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#06 品川区商店街連合会
島敏生さん ∞ 玉野浩太郎さん

品川区の魅力の1つ 商店街
その商店街のニーズを探り 関係者と協力しながら多くの事業を展開する
まさに地域活性化の核ともいえる「商連」こと品川区商店街連合会
商連で日々活動するお二人に話をうかがった

お悩み解決します

島さんのメッセージ「楽しい街」

品川区商店街連合会

島敏生さん
Shima Toshio


──会長の島さんが考える品川区商店街連合会の役割とは。

島さん
加盟している商店街の悩みだとか、どうしたらいいのかというようなものを、商連(品川区商店街連合会)の方に投げかけてもらって、それに対して商連がお手伝いやアドバイスをしています。


多くの事業をやっています

玉野さんのメッセージ「商店街ファンが多いまち」

品川区商店街連合会

玉野浩太郎さん
Tamano Kotaro


──事務局長の玉野さんが考える品川区商店街連合会の役割とは。

玉野さん
商店街にいろいろと話を聞きに行ったりとか、何かお問い合わせがあったことに対してお答えしています。(他区と比べてもスタッフが充実しているので)商店街のための支援や、個店さんの情報発信など多くの事業ができています。

──品川区商店街連合会(西品川1-28-3 中小企業センター4F)は、加盟する各商店街のニーズを探り、行政・企業・その他団体と協力しながら、具体的な施策として展開していく役割を担う。2019年3月現在、区内104の商店街のうち、67加盟商店街(会)からなる連合組織。「商店街組織基盤強化」と「個店強化のための支援」を展開する。

──「個店強化のための支援事業」として平成18(2006)年度から5年間実施した「しながわの一番店発見プロジェクト」では、投票により区内200店をマイスター店として認定し、個店のPRを行った。平成15(2003)年度からスタートした「プレミアム付品川区内共通商品券」は、発売から間もなく売り切れてしまうほどの人気で、平成28(2016)年秋からは事前申込制になった。


中小企業センター いろいろな商店街

しながわの一番店発見プロジェクト プレミアム付商品券

台風の目になる

島さん


──島さんが品川区商店街連合会に関わるようになったきっかけは「青年部」だという。しかし、一般的にイメージする「青年部」とは少し違ったようだ。

島さん
「グリーンサイクロン」(青年部)ってあったんですよ。「グリーン」ていうのは“若い”とか“新鮮”だとか。エコ、クリーンにするっていうのを「グリーン」と「クリーン」って、そこを引っ掛けたっていうか。「サイクロン」ていうのは“台風”“渦巻き”。いろんな人たちを、その渦の中に取り込んでいこうよと。台風の目になるような。

(グリーンサイクロンの活動で)品川のまちが変わったっていうんじゃなくて、私たちの考え方が変わってきたっていうか。世の中で失敗ってないと思うのよ。やらないことが失敗なのかなって思うよね。

──平成3(1991)年に品川区商店街連合会の青年部を「グリーンサイクロン」と名付け、人材育成や個店強化を図り、各商店街の横のつながりを生み出した。初代会長を務めた島さんのほか、堀江さん、綱嶋さん、亀井さんなど、現在も各地で活躍しているリーダーたちが、当時から熱い議論を交わしていた。


グリーンサイクロンのメンバー 会議の様子

台風の渦に巻き込まれて

玉野さん


──品川区商店街連合会で働くようになったきっかけや、島さんとの出会いとは。

玉野さん
アルバイトした先が(#03 大崎・夢さん橋)綱嶋さんのところだったので、綱嶋さんに声を掛けられて、地域のイベントとか商店街のイベントに駆り出されるようになった。島さんと(出会ったのも)多分その頃だったと思うんです。ひょんなことから、商店街連合会というところがあって、みたいな・・・ そこで事務局(があるから)働いてみない? みたいな・・・


想いをつなぐ ジャンボのり巻き

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──島さんの地元、荏原町商店街ではどのような取り組みが行われてきたのかうかがった。

島さん
(地元・荏原町商店街の)弁天通りでやってたジャンボのり巻きも、最初10メートルから始めて、それで20・30・50・100・150メートルまで行ったわけ。これが準備したり何でも大変で、1・2年やめたのよね。そうしたら、近隣の人たちや企業の人たちが、お手伝いするから何とか続けてくれよって。

──ジャンボのり巻きづくり(荏原町商店街・弁天通り)は、「子どもたちに夏休み最後の思い出を」との想いから始まり、開催回数も30回を超える、荏原町商店街の夏の名物イベント。過去最長はなんと160メートル。参加する子供の数も500人を超え、第3回東京商店街グランプリイベント部門での準グランプリ受賞など、品川区を代表する名物イベントの1つだ。

──平成25(2013)年を最後に開催を休止していたものの、近隣住民や周辺企業の強い要望で、平成29(2017)年に復活。子どもたちの笑顔あふれるイベントとなっている。


ジャンボのり巻きの列 荏原町商店街のこども縁日

カラフルな具材 ジャンボのり巻きを巻くのは子どもだけ

魔のトライアングル

綱嶋さん、島さん、堀江さん


──各商店街の横のつながりを生み出した「グリーンサイクロン」。立ち上げた当時のメンバーに(#01 東海道品川宿)堀江さんと(#03大崎・夢さん橋)綱嶋さんもいて、3人とも同い年だという。黄金世代と言っても過言ではない。

島さん
グリーンサイクロンで知り合った時に「何年生まれ?」って言ったら、「みんな(昭和)24年」ってなって。「なんだみんな一緒なんだ!」ってさ。今も70歳になっちゃうんだから、自分も結構な年なんだなって思う。堀江さんは品川宿、綱嶋さんは大崎、おれは荏原のほうだから、「魔のトライアングル」ってね(笑)

玉野さん
(笑)

島さん
我々も、もういい年なんだからね、そろそろバトンタッチっていうか、若い子たちを育てなくちゃ駄目だよねって。

玉野さん
行動力はまだまだありますよね。口は達者だし。


商店街が地域の中心に

島さんと玉野さん


──これからどのようにして商店街を活性化させ、まちのにぎわいを生み出していこうとしているのだろうか。

島さん
商店街ってやっぱり、地域の中心にならなくちゃいけないと思う。若い子どもたちが、商店街を必要としてくれるような、商店街作りをしていかなきゃいけないと思うのね。

玉野さん
まだまだ商店街の中心になっている方々が、こういう(島さん)世代の方なので、それを少しでも若い世代の人たちに、地域のために何か活動をしてもらえる、商店街を盛り上げてもらえるっていうようなことを目指していきたいと思っています。




個店が輝き続けなければ 商店街の活性化にはつながらない
そう話すお二人からは 強い意気込みが感じられた
品川区の商店街の魅力は より一層輝きを増しそうだ

各地域のキーパーソンが育ち 影響を与えてきた“商連”
これからも台風の目となって まちの中心にいてほしい

最後にお二人から地域で活躍されている区民の方をご紹介いただいた




#07 八潮まつり
丹治勝重さん ∞ 橋口隆之さん
つなごう品川 #07 八潮まつり



取材日:2019年3月15日(金)
撮影場所:荏原町商店街会館