「おめでとうございます」大井保育園で初釜

更新日:平成30年1月17日

礼儀正しく挨拶から始まる
「お先に失礼します」と挨拶かりんとう風パンをいただく先生との話しがはずむ「さあ、どうぞ」とお茶を勧める「おいしい」と思わず笑顔に「にがい」と破顔一笑
区立大井保育園(東大井6-14-16)で平成30年1月17日(水)、初釜が行われ、5歳児クラスの24人がお茶会の席を楽しみました。

 初釜は新しい年を迎えて最初に行う茶道の茶会です。同園では「園児が日本の伝統文化に触れ、お茶会を楽しむ」という趣旨で毎年実施しています。会場となったのは和室。屏風を飾り茶道具を並べ、白梅と侘助(わびすけ)の花を生けて、お茶会会場に様変わりです。

 お茶を点(た)てたのは園長の石井先生。作務衣(さむえ)姿でおもてなしです。園児たちは、いつもとは雰囲気が違うためでしょうか、ちょっと緊張した様子です。
 園児たちは手に扇子と懐紙を持ち「失礼します」と入室。行儀よく正座をして「あけましておめでとうございます」と、まず礼儀正しく挨拶することから始まりました。  「いただきます」と、作法に従って最初は園手作りの、かりんとう風パンを味わい、先生の点てたお茶をいただきました。抹茶の苦味に顔をしかめる園児もいましたが、すべての園児が茶器を抱えるようにして飲みきりました。最後には「結構なお点前でした。ありがとうございました」と丁寧に挨拶をして終了です。

 同園では初釜だけでなく、桃の節句の時期や満開の桜の花の下での野点(のだて)も行っています。石井園長は「5歳児には3回目のお茶会となりました。経験を積む毎に大分慣れてきたようです。普段は元気にはしゃいでいる子もお茶会の席は別の世界なのでしょう」と話していました。