品川歴史館で昔の道具を使ってタケノコ掘り体験

更新日:平成30年4月17日

ノミでタケノコを掘る

 タケノコにのノミを入れる 掘り出したタケノコ 竹栽

 品川歴史館(大井6-11-1)で平成30年4月17日(火)、かつてタケノコの収穫に使用されていた同館所蔵の道具(ノミ)を使って学芸員が敷地内でタケノコの収穫を行いました。

 同館では現在、企画展「戸越と小山~山路治郎兵衛の筍(タケノコ)栽培と足跡~」を開催中。かつてタケノコの一大産地であった戸越と小山周辺の絵図とともに、江戸期以降、実際に使用されていたタケノコ掘りの道具などを展示しています。

 今回の収穫体験は、同館の庭でタケノコが採れることから、展示品と同時代の道具を使って実際にタケノコを掘れるのか実験してみようと実施。同館学芸員が、区民から寄贈された、かつて地元で実際に使用していた専用道具のノミでタケノコ掘りに挑戦しました。資料に書かれている通りに作業をした学芸員は、「道具を使うのはとても難しかった。素人が簡単に扱えるものではないことを実感しました」と話しています。

 企画展「戸越と小山~山路治郎兵衛の筍(タケノコ)栽培と足跡~」は、7月1日(日)まで開催しています。品川歴史館にお越しの際には、竹を眺めながら江戸から大正時代の戸越と小山に思いをはせてみてはいかがでしょう。