介護保険施設を利用する方の負担軽減(負担限度額認定)

更新日:令和6年3月11日

介護保険施設※1の入所およびショートステイを利用する場合は、サービス費の自己負担額(1割または2割・3割分と保険対象外自己負担額)に食費、居住費(滞在費)・日常生活費が利用者負担額となります。
食費・居住費(滞在費)・日常生活費は施設と利用者の契約により決められ原則全額自己負担ですが、低所得者の方については、申請により交付された「介護保険負担限度額認定証」を提示することで食費・居住費(滞在費)の負担軽減を受けることができます。
負担限度額の認定を受けた方は、利用者負担段階に応じた負担額となり、基準費用額との差額は介護保険から補足給付(特定入所者介護サービス費)されます※2。

※1 介護保険施設=介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院
※2 施設が定める食費・居住額が基準費用額を下回る場合は、施設の定める額と自己負担額の差額が補足給付されます。

対象となる方

   次の1~3のすべてに該当する方が認定の対象となります。
  1. 本人および世帯全員が住民税非課税であること
  2. 配偶者がいる場合は、世帯が異なる場合であっても配偶者も住民税非課税であること(配偶者に内縁関係の者も含みます)
  3. 本人および配偶者の預貯金等の金額が、該当する利用者負担段階の預貯金等※要件額以下であること


※預貯金等とは、預貯金(普通・定期・積立て等)、有価証券(株式・国債・地方債、社債等)、投資信託、金銀(積立購入費を含む)などの購入先の口座残額によって時価評価額が容易に把握できる貴金属、現金等が対象になります。負債(借入金・住宅ローン)があれば預貯金等から差し引きます。




 認定要件3の利用者負担段階の段階ごとの預貯金等額の要件

利用者負担段階 負担段階の要件 預貯金等額の要件
第1段階 世帯全員および配偶者住民税非課税かつ本人が老齢福祉年金受給者 もしくは 生活保護受給者 1,000万円以下
(夫婦の場合は合計2,000万円以下)
第2段階 世帯全員および配偶者住民税非課税かつ本人の合計所得+課税年金+非課税年金の計が80万円以下 650万円以下
(夫婦の場合は合計1,650万円以下)
第3段階(1) 世帯全員および配偶者住民税非課税かつ本人の合計所得+課税年金+非課税年金の計が80万円超120万円以下 550万円以下
(夫婦の場合は合計1,550万円以下)
第3段階(2) 世帯全員および配偶者住民税非課税かつ本人の合計所得+課税年金+非課税年金の計が120万円超 500万円以下
(夫婦の場合は合計1,500万円以下)
第4段階(基準費用額) ・住民税課税者がいる世帯
・負担限度額認定未申請の方や非該当の方
なし


※第2号被保険者(65歳未満の方)は、いずれの段階の場合も預貯金等金額の要件は1,000万円以下(夫婦の場合は合計2,000万円以下)です。

申請方法


「介護保険負担限度額認定申請書」に本人および配偶者の預貯金等額を証明する資料等をそろえ、申請窓口へ持参または郵送してください。
審査判定を行い、決定通知(認定者には「介護保険負担限度額認定証」を同封)をお送りします。

※ 申請の際は、下記PDF資料「介護保険負担限度額認定申請のご案内」等をご参照のうえ、必要資料をそろえてご申請ください。
※ 認定期間は、申請月1日から7月31日までです。
※ 認定期間終了後も負担軽減が必要な方は、改めて申請が必要です。
  有効期間中の介護保険負担限度額認定証を保有かつ次年度も非課税世帯に属する方には、6月下旬に更新書類をお送りします。

申請窓口および郵送申請の際の宛て先
 
<宛先>
   〒140-8715
   品川区広町2-1-36 
   品川区福祉部 高齢者福祉課 介護給付係 (申請窓口は、区役所本庁舎3階です)

申請書等

「介護保険負担限度額認定申請書」のPDF(PDF : 274KB)
「介護保険負担限度額認定申請のご案内」のPDF(PDF : 391KB)
「申請のご案内 別紙1 介護保険負担限度額認定申請書記入見本」のPDF(PDF : 421KB)   テキストファイルはこちら(WORD : 15KB)
「申請のご案内 別紙2 介護保険負担限度額認定申請における預貯金等額の証明資料について」のPDF(PDF : 439KB)   テキストファイルはこちら(WORD : 15KB)



利用者負担段階ごとの食費・居住費(滞在費)の費用負担額

利用者負担段階ごとの食事の費用負担額(1日当たり)

 利用者負担段階 施設入所 短期入所 
第1段階 300円 300円
第2段階 390円 600円
第3段階(1) 650円 1,000円
第3段階(2) 1,360円 1,300円
第4段階(基準費用額) 1,445円 1,445円


利用者負担段階ごとの居住費・滞在費の費用負担額(1日当たり)
※ カッコ内の金額は、特別養護老人ホーム・短期入所の利用の場合

利用者負担段階 ユニット型個室 ユニット型個室的多床室 従来型個室 多床室
第1段階 820円 490円 490円(320円) 0円
第2段階 820円 490円 490円(420円) 370円
第3段階(1) 1,310円 1,310円 1,310円(820円) 370円
第3段階(2) 1,310円 1,310円 1,310円(820円) 370円
第4段階(基準費用額) 2,006円 1,668円 1,668円(1,171円) 377円(855円)


ぴったりサービスの利用が開始されました


令和5年1月4日からぴったりサービスを使ったオンライン申請が可能となりました。
パソコンやスマートフォンをお持ちの人で、インターネットに接続できる環境があれば利用できます。
※ぴったりサービスで申請手続きを行う場合には、マイナンバーカードが必要です。
「ぴったりサービス」介護保険負担限度額認定申請(別ウインドウ表示)についてはこちら




お問い合わせ

高齢者福祉課 介護給付係
電話 03-5742-6927 
FAX 03-5742-6881