はそう思ってました。一言で言ったら真面目な人だなっていうことだね。

永尾さん
ありがとうございます。(高林さんは)とにかく強いリーダーシップでこのまちを引っ張っていってくれている、凄い方だなと、いつも思っております。


想いを花にたくす

菜の花


──まちをきれいにしようという活動が「しながわ花海道」へとつながることに。当時の想いについてうかがった。

永尾さん
花の嫌いな人っていないですよね。そういったことでお花を植えれば皆さんが集えるし、やりがいもあるし、美化運動にもつながるかなと。今、季節を代表する、春は菜の花、秋はコスモスということで、皆さんに種まきから作業していただいて、水やりや雑草取りをやっていただいているんです。

──「しながわ花海道」は2002年「勝島運河の土手に花畑を作ろう」を合言葉に、立会川・鮫洲の両商店街が中心になって始められたプロジェクト。勝島運河の護岸約2キロメートルにわたる花畑は、地元の学校や町会などが自主管理している。春の桜と菜の花、秋のコスモスは地域の風物詩となり、地域住民の憩いの場として多くの人に親しまれている。今では観光ツアーも行なわれるなど区外から訪れる人も多い。


しながわ花海道の菜の花 しながわ花海道のコスモス

みんなの想いが サクラサク

高林さくら


──「しながわ花海道」の西岸では、春に菜の花、秋にコスモスといった季節の花をみんなで協力して植えている。一方、東岸では、各区画を管理している区民が自分の好きな草花を自由に植えることができるという。

──1年を通して水辺と草花の景色を楽しむことができる「しながわ花海道」だが、一番の見ごろはやはり桜の時期ではないだろうか。両岸に咲き誇る桜。その景色には地域の人々の思いが込められていた。

高林さん
大勢の人に見に来てもらいたいということがありましたし、みんなが(勝島運河の)東側の方に桜の花を植えてくれって言ってたんだけど、それで私が平成19(2007)年に連合会長になった時、すぐ、東京都とか港湾局・品川区に、私がお金出すから植えさせてくれと言ったらOKが出て、それで東側に(ソメイ)ヨシノの桜、八重桜を10メートル間隔で58本、合計580メートルに植えたんです。

──平成20(2008)年に現NPOしながわ花海道 理事長の高林さんが「東岸に桜を」という周囲の熱意や希望に応える形で58本を寄贈。その桜は「高林さくら」と呼ばれ、地域住民から愛されている。平成30(2018)年には寄贈10周年を記念して「桜・菜の花まつり2018」を開催。しながわ花海道への来場者をさらに誘致するために尽力している。


高林さくら 高林さくらと菜の花

10周年記念イベント にぎわうしながわ花海道

みんなが集う場所

高林さん


──取り組みを始めたから十数年が経過した。今の「しながわ花海道」は、お二人の眼にはどのように映っているのだろうか。

高林さん
きれいになったから、子どもたちがよく遊んだり、鮫浜小学校の生徒たちも一緒になって花を植えたり、土手の道で徒競走をしたりしてますから、それを見て良かったなと思います。

永尾さん
活動しやすい、周りの人たちの理解が得られる、そういった意味ではこれからもずっとずっと住んでいきたいし、皆さんと一緒に色んな活動をやっていきたい、出来たらいいなというような想いですね。


花と海 そして道

永尾さん


──最後に、「しながわ花海道」という名前に込めた想いをうかがった。

永尾さん
「花」、まずお花を植えることと。「海」、水辺ですので、この水辺を活用した活動もしてみたい。「道」、この東海道。非常に歴史深い、歴史のある地域ですので、そういった意味でのこの「道」を、歴史のことや、あるいは将来に渡ってどんな活動ができるか、そのようなことを考えながら、これから進めていければいいかなと思っております。




花と海と道
それぞれの想いが一つになった「しながわ花海道」
季節を彩る花たちが 訪れる人の心を明るく咲かせている

旧東海道のほかにも 坂本龍馬ともゆかりのあるこの地域は
歴史ロマンの旅の入口でもあるようだ

最後にお二人から地域で活躍されている区民の方をご紹介いただいた




#06 品川区商店街連合会
島敏生さん ∞ 玉野浩太郎さん
つなごう品川 #06 品川区商店街連合会



取材日:2018年12月17日(月)
撮影場所:東大井区民集会所(東大井2-16-12)

※高林さんの「高」は正しくは「はしご高」ですが、環境依存文字のため本文中は「高」を使用しています。