姉妹都市ポートランド市のNEWS CENTER Maineに品川区とポートランド市の交流の様子が掲載

更新日:令和3年4月1日

姉妹都市ポートランド市(アメリカ合衆国メイン州)のNEWS CENTER Maineに、品川区とポートランド市の交流が記事として取り上げられました。
ポートランド市の品川友の会会長 ジェフ・サンドラ氏がインタビューに答えています。

元の記事はこちらからご覧になれます(別ウィンドウ表示)



下記に要約を掲載します。

ポートランド市は東京オリンピックと特別な結びつきがあります

メイン州にとって日本は、今年のオリンピック開催国という以上の特別な関係にあります。
それはポートランド市と品川区は1984年に姉妹都市を結び、アメリカ国内で最も長く姉妹都市関係が続いている都市のひとつだからです。
長いあいだの両区市間交流で、区市代表者や音楽家、生徒、スポーツ選手などの訪問団が交流していますが、いま品川区は区内のオリンピック会場で、世界中のアスリートをおもてなししています。

1870年代、ポートランド市出身の考古学・動物学者エドワード・シルベスター・モース博士が品川で大森貝塚を発見し、日本に考古学を知らしめました。博士は日本でとても有名で、品川区には彼の発見について展示している博物館(品川歴史館)があります。大森貝塚発見から100年後、品川区から姉妹都市締結の話を提案されたとき、ポートランド市は、経済大国の都市と関係を結ぶ良い機会であると考えました。

「1984年当時、メイン州は日本の知識があまりなく、日本側もまた、同様でした。私はカラフルな衣装を着て、わかりやすくメイン州の海について話をしたのですが、品川の人々が温かく親切に私たちを迎えてくれたことに大変感銘を受けました。」と品川区の人々にポートランドのことを知ってもらうために結成された最初の訪問団に参加した、品川友の会会長 ジェフ・サンドラ氏は語ります。
サンドラ氏は、子ども向けの教育プログラムで‘ミスター・フィッシュ’としてよく知られています。
「私たちが日本に行くと、靴を脱ぐことなど、小さな文化の違いをたくさん知ることになります。異なる文化について学ぶことは楽しく、物事の視野を広げてくれます」

ポートランド市は、市内の旧郵便局敷地内に公園を建設する際、品川区との繋がりを取り入れることにしました。公園設計者は禅の庭園について学ぶために日本を訪れ、郵便局跡地の公園に日本の郵便ポストをデザインに取り入れました。公園の真っ赤な郵便ポストは、品川区からの贈り物です(1989年 姉妹都市締結5周年記念)。

現在は新型コロナウイルスの世界的流行により交流を中断していますが、サンドラ氏によると、両区市の青少年交流は来年再開するとのことです。
品川の生徒と文通しているポートランドの生徒は、新しい友人に会える機会を待ち望んでいます(*R3年度、両区市青少年間でのメール交流を実施しています。募集は終了しています)。

「異なる文化間で互いに理解しあう関係を築くこと、それはある意味、世界平和への一歩といえます。それは、とても素晴らしいことです」とサンドラ氏は見解を示しました。

前列左から2番目がジェフ・サンドラ氏
 ※品川区・ポートランド市姉妹都市締結35周年記念事業で現地にて撮影(令和元年7月)

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