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#28 しながわ区多胎育児応援団 ひだまり
秋谷 恵美さん∞尾形 愛実さん

双子や三つ子など 多胎に特化したきめ細やかな支援で
多胎のママとパパをトータルでサポートする
「しながわ区多胎育児応援団 ひだまり」
その中心で 知識と経験を活かしながら活動する
お二人に話をうかがった

多胎育児ライフを ハッピーに

秋谷さんメッセージ

しながわ区多胎育児応援団 ひだまり 代表
秋谷 恵美さん
Akiya Megumi

ーー秋谷さんが「しながわ区多胎育児応援団 ひだまり」を始められたきっかけとは。

秋谷さん
ひだまりを始めたのは、2021年の9月からです。私は現在4歳になる男女双子の母ですが、自分が妊娠・出産・育児を通して情報を手に入れること、同じ双子や三つ子を持つママと出会うことが困難だなと感じていたので、(同じ境遇の)みんなが集まって交流を図れる場所を作りたいと思い、ひだまりを作りました。

    
  
ーーひだまりがどのように多胎の両親をサポートしているのか、具体的な活動内容についてうかがった。

秋谷さん
現在の活動は、おおむね月に1回から2回、双子や三つ子をこれから出産する方に向けたプレパパママ学級を開催しています。具体的には、赤ちゃんの特性を知ってもらって、ママの産後の身体のことのお話などをしています。多胎の妊娠と出産はリスクが大きいので、これから多胎児のママパパになる方の育児スケジュール、「アフターバースプラン」と呼びますが、実際に自分の生活に当てはめた場合にどうなるのかというプランを作るようなことを行なっています。

     

ーー多胎の妊娠・出産を経験され、現在子育て中の秋谷さん。ひだまりでは、ご自身の経験から多胎のお子さんを持つ方々が参加しやすい環境づくりを大切にしているそう。

秋谷さん
多胎のお子さんを持つ親は、妊娠中も育児に入ってからも移動が大変です。ベビーカーを押すにも、電車やバスに乗るにも一苦労のため、できる限り参加者の方々が多く住んでいる地域に、私たちが出向くようにしています。現在は、大井町のPARK COFFEEで両親学級、品川宿いどばたでの交流会や品川区の区民集会所を利用したイベントを開催するなど、臨機応変に動けるように活動しています。今後も、さらに活動の幅を広げていけたらいいなと思っています。




助産師として もっと活動の場を

尾形さんパート

しながわ区多胎育児応援団 ひだまり 助産師
尾形 愛実さん
Ogata Manami

ーー助産師としてひだまりに在籍されている尾形さん。ご自身の活動や、秋谷さんとの出会いについてうかがった。

尾形さん
私は助産師として、産前・産後のケアや両親学級を行っていて、幼少期から親御さんまでを対象とした活動をしています。活動を通して品川区で子どもを育てているお母さん方と出会う機会があり、その集まりでひだまりの代表の秋谷sさんと知り合うことができました。

  


ーー尾形さんが多胎に特化した活動に興味を持たれた経緯や、ひだまりに関わられるようになったきっかけとは。

尾形さん
助産師として、病院で多胎の妊婦さんや多胎の産後のお母さんと関わる機会はあったのですが、どうしても単胎の妊婦さん用の支援に対して、多胎のお母さん方への支援が手薄だなということはずっと感じていたので、もっと病院の外でできることをしたいと思ったのが、ひだまりに関わったきっかけです。

   


ーー助産師としての経験を活かし、さまざまな地域で活動を行われている尾形さん。品川区の子育て支援や、子育てに関する団体を運営されている方々の印象についてうかがった。

尾形さん
まず、品川区が行なっている子育て支援が手厚いと思います。
活発に活動している子育て支援団体も多く、「自分が経験した嫌な思いは周りのお母さんたちにしてほしくない」「自分がした良い経験は伝えていきたい」などの熱い心を持った行動力のある方々が多い印象です。


