薬物乱用防止について
更新日:令和5年11月24日
薬物乱用とは
薬物乱用とは、法律で使うことが許されていない危険な薬物(覚せい剤・大麻・コカイン・危険ドラッグなど)を使うこと、またけがや病気を治すための医薬品を違う目的で使うことを指し、それらは一度だけであっても乱用です。
急増する大麻による検挙者の約70%が30歳未満の若者で、高校生や中学生だけでなく小学生の検挙者も発生しています。大麻使用のきっかけや動機は「誘われて」、「興味本位で」が最多。インターネットなどでは「大麻は他の薬物より安全、害がない」、「大麻は依存性がない、いつでもやめられる」、「海外では大麻が合法化されているから安全」という情報もあり、警戒心を薄れさせていますが、そうした情報は誤りです。大麻の有害性や依存性などに関する正しい情報を知り、自分の身を守りましょう。
警察庁の「大麻対策のためのポータルサイト」はこちらから(別ウィンドウ表示)
急増する大麻による検挙者の約70%が30歳未満の若者で、高校生や中学生だけでなく小学生の検挙者も発生しています。大麻使用のきっかけや動機は「誘われて」、「興味本位で」が最多。インターネットなどでは「大麻は他の薬物より安全、害がない」、「大麻は依存性がない、いつでもやめられる」、「海外では大麻が合法化されているから安全」という情報もあり、警戒心を薄れさせていますが、そうした情報は誤りです。大麻の有害性や依存性などに関する正しい情報を知り、自分の身を守りましょう。
警察庁の「大麻対策のためのポータルサイト」はこちらから(別ウィンドウ表示)
また、10代・20代の若い世代を中心に薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬や咳止めなどを大量・頻回に服用する「オーバードーズ」が増加して問題となっています。服用を続け、薬に依存してしまうと、自力ではやめられなくなることがあり、肝障害が起こったり、最悪の場合は心肺停止で死亡したりする場合もあります。
薬物乱用の影響について
薬物の乱用は精神と身体の両面に深刻な悪影響を及ぼします。
脳の正常な発達を止め、精神のバランスを悪くさせるため、脱力感、疲労感、幻覚、妄想といった精神障害や、脳を始めとする身体の主要器官に深刻な悪影響を及ぼし、最悪の場合死に至ります。 また、乱用者自身の精神や身体上の問題に留まらず、家庭内暴力などによる家庭の崩壊、さらには重大な犯罪の原因にもなり、社会全体への問題と発展します。麻薬や覚醒剤などの薬物は、使用しているうちにやめられなくなるという"依存性"と、乱用による"幻覚"、"妄想"に伴う自傷、他害の危険性があるという大きな特徴があります。
「たった一度だけ」のつもりがいつの間にか薬物依存となり、一度しかない人生が取り返しのつかないものとなってしまいます。二度とやらないという強い気持ちがあっても、薬物には依存性が高いという特徴があるためやめることは困難です。手を出させないようにする未然予防、未然防止が大切です。
(公益財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センターより)
薬物乱用防止のために
薬物乱用への誘惑は、いたるところに存在しています。覚醒剤なら「やせるよ」「リラックスできるよ」「頭がスッキリするよ」など、大麻なら「合法な国もあるし、タバコみたいなものだよ」とその効果をうたって言葉巧みに誘われるケースが多くあります。
また「友達に誘われて」「仲間外れにされたくない」などの思いから、「ちょっとだけなら」と軽い気持ちで手を出すと、気付いた時には薬物から抜け出せなくなってしまいます。
薬物乱用の誘惑に対しては、きっぱり断る勇気と強い態度で臨みましょう。
また「友達に誘われて」「仲間外れにされたくない」などの思いから、「ちょっとだけなら」と軽い気持ちで手を出すと、気付いた時には薬物から抜け出せなくなってしまいます。
薬物乱用の誘惑に対しては、きっぱり断る勇気と強い態度で臨みましょう。
(PDF : 769KB)(別ウィンドウ表示)
保護者の皆様へ
薬物の乱用が、中学生や高校生の間で密かに広まっています。
薬物は一度手を出すと、なかなか抜け出せなくなり、やがて心や体を壊してしまいます。次のことを参考にして、もう一度、家庭のあり方や子供の様子を見直してみてください。
薬物乱用を始める前や初期には、子供たちは次のような警告となるサインを出しています。気をつけて、見ていましょう。
- 親や教師などへの過度の反抗や無断欠席などが現れる。
- たばこを常用したり、酒を飲んだりする。
- 態度や表情が明るくなったり、暗くなったりする。
- 服装が乱れたり、言葉づかいが乱暴になる。
- お小遣いの使い方が激しくなり、食欲が不自然になくなる。
- 家庭でのコミュニケーションを図ろうとしない。
薬物乱用を防ぐには、家庭での環境がとても大切です。 子供や家庭は次のようにありたいものです。
- はっきりした自分の考えをもち、仲間から左右されない。
- 友達と仲良くつきあい、生活が明るくオープンである。
- 勉強、スポーツ、趣味などを活発に行い、元気に生活している。
- 家庭における人間関係が良好である。
- 家族全員が薬物乱用に対するはっきりした反対の態度を持っている。
- 親自身が模範となり、また他の親たちとも協力している。
- 子供が仲間から圧力を受けても、親が支えてあげられる。
- 家庭内のルールを決め、守らせている。
みんなが薬物乱用についての知識をしっかりもつことが大切です。
(東京都保健医療局ホームページより)
品川区における薬物乱用防止への取り組みについて
東京都知事から委嘱をうけた指導員から構成される「東京都薬物乱用防止推進品川地区協議会」において、以下の取り組みを行っています。
- 啓蒙街頭活動
品川区薬剤師会・保護司会・区内警察署のご協力のもと、駅前等において薬物乱用防止グッズ等の配布を行っています。 - 区内小中学校・義務教育学校での講演
低年齢化が進む薬物乱用への意識向上のため、講演を実施しています。 - 20歳の集い(旧成人式)での啓発
啓発リーフレットを配布しています。 - 薬物乱用防止ポスター・標語の募集、作品展の開催
区内の中学生を対象に薬物乱用防止ポスター・標語を募集し、受賞作品の選定、受賞作品の展示を行っています。
令和5年度については、ポスター142点・標語684点の応募がありました。
受賞作品については、令和6年1月に本庁舎3階で実施する作品展にて展示します。
令和4年度の作品展の様子はこちらからご覧ください。
お問い合わせ
健康課
電話:03-5742-6744
ファックス:03-5742-6883