品川歴史館で古典落語「品川心中」~柳家三之助 独演会~

更新日:平成24年1月29日

品川歴史館で古典落語「品川心中」~柳家三之助 独演会~
幕末太陽傳』に見る品川宿パネル展飛び入り参加の濱野区長品川歴史館の書院柳家三之助さん
1月29日(日)、区立品川歴史館(大井6-11-1)で「『幕末太陽傳』に見る品川宿パネル展 開催記念」の落語の会が催され、 区内在住の噺家で、品川ケーブルテレビ「三之助の笑顔いっぱい とっておきの品川」に出演中の柳家三之助さんが、同館の書院を落語の寄席にしたて、古典落語の「品川心中」を演じました。

 同館では、昨年末の12月16日から、幕末の品川宿が舞台となった1957年製作の日活映画「幕末太陽傳」の写真パネル展を開催しており、本日がその最終日。独演会は、このパネル展の最後を飾るイベントです。

 同映画はデジタル復刻版として、平成23年12月23日から全国ロードショーされていて、パネル展は日活株式会社の協力で、映画内の場面写真や出演している往年の銀幕スター、フランキー堺、石原裕次郎や南田洋子、左幸子の撮影現場写真など53点や「幕末太陽傳」の未定稿のシナリオなども展示されました。

 独演会の演目、古典落語「品川心中」は、 売れなくなって肩身が狭くなった品川宿の女郎のお染が自殺を決意するが、今の状態で単身自殺したのでは物笑いの種にされると考え、男と心中することにし、馴染み客の金蔵を相手に選び心中を持ちかけ、品川の海に飛び込もうとするが…というお話。
 小気味いい江戸弁で熱演する三之助さんの語りに、参加した約80人の観客からは笑顔と笑い声が溢れました。