ーー「しながわ区多胎育児応援団ひだまり」は、秋谷さんと助産師2人の3人で「あなたらしく多胎ライフをハッピーに!」をモットーに活動している。

 
 
ーーママパパ主体の参加型プレファミリー講座の開催や、多胎の妊娠から産後の育児についても積極的に情報を発信。いろいろなリスクや制限がかかり、不安が多い多胎の妊娠などに対し、ママとパパの気持ちに寄り添ったサポートを行なっている。

  


楽しんで 手を抜いて


ーーひだまりの活動の中で、参加者の方々から寄せられた声や、伝えていきたいことについてうかがった。

尾形さん
この前も参加者の方との話の中で出てた(話ですが)、双子や三つ子を産んで育てている先輩ママの(SNSなどでの)投稿がすごく可愛らしくてと…。

秋谷さん
そうね、それね。

尾形さん
離乳食も完璧に作っていて憧れるけど、できない自分を責める時期もあるよね、という話になったじゃない?
そんな時に先輩ママの話を聞ける場(ひだまり)があることで、「良かった」って帰ってもらえたよね。

秋谷さん
(SNSなどで)情報を手に入れると、手を抜く場所がどこかわからなくて、思い通りに育児ができていないと思うママはたぶん多い。
  実際に多胎児を育てているママたちは、結構(子育てを)楽しんで手を抜いているので、"頑張らなくていいところがすごくいっぱいあるよ"、ということをもっと伝えたいなと思います。


経験と知識で トータルアドバイス

2ショット


ーー多胎の妊娠・出産・育児を経験されている秋谷さんと、助産師として経験を積まれてきた尾形さん。それぞれの力が合わさることで実現したサポートの形とは。

尾形さん
助産師として持っている知識だけでは、いくら分娩に関わったとはいえ、(出産後)お家に帰ってからの生活についてはわからなかった部分なので、多胎出産を経験した秋谷さんや他のお母さんの知識と助産師としての医療的な知識が合わさることで、初めて「こうしたらいいんじゃない」とアドバイスができていると思います。

秋谷さん
ひとつの場所で(お母さんとしての経験と医療的な知識を)伝えられる機会は珍しいので、ママの不安をその場で"ぱっと"解消して、楽になって帰ってもらえるとすごくいいですね。毎回、育児の悩みがあると相談してくれる方もいるので、(3人は)いいメンバーなんだろうなと思っています。

ーーお二人の思うひだまりの理想の姿や、今後の展望についてうかがった。

尾形さん
今は、私たち3人で活動していて、同じ想いを持った仲間が増えていったらいいなと思います。

秋谷さん
そうだよね。多胎の育児中の方や育児が落ち着いている多胎のお母さん、そういった方々にもぜひ参加してもらいたいですね。

尾形さん
そのためにも、地域との連携をもっと強めて、より多くの人に周知していきたいと思います。

秋谷さん
品川保健センターにチラシの設置や配布のお願い、ネウボラ相談員の方にも紹介していただき、少しずつ地域とのつながりもできているので、これからもっと広がっていくと良いよね。あとは、いつも思っているのが「あなたらしく多胎ライフをハッピーに!」ということ。"あなたらしい形でいいんだよ"、"みんな違っていいのよ"と伝えていきたいです。

尾形さん
ハウツーも大事だけど、心構えやフィジカルじゃない部分も伝えていけたらね。
それがひだまりの良さだよね!

秋谷さん
良さだね!


  


熱心な活動を続ける お二人からは
安心して 多胎児を産み育てられる社会と
多胎家庭を支援する あたたかい輪が
品川から広がっていく未来が感じられた

最後に、お二人から地域で活躍されている区民の方をご紹介いただいた。




#29 西大井LABO
井手さん




取材日:2022年10月6日(木)
撮影場所:荏原第一区民集会所