品川区から世界へ羽ばたいた指揮者原田慶太楼さんが来庁

更新日:平成23年7月29日

原田慶太楼さん来庁
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品川区で生まれ育ち、現在は米国、欧州で活躍する指揮者原田慶太楼さんが7月29日、区役所を訪れて濱野区長と音楽について語り合いました。

原田さんは17歳まで品川区で過ごし、米国の芸術学校で勉強するため単身渡米。その後もロシアへ渡って活動するなど精力的に世界を駆け巡り、指揮者として成長を遂げていきました。

平成21年に巨匠ロリン・マゼール氏に音楽祭に招待され好評を博すと、翌年には小澤征爾フェロー賞を受賞するなど、一気に檜舞台へと駆け上がりました。今年は芸術監督ファビオ・ルイジ氏招聘によるPMFコンダクティング・アカデミーへ参加し、さらなる飛躍が期待されています。

26歳となって1年半ぶりに帰国した原田さんはこの日、濱野区長から「品川区からこういう才能が育っていることは素晴しいことです」と話し掛けられると「音楽の才能はそんなにないんです。だた、努力する才能はあると思いますけどね」と天才肌ではなく、努力派であることを強調していました。

その後、区長と原田さんはマゼール氏の話題などで盛り上がり、あっという間に時間が経ってしまいましたが、最後に濱野区長から「このまま登り詰めていってほしい」と激励されると「先日きゅりあんのホールを見てきました。日本デビューを品川区でやってみたいです」。いつの日か原田さんが引き連れた世界最高レベルのオーケストラやオペラが、総合区民会館のきゅりあんで見られるかもしれません。