＜目的＞
品川区では延長約328キロメートルの道路を管理している。今後、膨大なストック量の舗装を限られた財源の下で適正に管理していくためには、舗装の延命化を図る予報保全型管理による更新時期の平準化など、計画的で効率的な舗装修繕に取り組む必要があります。そこで「品川区公共施設等総合管理計画」の個別計画として、区が管理している道路の舗装の維持、更新、管理に関する方針等を示した「品川区舗装修繕計画」を策定しました。


＜計画の概要＞
区が管理している道路の舗装について、長期的な視点でメンテナンスサイクルやライフサイクルコスト等の検討を行うとともに、これまで実施してきた日常の道路点検データを活用して50年間の方向性を示しました。また、大型車の交通量が多い「主要な区道」と、それ以外の「その他区道」に分類することで、道路の特性に応じた舗装の維持管理や修繕方法を示します。


　　　　
　　　　　　　　　　　　　舗装損傷状況                                                                        舗装損傷状況
　　　

＜道路分類＞
品川区の管理道路の延長は以下のとおりであり、1級区道が約12.7km、2級区道が約13.6km、その他区道が約302.0km、合計約328.3kmの道路を管理しています。このような膨大な量の道路をすべて同じ基準で管理することは、財政上非常に難しいため、道路の重要度に応じて分類します。。
舗装点検要領（平成28年10月、国土交通省道路局）では、道路の損傷の劣化進行に影響の大きい大型車交通量で道路を分類していることから、品川区においても、1000台以上を分類B、100台以上1000台未満を分類C、100台未満を分類Dと区分します。
さらに、啓開道路やバス路線等に関しては大型車交通量が少ない場合でも道路の分類を上位の分類として設定し、分類B、分類Cを主要な区道とし、分類Dをその他区道と区分しています。