小山台高校悲願の都立初勝利ならず 濱野区長も甲子園でエール

更新日:平成26年3月21日

アルプス席で応援する濱野区長と山崎校長(手前右)
濱野区長と石田議長三塁側アルプススタンド三塁側アルプススタンド三塁側アルプススタンド
3月21日(祝)、第86回選抜高校野球大会が開幕し、21世紀枠の都立小山台高校が第3試合に登場しましたが、都立高校として悲願の甲子園1勝をあげることはできませんでした。

4年連続センバツ出場の強豪、履正社高校(大阪)に対して、小山台高校エース伊藤優輔主将(3年)が完投するも、0-11で敗退。試合終了まであきらめない姿勢で戦い続けた小山台ナインに対して、甲子園球場で声援を送った濱野区長は「確かに相手は強かったけど、ここまで来られないとそういう経験はできない。ここまで来たことが素晴らしい。最後まで頑張る姿に感動した」と称えました。

濱野区長のほか石田議長も応援に訪れ、三塁側アルプススタンドは、野球班のメンバーや同校応援団、応援委員会、保護者、野球班OB、多くの地元住民で埋め尽くされ、チームカラーの黄色一色に。総勢3,800人を超える大応援団でした。

試合前、小山台高校山崎 茂校長は「多くの応援団が来てくれているので、選手たちはいつも通りの試合をして実力を発揮してほしいです」と、心強い応援に感謝していました。都大会で賞を連続受賞する実績を持つブラスバンド班による応援演奏や、ダンス班によるチアリーディングに加え、応援団で大きな「K」の人文字をつくり、スタンドも一丸となって選手たちを後押ししました。

同校野球班は、誰もが応援したいと思われる「日本一いいチーム」を目指し、勉強でも活躍し、野球でも知恵を出しあって戦う「ペンの野球」を実践してきました。

試合は、奪三振率9.30を誇る伊藤投手が、初回を無失点で切り抜けましたが、2回裏に満塁弾を浴びるなど5失点。しかし、中盤はテンポ良くチーム打率3割7分の履正社打線を抑え、意地を見せました。選手とスタンドはひとつになり、最後まで勝利を信じて「日本一いいチーム」として初の甲子園の舞台を戦い抜きました。