手足口病の流行について

更新日:令和6年8月9日

手足口病が流行し、警報基準に達しています。
都内の小児科定点医療機関からの第24週(6月10日~16日)における患者報告数が2年ぶりに都の警報基準を超えました。

夏に流行する小児の感染症である手足口病は、ウイルスによる感染症で、特異的な治療法はなく、症状をやわらげる対症療法が中心です。

今後、さらに流行が拡大する可能性もあるため、十分な注意が必要です。

手足口病とは
  • 夏に小児を中心に流行するウイルス(エンテロウイルス属)による感染症です。

主な症状
  • 発熱とのどの痛みを伴う口腔粘膜に水疱性発疹が出現します。
  • 口腔内に水疱ができ、唾液量も増加することから、手足の末端やおしりなどにも水疱が生じます。
  • 重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎、無菌性髄膜炎があります。

感染経路
  • ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり(飛沫感染)、手についたウイルスが口に入ったり(接触感染)することで感染します。
  • 潜伏期間は3~6日間です。

感染予防
  • アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
  • 咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。
  • 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれる(2~4週間)ので、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

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    品川区保健所 保健予防課 感染症保健担当
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     FAX:03-5742-9158