浅間台小学校で区内初となる学校・地域連携型避難所訓練

更新日:平成24年9月1日

屋上に避難する児童
机の下にもぐる児童保護者とともに下校する児童地域別の避難所となった教室地域の方を避難所となる教室へ案内する児童
9月1日(土)の「防災の日」にあわせて、区立浅間台小学校(南品川6-8-8)で、全校児童、保護者、地域4町会の住民、品川消防団等が参加した「総合防災訓練」が実施され、約300人が訓練を行いました。

同校では例年、全校児童が参加しての児童引き取り訓練が行われていますが、今年は始業式でもある「防災の日」が土曜日と重なったこともあり、地域の4町会が、避難所である同校へ緊急避難する訓練を同時に実施。また、品川消防団等によるAED訓練や仮設トイレ設置訓練、バケツリレーなどを行いました。全校児童が参加した訓練としては区内初となる、地域と連携した避難所訓練となりました。

今回は震度7の地震が発生し、東京湾沖で津波が起きた想定の訓練。同校は海抜8.2メートルの地点にありますが、児童が避難した先は校庭や体育館ではなく屋上。今回初めて屋上を避難先とした豊島校長は「(津波が)来る可能性は低いし、来ても1階くらいまでしか来ないと思うが、まずは安全が第一。学校で一番高い場所が屋上で、児童全員(106人)が避難できる。小さい学校ならではの利点」と話しました。

一方、避難場所である同校へ緊急避難した想定の4町会住民は、体育館に集合して避難所のルールなどの説明を受けました。また、地域ごとに分かれ、リーダーとなる人や、避難者名簿を作成する人、非常食を取りに行く人などの役割を決め、割り振られた実際の避難所となる教室へ移動。各教室までの誘導は、屋上までの避難訓練を終了した児童の代表が行いました。

その後は、全校児童も自分の住む地域の教室へ移動し、近隣の大人たちと挨拶を交わして顔なじみになるとともに、地域の情報や特徴について意見交換。防災課が参加して行った炊き出し訓練では、大人に混じって非常食を積極的に運んでいました。