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結核について

更新日:2015年7月1日

結核とは

1.結核は我が国最大の感染症です
結核は、昔と違い薬を飲めば治る病気となり、過去の病気と思われがちです。

しかし、今でも、日本は世界の中では「中まん延国」となっています。

全国で1日56人が新たに発病し6人が死亡する我が国最大の感染症であり、

最近では、若い世代や働き盛りの世代の集団発生や診断の遅れが問題となっています。

品川区でも、年間新たに約80人前後が発病しています。


品川の結核の現状


平成25年に新たに結核の診断を受けた人は60人です。

結核罹患率(人口10万人あたりの患者数)は、平成25年は3年続けて減少しました。
新登録患者数及び罹患率(人口10万対)の年次推移(2001-2013)(.pdf、52.8KB)

年齢別では、患者は20〜40代の若年者、70代以上の高齢者に多くみられます。
年齢階層別累積患者数(品川区:2001-2013)(.pdf、46.72KB)

2.結核について理解しましょう
 結核について正しい知識を持つことにより、結核予防や集団発生予防が可能になります。
結核の原因はなんですか?
結核は、空気中の「結核菌」という細菌が体内に入ることによって起こる病気です。
結核はどのような症状ですか?
結核の症状は、咳や微熱、痰などかぜのような症状が、2週間以上続いたり、
体調が良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。
また、体重が減る、寝汗をかく、食欲がない、息切れがするなどの症状もあります。
結核はどのように感染しますか?
結核を発病している人が、せきやくしゃみなどをすることで、体の外に「結核菌」をしぶき(飛まつ)とともに出します。
このしぶきを出すことを「排菌」といいます。
その菌を他の人が吸い込むことによって「感染」します。

感染したら必ず発病しますか?
せきや痰、発熱など症状が出てくると「発病」といいます。
「感染」した全員の方が「発病」するわけではありません。
感染した人が発病する確率は、5〜10%といわれています。
「発病」しても体の外に菌を出していなければ、周囲の人に感染させることはありません。

潜伏期間はどのくらいですか?
感染した人が発病する確率は、5〜10%といわれています。
発病するまでの期間は、個人によって異なり数年〜数十年後といわれていますが
感染してから、2年以内に症状が出てくる(発病)することが、最も多いといわれています。
発病者のうち60%くらいの方が、1年以内に発病しています。
3.結核と診断されたら
自分が結核と診断された場合、どうしたらいいですか?
病気の状況によっては、周囲の人に感染させる場合もあるので、
医療機関や保健所の説明を聴き、指示に従いましょう。
家族・友人・知り合いの検査は必要ですか?
周囲の人に感染させた可能性や、他にも発病者がいる可能性があるため、
保健所が、病状確認や接触状況などをお聞きし健診を計画し実施します。
健康診断が実施する場合は、結核菌の増殖には時間がかかる為、通常、診断されてから1〜2ヵ月後くらいになります。
結核は治る病気ですか?
昔と違い、薬(抗結核薬など)が開発されました。
きちんと薬を内服すれば治ります。
治療途中で薬を飲むのをやめたり、指示通りに薬を飲まないと、結核菌が薬に抵抗力(耐性)を持つ可能性があります。
そうなると、治療期間が長くなるなど治療が難しくなります。
治療終了まで、医師の指示を守ってきちんと内服を続けることが最も重要です。
結核はどのように治療しますか?
内服治療が基本となります。3〜4種類の薬を服用します。
治療期間は6ヶ月〜9ヶ月となりますが、病状や経過によって長くなることもあります。
治療するために入院することになりますか?
体の外に結核菌を出している(排菌している)場合は、他の人にうつす恐れがなくなるまでは入院治療となります。
体の外に菌を出していない場合には通院での治療が可能です。
治療費用について助成制度はありますか?
結核治療については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下感染症法という)
による公費負担制度があります。
詳細については、結核医療費の公費負担制度の項目で確認してください。
本人が使用していた食器や布団などや自宅の消毒は必要ですか?
結核菌は紫外線に弱く、直射日光にされされると死んでしまうため特別な消毒は必要ありません。
気になる場合は、室内の空気をこまめに入れかえてください。

「結核」を早期発見するために

早めに受診しましょう −かぜと間違えて結核の発見が遅れる場合があります−

結核は、咳・たんが出る以外に、微熱が続く・食欲がない・体重が急に減るなどの症状があります。

2週間以上の咳が続く・体重減少が続く・体が異常にだるい・呼吸苦を感じるなど、症状が続く場合は結核を疑い、

医療機関で胸部エックス線写真を撮ってもらいましょう。

また、咳があるときは、周囲への感染を予防するためにマスクをして受診しましょう。

年1回の健康診断を受けましょう −自覚症状がなくても結核が発見される場合があります−

年に1回は健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう。

また、精密検査等の指示を受けた場合には必ず検査を受けるようにしましょう。

65才以上の区民の方は、区内契約医療機関で年1回「結核検診」を無料で受けられます。

契約医療機関は下記一覧表で確認できます。
◆品川地区
品川区検診実施医療機関一覧(品川地域)(.pdf、128.3KB)
◆荏原地区
品川区検診実施医療機関一覧(荏原地域)(.pdf、71.7KB)

