第6回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会の結果を踏まえ、申し入れ書を国土交通省に提出

更新日:令和7年1月7日

 国土交通省は、令和2年3月から運用している羽田新経路について、同年6月に騒音軽減等の観点から見直しが可能な方策がないかなど、新経路の固定化回避に向けた検討会を立ち上げ、議論を行っています。
 区はこれまでも、区民負担軽減につながる具体的な方策の提示と実施を国に対し求めてきたところです。
 この度品川区では、令和6年12月24日(火)に開催された第6回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において示された検討結果を踏まえ、12月25日(水)に堀越副区長が国土交通省を訪問し、森澤区長から中野国土交通大臣あての申し入れ書を国土交通省航空局航空ネットワーク部長に直接手交しました。
 堀越副区長は「区が求めてきた具体的な方策が示されていない今回の結果は、区として看過できない。1年以内の次回開催とのことだが、改めて区民の声を重く受け止めていただき、具体的な方策の提示と実施を強く申し入れさせていただく。」と話し、航空ネットワーク部長は「来年内に次回検討会を開催する予定である。固定化回避については引き続き検討していく。」と応じました。


                                                     品都計発第 55 号
                                                     令和6年12月25日

  国土交通大臣
   中野 洋昌 様

                                                     品川区長
                                                       森澤 恭子

                       羽田新飛行ルートの運用にかかる申し入れ

 羽田新飛行ルートについて、品川区では以前より、落下物対策や騒音環境軽減に向けた更なる取組を貴省に対し継続して求めてきた。また、令和5年8月に実施した全区民アンケートの結果を踏まえ、同年12月と本年3月に貴省を訪問し、全区民の声を届けるとともに貴省において検討が進められている固定化回避検討会において、区民負担軽減につながる具体的な取組を提示し実施するように強く求めてきたところである。
   かねてから早期の開催を要望していた第6回固定化回避検討会が今般開催され、検討結果が示されたが、前回の開催から2年以上の検討期間があったにもかかわらず、具体的な方策が示されなかった。もとより品川区は、具体的な取組内容の提示と早期の実施について強く要望してきたところであり、今回の結果については区として看過することはできない。
   令和5年12月と本年3月に貴省へは、回答した区民の44.5%が新飛行ルートによる影響を受けているなどの全区民アンケートによる声を届けており、大臣からも「重く受け止める」との回答を受けたところである。改めて、こうした地元区民の声を重く受け止め、区民負担軽減につながる具体的な方策の提示とその実施を強く申し入れるものである。

                                                                                                                                                                                  以上

 羽田新飛行ルートの運用にかかる申し入れ(PDF : 474KB)

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