放射線に関するよくある質問

更新日:平成30年10月11日

単位について、シーベルトとベクレルの違いは?
シーベルト(Sv)とは、人体に放射線を受けたときの影響を示すものです。
1000マイクロシーベルト=1ミリシーベルト、1マイクロシーベルト=0.001ミリシーベルトです。
ベクレル(Bq)とは、放射性物質から出される放射能の量のことです。

【参考リンク】東京都健康安全研究センター「放射能Q&A」
原発事故以前には放射線量はゼロなのですか?
原発事故以前にも自然界には土壌中の鉱物から発する放射線や宇宙から降り注ぐ放射線などがあります。普段日本に生活しているだけでも年間に約1500マイクロシーベルトの放射線を浴びています。

【参考リンク】東京都健康安全研究センター「放射能Q&A」
放射線量に基準はありますか?
国際放射線防護委員会の勧告では、自然に浴びる放射線以外で平常時に一般の人が浴びてもよい量を年間1000マイクロシーベルト以下としています。

【参考リンク】首相官邸「放射線から人を守る国際基準」
雨に濡れても大丈夫ですか?
雨の中にも原発事故で放出された放射性物質が含まれていると考えられます。しかし、これまで報告されている空気中の濃度から計算しても健康に影響を与えるものではありませんので心配する必要はありません。 
【参考リンク】放射線医学総合研究所「放射線被ばくに関する基礎知識 サマリー版 第1号」
屋外プールに入っても大丈夫ですか?
区内小中学校10校の屋外プールの分析を行った結果、放射性物質が検出されませんでしたので心配はありません。

【参考リンク】過去のプール測定結果はこちら
子供が学校や公園の土を口に入れてしまったんですが大丈夫ですか?
例えば子供(3歳から7歳児)が、3物質それぞれ100ベクレル毎キログラムの土壌1グラムを1カ月毎日口に入れてしまった場合、土壌中の放射性物質から受ける放射線量は下のとおりになります。


受ける放射線量=
(マイクロシーベルト)
実効線量係数
(下の表の値)
×放射能濃度
(ベクレル毎キログラム)
×経口した量
(キログラム)
×日数

3歳から7歳児の実効線量係数
(マイクロシーベルト毎ベクレル)
セシウム134 セシウム137 ヨウ素131
0.013 0.0096 0.10

セシウム134=0.013×100×0.001×30=0.039マイクロシーベルト
セシウム137=0.0096×100×0.001×30=0.029マイクロシーベルト
ヨウ素131=0.10×100×0.001×30=0.3マイクロシーベルト

0.3+0.039+0.029=0.368マイクロシーベルト となります。

日本人が1カ月で摂取するお米からの放射線量は0.9マイクロシーベルト程度なので、この土壌の放射線量は低い値となります。

このことから普段、砂ぼこりを吸い込んだり誤って食べてしまっても放射線の心配はありません。


【参考リンク1】放射線医学総合研究所「放射線被ばくに関する基礎知識 第6報」
【参考リンク2】日本分析センター「食品から受ける放射線量」
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環境課
 電話:03-5742-6753