マイコプラズマ肺炎について

更新日:令和6年10月1日

マイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多となりました。
令和6年第38週(9月16日~22日)に、都内 25 か所の基幹定点医療機関から報告された患者数は、70 人(1定点当たり 2.80 人)となりました。
これは、感染症法が施行され、現行の統計が開始された 1999 年以来、最も高い値となっています。
今後さらに流行が拡大する可能性もあるため、十分な注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎とは
  • 細胞に寄生する極めて小さな細菌であるマイコプラズマ・ニューモニアによる感染症です。
  • 幼児、学童期、青年期を中心に、全年齢で 1 年を通して報告があります。

主な症状
  • 発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。
  • 咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。
  • 多くの場合は軽症で自然軽快しますが、まれに重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。

感染経路
  • 細菌を含むしぶき(飛沫)が患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む(飛沫感染)、あるいは手指を介して接触(接触感染)することにより感染します。
  • 潜伏期間は2~3週間です。

感染予防
  • 飛沫感染や接触感染であることを考慮して感染を広げないことが大切です。
  • 流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
  • 咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチでおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう。

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お問い合わせ

品川区保健所保健予防課感染症保健担当
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