健康管理に注意しましょう

免疫力が低下すると発病しやすくなります。十分な睡眠、バランスのとれた食事、規則正しい生活、適度な運動を心がけましょう。

咳エチケットを実施しましょう −周囲の人への感染を予防できます−

咳が出ている場合には、マスクをすることで周囲の人に感染広げるのを防ぐことができます。

咳エチケット(.pdf、38.6KB)


乳児には、予防接種(BCG)を受けさせましょう

生後6か月まで定期予防接種として実施しています。
効果は10〜15年程度で、小児の重症結核予防が期待されています。

施設や会社で結核の患者さんが出た場合には

どこに連絡をすればいいですか?
品川区保健所 保健予防課 感染症対策係 03-5742-9153
必ず連絡をしなくてはいけませんか?
ご連絡をお願いいたします。
必要に応じて感染症法第15条および17条に基づき、施設・職場の環境調査および接触者の健康診断を行います。
何を報告すればいいのですか?
1.会社名および住所、連絡先、担当者
2.現在、把握されている情報
3.心配なこと、相談したいことなど
連絡後の保健所の対応はどのようになりますか?

基本的には以下の流れでの対応となりますが、状況によっては前後することもあります。
1.患者様の居住地を管轄する保健所と連絡をとります。

2.施設または、会社、学校などに訪問し、環境調査および接触者の状況確認を行います。

3.環境調査の結果を基に、接触者の健康診断実施について検討します。

4.健康診断を行う場合には、対象者の範囲、説明会の実施の有無、健康診断日時について相談します。

5.健康診断の実施

6.集団発生の有無について判断します。
健康診断を希望している社員がいますが、保健所で検査ができますか?
検査対象者は、環境調査等の結果で保健所が判断します。
健康診断は何を調べますか?
年齢によって、検査内容が異なります。
血液検査(QFT検査)や胸部エックス線検査、ツベルクリン検査を行います。
検査を実施する時期はなお、結核菌の増殖には時間がかかる為、通常1〜2ヵ月後くらいになります。
検査費用はかかりますか?
感染症法第17条に基づく健康診断のため、検査費用は無料となります。
本人が出入りしていた場所の消毒などは必要ですか?
結核菌は紫外線に弱く、直射日光にされされると死んでしまうため特別な消毒は必要ありません。
気になる場合は、室内の空気をこまめに入れかえてください。
社員の中で不安が広がっています。結核にについて説明してもらえますか?
ご要望に応じて、職員や社員、施設等の利用者の皆様向けに結核について説明いたします。

結核医療費の公費負担制度

結核で通院および入院する方の医療費を公費で負担します。

対象となる方

結核と診断され、治療を受けられる方(潜在性結核感染症を含む)
手続方法

医療費助成の申請をされる方は、保健予防課感染症対策係へ申請書等を提出して下さい。

入院治療の場合には入院勧告を受けて入院した日から、

通院治療の場合は申請書を保健所で受理した日から公費負担になります。

助成される医療費

(1)通院患者

結核医療に必要な費用の100分の95までは保険者と公費で負担され、100分の5は自己負担となります。

ただし、国民健康保険・社会保険・後期高齢者医療制度に加入し、住民税非課税の方については

自己負担がなくなりますので、申請時にお申し出ください。

(2)入院患者

結核をまん延させるおそれがある場合、保健所長は指定医療機関への本人の入院を勧告することができます。

入院治療に要する医療費は原則として全額公費負担されます。

ただし、世帯の収入により費用の一部を負担していただくことがあります。

  *詳しい内容については感染症対策係へお問い合わせ下さい。

結核と診断した医師の方へ


感染症法第12条の規定に基づき、結核と診断した場合、医師は直ちに最寄の保健所に届出をして下さい。

品川区の場合は、直ちに保健予防課感染症対策係に電話の上、

発生届を03-5742-9158にFAXをして下さい。

◆届出基準と様式 

下記「東京都感染症情報センター」のホームページから、感染症発生届出基準 、届出様式がダウンロードできます。

結核指定医療機関手続きについて

病院・診療所・薬局が結核公費負担医療を行うには、結核指定医療機関の指定を受ける必要があります。

また、指定の辞退や変更についても手続きが必要です。

詳細や各様式については、下記の結核指定医療機関指定申請書をご覧ください。

結核に関する情報(リンク)

*結核についてわからないことや心配なことがありましたら感染症対策係にご相談ください。

※上記リンクは「Weblio辞書」のページを新しいウィンドウで開きます。
用語解説については、「Weblio」までお問い合わせください。

お問い合わせ

品川区保健所保健予防課 感染症対策係
  電話:03-5742-9153