クビアカツヤカミキリについて

更新日:令和3年6月18日

特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が区内で発見されました

令和3年6月、品川区内で特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が初めて確認されました。
クビアカツヤカミキリは、人体に害を及ぼすことはありませんが、
桜や梅、桃などに寄生し、幼虫が木の中を食い荒らし、やがては木を枯らしてしまう外来昆虫です。

クビアカツヤカミキリは、その名のとおり、胸部(クビのような部分)は赤く、ツヤのある黒い体のカミキリムシです。
成虫の体長は約2~4センチ、発生時期は6~8月ごろです。

都内では平成27年に福生市とあきる野市で初めて桜の被害が確認され、
令和2年に23区で初めて、足立区で被害が確認されました。
令和2年12月時点で、都内で258本の樹木の被害が発生しています。

品川区では成虫1匹が発見され、現在のところ樹木の被害は確認されていません。

※特定外来生物とは、生態系や人体に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、
生きたままの持ち運び、飼育が法律などで禁止されている外来生物のことです。

写真提供:東京都環境局

(左)オス (右)メス

クビアカツヤカミキリから桜を守りましょう!

クビアカツヤカミキリによる被害を防ぐためには、早期の対応が重要となります。
成虫やフラス(※)を見かけた場合は、ご連絡ください。

※フラス・・・幼虫のフンと木くずが混ざった、ひき肉のような状態のもの

<成虫を見つけた場合>
その場で踏みつけるなどして駆除し、見つけた場所を環境課までお知らせください。
(生きたまま持ち運ぶことは法律で禁止されています)

<桜や桃、梅などのバラ科樹木にフラスを見つけた場合>
見つけた場所を環境課までお知らせください。
クビアカツヤカミキリの幼虫は、成虫になるまでの2年間樹木の中に潜み、
その間、フラスを排出し続けます。
フラスは幼虫があけた穴から排出され、木の根元に散らばっていることが多いため、
それらを見かけた場合は、木の内部にクビアカツヤカミキリの幼虫がいる可能性があります。

ご自宅や会社等の敷地内の樹木で疑わしいケースが発生した場合は、
駆除は所有者様、管理者様で行っていただくことになりますが、
区は東京都と連携し、虫の判別や駆除の方法などについてサポートさせていただきます。


写真提供:東京都環境局

(左)幹に排出されたフラス  (右)おがくず上に木の根元に散らばったフラス

お問い合わせ

環境課 指導調査係
 電話:03-5742-6751
 FAX:03-5742-6853