サル痘について
更新日:令和5年2月21日
サル痘とは
サル痘は、サル痘ウイルスにより、発熱や頭痛などの症状が出た後、皮膚や粘膜に発疹が出る悪性ウイルス感染症です。日本では感染症法上の四類感染症に指定されています。
これまでアフリカ大陸の流行地域(アフリカ大陸西部から中央部)で主に発生が確認されていましたが、
令和4年5月以降海外渡航歴のないサル痘患者が欧米等を中心に世界各国で確認されており、
日本では同年7月25日に1例目が発生して以降、複数発生しており、令和5年に入り患者の報告数が増加しています。
注意すべき症状
サル痘の潜伏期間は7~14日(最大5~21日)とされており、潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日続き、発熱1~3日後に発疹が出現、
発症から2~4週間で治癒するとされています。
体の部位に関係なく、発疹や水ぶくれなどがないか注意してください。(特に顔、口、手足、肛門、性器、臀部(尻))
水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
感染経路
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液、血液に触れた場合(性的接触を含む)、
患者と近くで対面し、長時間の飛沫にさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。
サル痘を疑う症状が見られた場合
サル痘を疑う症状が見られた場合、最寄りの医療機関に相談してください。受診の際は、自家用車など他人との接触をなるべく避けられる交通手段を用いるか、やむを得ず公共交通機関を利用する場合は、
マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をしてください。
また、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他人との接触を避けるよう行動しましょう。
サル痘に関する関連ページ
サル痘について(東京都福祉保健局)(別ウインドウ表示)サル痘について(厚生労働省)(別ウインドウ表示)
サル痘患者とサル痘疑い例への感染予防策(国立感染症研究所)(別ウインドウ表示)
サル痘の世界的流行について(東京都健康安全研究センター)(別ウインドウ表示)
ひとくち感染症情報 サル痘ってどんな病気?(東京都健康安全研究センター)(PDF:877.9KB)
お問い合わせ
品川区保健所保健予防課 感染症対策係
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