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書院・茶室


 昭和初期、現在品川歴史館が建っている敷地に、書院造の大広間を備えた建物(安田善助邸)が建てられました。戦後は吉田秀雄記念館(株式会社電通所有)として、茶事などに利用されていました。
 品川歴史館の書院は、邸宅の母屋の広間の建築部材をできる限り再利用し、復元したものです。茶会・華道・俳句など伝統的文化活動にご利用いただけます。なお、書院では施設保全のため、炭火をはじめ火気の使用およびお香の使用はできませんので、あらかじめご了承ください。

書院の内部写真




 松滴庵(しょうてきあん)は1927~1928(昭和2~3)年頃、安田善助氏が六窓庵(ろくそうあん)(現在の東京国立博物館内にある茶室)を手本にして建てた茶室で、高橋是清、藤原銀次郎、根津嘉一郎など戦前の政財界の著名人を招いて茶会が開催されたと言われています。 
 吉田秀雄氏に引き継がれた後、1985(昭和60)年の品川歴史館の開設にあたり、歴史的に貴重な茶室をそのままの形で残しました。庭園内で四季折々に花を咲かせるウメ・サクラなど数々の古木や、水音の風情を楽しむ水琴窟のしくみも当時のものです。

茶室「松滴庵」
    



書院・茶室は有料にて施設の貸出しを行っています。
申込方法の詳細は「施設貸出について」をご覧ください。




書院・茶室見取図



(図上・書院、図下・茶室)