小中一貫校八潮学園開校式

更新日:平成20年4月7日

八潮学園開校式・宣言
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4月7日、品川区八潮地区の小・中学校5校を統合して、「小中一貫校八潮学園」が開校しました。

八潮地区は、埋立地に一団地として都市計画決定され、昭和58年から5,000世帯余が入居しましたが、25年を経て子どもの数が4分の1以下に減少し、新入生を募集しない学校も出ました。そこで、八潮北小・八潮小・八潮南小を統合して八潮学園小学校、八潮中・八潮南中を統合して八潮学園中学校とし、小中一貫校として再スタートすることになりました。品川区では、学校を統合して小中一貫校とするのは初めてのことです。

平成20年度は、旧八潮南小・中学校を仮校舎として開校し、その間に旧八潮小・中学校の校舎を改築して、平成21年度に移転します。都立産業技術大学との連携による「ものづくり」教育を特色のひとつとし、校長は、元八潮中から、副校長は3人体制で、元八潮北小、八潮南小、八潮中から就任しました。

八潮学園の全児童生徒数は644人。学級数は1年生3クラス、2年生3クラス、3年生2クラス、4年生2クラス、5年生2クラス、6年生3クラス、7年生2クラス、8年生2クラス、9年生2クラス、特別支援学級2クラスとなりました。学校選択の結果、八潮地区以外から八潮学園を選んだ新1年生は16人。小中一貫校に寄せる区民の期待の大きさが伺えます。

開校式は、小学校の体育館いっぱいに2年生から9年生およそ500人が整列。濱野健品川区長が「5校の伝統を受け継ぎ、小中一貫教育の象徴として、次代を担う魅力ある学校にしよう」と開校宣言しました。

続いて、品川区長から真新しい校旗と校章旗が、校長と生徒会の木村優輝さんに手渡されました。新しい校章は、八潮学園が海に程近いことから、地球を表した円の中に5校を象徴する5つの流れがひとつに合わさった波と、八潮の頭文字「Y」の形を模したゆりかもめが飛ぶデザインで、羽を広げて未来へ羽ばたくイメージになっています。旧八潮南小学校の図工専科の教諭がデザインし、地域の人と学校関係者で構成した「八潮地区小中一貫校開設準備連絡会校名校章校歌部会」が決定しました。

最後に児童生徒を代表して、2年生宋彩隣さんが「新しく入ってくる1年生と仲良くしたい。3年生から9年生のお兄さんお姉さんよろしくお願いします」と挨拶し、9年生の生徒会会長が「知恵を集め、心をひとつにし、力を惜しまずに、すばらしい八潮学園を作っていきます。誇りに思える学園にすることを誓います」と誓いの言葉を述べました。