インフルエンザが流行

更新日:令和7年11月14日

東京都内で11月3日から11月9日(第45週)の患者報告数が29.03人、保健所管内人口の割合は東京都全体の46.18%に達し、「流行警報基準」【注1】を超え、インフルエンザの流行が広がっています。
区内施設等からも、複数感染事例が報告されていることから注意が必要です。
今後、さらなる流行へと拡大する可能性があるため、インフルエンザの予防や拡大防止のために、より一層注意を払っていただくことが重要です。
引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等の基本的な感染対策へのご協力をお願いいたします。

【注1】流行警報基準:感染症発生動向調査による定点報告において、30人/定点(週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合としています。

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスを原因とする 呼吸器感染症です。
1~4日の潜伏期間のあとに、倦怠感、食欲不振、関節痛、筋肉痛等の全身症状や、のどの痛み、鼻水、咳などの症状が出現します。


感染経路

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」と、

ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により感染します。

感染予防対策

  • こまめに手を洗いましょう。
    食事の前や外出後には流水と石けんで十分に手を洗いましょう。流水と石けんがないところでは、擦式アルコール製剤も有効です。

  • 規則正しい生活を送って十分な休養をとり、バランスのとれた食事と適切な水分の補給に努めましょう。
      体力保持に栄養バランスのよい食事は欠かせません。三食きちんと食べ、偏食をしないようにしましょう。

        また十分な睡眠も大切です。疲れていたり、睡眠不足のときに外出すると、インフルエンザに感染しやすくなります。

  • 普段から一人ひとりが咳エチケットを心がけましょう。
      咳やくしゃみのしぶき(飛まつ)は約2メートル飛ぶといわれています。

         できるだけ人から離れて咳をするよう心がけ、咳やくしゃみが出るときにはマスクを着用するようにしましょう。


 【咳エチケットとは】
 
  せき・くしゃみの症状がある時は、マスクをしましょう。
  せき・くしゃみをする時は、口と鼻をティッシュでおおいましょう。
  せき・くしゃみをする時は、周りの人から顔をそらしましょう。

  • 室内の換気を行いましょう。また、十分な湿度(概ね50%~60%)を保ちましょう。
      インフルエンザウイルスは、乾燥した空気を好み、湿気には弱いので、湿度が上がると室内に浮遊していたウイルスは早く死んでしまいます。

        室内が乾燥していると鼻やのどの粘膜が傷みやすくウイルスを排出する力が弱まり、ウイルスに侵されやすくなります。

  • インフルエンザワクチンの接種について、かかりつけ医等と相談しましょう。
      予防接種を受けてから効果があらわれるまでは約2週間かかり、効果は約5カ月間持続します。

    特に慢性の呼吸器疾患・心臓病、腎不全・糖尿病などを持つ高齢者の方や子どもには予防効果があります。


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お問い合わせ

品川区保健所保健予防課 感染症保健担当
 電話:03-5742-7836
 FAX:03-5742-9158