第7回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会の結果を踏まえ、要望書を国土交通省に提出

更新日:令和7年12月23日

 国土交通省は、令和2年3月から運用している羽田新経路について、同年6月に騒音軽減等の観点から見直しが可能な方策がないかなど、新経路の固定化回避に向けた検討会を立ち上げ、議論を行っています。
 区はこれまでも、区民負担軽減につながる具体的な方策の提示と実施を国に対し求めてきたところです。
 この度品川区では、令和7年12月23日(火)に開催された第7回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において示された検討結果を踏まえ、同日付で森澤区長から金子国土交通大臣あての要望書を提出しました。


                                                     品都計発第53号
                                                     令和7年12月23日

  国土交通大臣
   金子 恭之 様

                                                     品川区長
                                                       森澤 恭子

                       羽田新飛行ルートの運用に関する要望

 羽田新飛行ルートについて、品川区では以前より、落下物対策や騒音環境軽減に向けた更なる取組を貴省に対し継続して求めてきた。令和5年8月に実施した全区民アンケートにおける、回答した区民の44.5%が新飛行ルートによる影響を受けているなどの結果を踏まえ、全区民の声を届けるべく同年12月貴省を訪問し、大臣からも「重く受け止める」との回答を受けたところである。また、本年7月にも大臣を直接訪問し、貴省において検討が進められている固定化回避検討会において、海上ルートの実現に資する方策など区民負担軽減につながる具体的な取組を提示し実施するように強く求め、大臣からは「要望を受け止めて、地域の皆様の負担軽減に取り組んでいく」との発言を得たところである。
 今般、第7回固定化回避検討会が開催されたが、依然として具体的な方策が示されなかったことについて、引き続き区として看過することはできない。一方で、本検討会においては、海上ルートの実現に向けた今後の方向性が示されたところである。貴省におかれては、改めて、地元区民の声を重く受け止め、市街地上空を通過しない海上ルートの実現に向けた検討を加速化し、区民負担軽減につながる具体的な方策の提示とその実施が早期に行われるよう強く要望する。


                                                                                                                                                                                  以上

 羽田新飛行ルートの運用に関する要望書(PDF : 481KB)

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