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考古学ペーパークラフト

 考古学をモチーフにしたペーパークラフトです。
 用意するもの:紙(できれば厚紙)、はさみ、のり
 ※はさみを使う際は、ケガに注意してください。

papercraft_kouko.JPG


※ペーパークラフトのデータに色はついていません。お好みの色を塗ってください。
  むずかしさ
大きな画像   
ワンポイント
縄文土器(写真左)

pdf 入門編です。
銅鐸(写真中央)
★★★
pdf 胴体を軽く曲げてカーブを付けると組み立てやすいです。
埴輪(写真右)
★★★★★★★
pdf 折り目・のりしろの数が多く、複雑な形をしているので、とても難しいです。拡大して印刷すると、多少組み立てやすくなります。

 

比べてみよう考古学

縄文土器と弥生土器、埴輪と土偶って何が違うの?ここではペーパークラフトで取り上げたものと似ているものを比べてみました。
※銅鐸は、形の移り変わりをくらべています。

1.縄文土器と弥生土器

  縄文土器    弥生土器
いつ作られたの?   
縄文時代(約11,500~2,300年前)
弥生時代(約2,400年前~3世紀終わり)
模様は?    縄を転がした模様(縄文)(※1)  細い線 
色は? 黒っぽい色 赤茶色
厚さは? 厚め 薄め
名前の由来は?  大森貝塚を発掘したモースが「cord marked pottery」と名付け、 それが縄文土器と翻訳されました。 文京区の弥生というところで最初に発見されたことに由来します。
土器の形は? 深めの器(深鉢)、浅めの器(浅鉢)など 甕(かめ)、壷(つぼ)、鉢(はち)、高坏(たかつき)〔背の高い台に浅めの器を乗せた形の土器〕など
※1 縄文時代の土器は縄文がついていなくても縄文土器と呼びます。

2.埴輪と土偶

  埴輪   
土偶
いつ作られたの?
古墳時代(4~7世紀ごろ)
縄文時代(約11,500~2,300年前)
形は?
人や動物、円筒形など色々な形があります。
人(※2)
使い方は?
古墳(お墓)の周りに並べました。 祈りの道具と考えられます。
※2 土で作られた動物の形をした物は土製品(どせいひん)と呼ばれています。

3.銅鐸の形の変化

銅鐸は弥生時代に作られましたが、その使い方は段々と「聞く銅鐸」から「見る銅鐸」へと変化していきました。
※品川歴史館では銅鐸を展示していません。
  聞く銅鐸
見る銅鐸
使い方は?
銅鐸の上についている半円状の部分(鈕/ちゅう)に紐(ひも)を通して吊るし、ベルのように鳴らしました。
吊るす道具から置く道具に変わり、まつりごとに使われたと考えられます。
大きさは?
小さめ
大きめ。1メートルを超えるものもあります。
模様は?
控えめ
派手め
博物館での見分け方は?
大きさが小さく、鈕が太くがっしりしていて、模様が控えめだったら、古い「聞く銅鐸」 大きさが大きく、鈕が薄くて平たく、模様が派手だったら、新しい「見る銅鐸」