河川

更新日:令和6年4月15日

品川区内を流れる河川

品川区内には東京湾に注ぐ目黒川、立会川の2つの河川が流れています。
これらの河川は貴重な自然環境資源として区内の水とみどりのネットワークを形成しています。


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河川の位置図

目黒川の概要

目黒川は烏山川と北沢川が合流する世田谷区池尻三丁目地先を上流端とし、目黒区と品川区を東流しながら東京湾に注ぐ河川延長8.0キロメートルの二級河川です。
支川は、北沢川、烏山川、蛇崩川の3河川ありますが、現在は暗渠化され下水道幹線として活用されており、その上部は緑道として整備されています。
品川区では、川の両岸に桜を植えており、花の咲く時期には、多くの人が船からの眺めを楽しんでいます。
また、目黒川の下流部においては、潮の満ち引きの影響を受ける感潮河川となっており、品川区内はこの区間となっています。

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目黒川(河口部)   目黒川(桜の開花時期)
立会川の概要

立会川は目黒区碑文谷を源とし、品川区を東流する河川延長7.41キロメートルの二級河川です。
月見橋(品川区東大井六丁目付近)から起点の区間6.66キロメートルは暗渠化され下水道幹線として活用されており、その上部は道路や緑道、公園として整備されています。
また、月見橋から河口(品川区南大井一丁目付近)の区間0.75キロメートルは開渠区間となっています。開渠区間は全て潮の満ち引きの影響を受ける感潮河川となっており、満潮時には月見橋付近まで海水が上がります。
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立会川   暗渠化された立会川(東大井六丁目付近)

河川の水質改善

水辺の環境改善の一環として、目黒川と立会川の水質改善を進めています。

水質改善対策(目黒川)

悪臭の原因となる護岸部分に溜まった汚泥等を取り除く作業(浚渫)を継続的に進めるとともに、河川内に残されているコンクリートガラや投棄物等の障害物を撤去する作業を行っています。
また、目黒川の維持水量を確保し水質を向上させることを目的として、平成7年から新宿区にある落合水再生センターで高度処理された水を、世田谷区池尻四丁目付近から目黒川に導水する事業や、魅力ある水辺空間の創出と水質を向上させるとともに、再生水を有効活用するため、御成橋から目黒川へ東京都下水道局が供給する再生水を放流しています。

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浚渫状況   障害物の撤去状況   投棄物の撤去状況

御成橋放流01   御成橋放流02   御成橋放流03
御成橋の再生水放流状況
御成橋再生水放流時間
 
 平日(月曜日~金曜日)
時刻 午前8時30分 午前10時 午前11時 正午 午後1時 午後2時 午後3時 午後4時 午後5時 午後6時 午後7時 午後8時 午後9時
放流時間 20分間 10分間 10分間 20分間 10分間 10分間 10分間 10分間 30分間 30分間 30分間 30分間 20分間

 土曜・日曜日
時刻 午前10時 午前11時 正午 午後1時 午後2時 午後3時 午後4時 午後5時 午後6時 午後7時 午後8時 午後9時
放流時間 20分間 10分間 20分間 10分間 10分間 10分間 10分間 30分間 30分間 30分間 30分間 20分間

 ※なお、令和6年3月16日から令和6年4月7日まで航行船舶増に伴い、御成橋再生水放流を停止します。

水質改善対策(立会川)

立会川の水質悪化の一因となっている川底付近の酸素不足を解消するため、平成20年度から高濃度酸素溶解水による水質改善の取り組みを進めています。
これは、高い濃度の酸素を溶け込ませた水を川の中に流すことで、川底の酸素量を増やし微生物等の活性化を促し水質を改善させるものです。
また、潮の満ち引きにより川の流れが悪く、汚泥等が溜まりやすいことから、平成14年より月見橋付近からJR総武線東京駅周辺のトンネル内に湧水する地下水を導水しており、1日あたり約1,600立方メートルの地下水を流しています。この水が立会川の主な水源となっています。

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高濃度溶解水イメージ図

 

09sansoyoukaitateya.JPG   高濃度溶解水発生装置
高濃度酸素溶解水発生装置建屋外観   高濃度酸素溶解水発生装置

 

JR導水
JRからの地下水導水概要図

 

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JRからの地下水導水箇所

水環境

水質調査

品川区では、目黒川と立会川の2河川に加え、勝島運河・京浜運河および東京湾の水質定期調査を年4回11地点で行っています。

水質定期調査の詳細はこちら

区民のみなさまへお願い

下水道に油を流すと、流された油は下水道管内で冷えて固まり、詰まりや悪臭の原因になります。
また、大雨が降ったとき、固まった油は、はがれてオイルボールとなり、川や海に流出して、水質を悪化させる原因となることがあります。
下水道に油を流さないようにしましょう。

油の処理についてはこちら(別ウィンドウ表示)

河川敷地占用許可準則に基づく都市・地域再生等利用区域の指定

品川区では、公共用物である河川の恒常的かつ適正な利活用を促進するため、河川敷地占用許可準則第22号に基づき、目黒川の河川区域の一部で都市・地域再生等利用区域の指定をしました。

河川敷地占用許可準則に基づく都市・地域再生等利用区域の指定の詳細はこちら

目黒川・内川流域における河川整備計画が策定されました

東京都では、都管理河川の安全性向上や良好な河川環境の創出に向け、今後必要となる整備や維持管理を明らかにするために、河川整備計画を策定しています。
この度、目黒川と内川流域の河川環境の整備と保全及び洪水対策等を一層強化するため河川整備計画が変更されました。
河川整備計画が変更されたことに伴い、同計画が公表されています。
変更の主なポイントは、「東部低地帯の河川施設整備計画(第二期)」(令和3年12月)に基づき、将来にわたって考えられる最大級の強さをもつ地震に対して
堤防の機能を保持し、水害に対する安全性を確保するための耐震対策になります。


河川整備計画について(東京都ホームページ)(別ウィンドウ表示)


【 問い合わせ先 】
東京都建設局河川部計画課  電話 03-5320-5413

お問い合わせ

河川下水道課 水辺の係
 電話:03-5742-6794
 FAX:03-5742-6887

お問い合わせ


「水質調査」に関するお問合せ
 環境課 指導調査係
  電話:03-5742-6751
  FAX:03-5742-6853