芳水小学校 琵琶鑑賞会

更新日:平成29年6月2日

児童に囲まれ琵琶を演奏する榎本さん
講師の質問に手をあげる児童たち楽器の説明をする榎本さん琵琶の音に身を乗り出して見入る児童楽器の解説をする榎本さん祇園精舎を語る榎本さん背筋を伸ばして演奏を聞く児童
芳水小学校(大崎3-12-22)の6年生53人が平成29年6月2日(金)、琵琶の生演奏を堪能しました。

 今回の授業は、オリンピック・パラリンピック教育推進授業の一環「日本の伝統文化に親しむ」として行われたもので、子どもたちが琵琶演奏者による演奏を聴くことで、日本の伝統音楽の良さを味わい、自国の伝統文化に親しむことを目的としています。

 琵琶を演奏したのは、鶴田流琵琶奏者の榎本百香さん。「まずは、どんな音がするか聴いてください」と平家物語の冒頭部分の「祇園精舎」を紹介し、琵琶の伴奏に合わせ「祇園精舎の鐘の声~諸行無常の~」と全員で語りました。その後、琵琶の歴史や楽器の構造についての説明を交えながら、「荒城の月」や「東風(こち)」「平家物語から『壇ノ浦』」「おぼろ月夜」などメジャーな曲を次々と演奏。話を聞くときには体育座りをしていた子どもたちも演奏が始まると自然と正座に。琵琶の音色と、プロの迫力ある歌声に魅了されていました。

 榎本さんは、「子どもたちは、すごく集中して聴いてくれて、琵琶の話にも反応がよく、興味を持ってくれたのがとてもうれしいです。琵琶は、メジャーではない楽器なので聴いてもらうことに意義があります」と授業の感想を話してくれました。