エムポックスについて
更新日:令和3年4月1日
エムポックスとは
※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。エムポックスは、エムポックスウイルスにより、発熱や頭痛などの症状が出た後、皮膚や粘膜に発疹が出る悪性ウイルス感染症です。
日本では感染症法上の四類感染症に指定されています。
これまでアフリカ大陸の流行地域(アフリカ大陸西部から中央部)で主に発生が確認されていましたが、
令和4年5月以降海外渡航歴のないエムポックス患者が欧米等を中心に世界各国で確認されており、
日本では同年7月25日に1例目が報告されて以降、複数発生しており、令和5年に入り患者の報告数が増加しています。
注意すべき症状
エムポックスの潜伏期間は7~14日(最大5~21日)とされており、潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日続き、発熱1~3日後に発疹が出現、
発症から2~4週間で治癒するとされています。
体の部位に関係なく、発疹や水ぶくれなどがないか注意してください。(特に顔、口、手足、肛門、性器、臀部(尻))
水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
感染経路
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液、血液に触れた場合(性的接触を含む)、
患者と近くで対面し、長時間の飛沫にさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。
エムポックスを疑う症状が見られた場合
エムポックスを疑う症状が見られた場合、最寄りの医療機関に相談してください。受診の際は、自家用車など他人との接触をなるべく避けられる交通手段を用いるか、やむを得ず公共交通機関を利用する場合は、
マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をしてください。
また、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他人との接触を避けるよう行動しましょう。
エムポックスに関する関連ページ
エムポックスについて(東京都保健医療局)(別ウインドウ表示)エムポックスについて(厚生労働省)(別ウインドウ表示)
エムポックス患者とエムポックス疑い例への感染予防策(国立感染症研究所)(別ウインドウ表示)
エムポックス(サル痘)の世界的流行について(東京都健康安全研究センター)(別ウインドウ表示)
ひとくち感染症情報 エムポックス(サル痘)ってどんな病気?(東京都健康安全研究センター)(PDF:877.9KB)
エムポックス(旧名称:サル痘) Mpox (monkeypox)(東京都感染症情報センター)(別ウィンドウ表示)
お問い合わせ
品川区保健所保健予防課 感染症保健担当
電話:03-5742-7836
FAX:03-5742-9158