清泉女子大学の卒業生達が品川区に図書を寄贈

更新日:平成24年12月5日

清泉女子大学の卒業生達が品川区に図書を寄贈
寄贈された本を手にする濱野区長懇談の様子記念撮影寄贈された本「女子大生のフィールドワーク 戦争体験者へのインタビュー」
12月5日(水)、区内にある清泉女子大学の卒業生らで構成される「つなぐ会」の皆さんが区役所を訪れ、濱野区長に図書を寄贈しました。

「つなぐ会」は、平成22年7月に清泉女子大学地球市民学科の卒業生を主要メンバーとして発足しました。さまざまな人・もの・情報をつないでそれぞれの地域の活性化を目指し、社会に貢献することを目的とする任意団体で、現在は茨城県常陸太田市に拠点を置き活動している20代前半の女性たちです。
 
品川区と清泉女子大学は、平成19年3月に「清泉女子大学の学外教育活動協力に関する覚書」を締結しています。(平成22年度には、両者の間ですまいるスクールでの地域協力演習に関する協定書を調印)
今回寄贈された図書は、「つなぐ会」の皆さんが清泉女子大学の学生だった時に、学外教育活動として実施した戦争体験者へのインタビューをまとめたもの。

その当時インタビューを受けたのは、区内に100あまりある高齢者クラブの会員の皆さんを中心に、戦争を体験した56人の品川区民。当時の生活や戦場での戦い、空襲の記憶などを聞き取ったものを、一冊の本にまとめました。

懇談の中で濱野区長は、本を手に取り「これは貴重な戦争の記録ですね。知っている方の名前がたくさん出てくるので、じっくり読ませてもらいます」とページをめくりました。
つなぐ会の代表を務める清泉女子大学の実吉典子名誉教授は、「戦争を体験された皆さんが、孫のような世代の学生達に熱心に話をしてくださいました。本当に感謝しています」と語りました。