周術期の口腔ケア

更新日:令和5年7月18日

がん治療などの入院治療や病気療養中に口腔ケアを行うことは全身の健康を守ることに直結します。

1)手術を受ける際の口腔ケア

手術後は免疫力が低下して、感染しやすくなります。手術前に口腔ケアを行うことは以下のメリットがあります。


  1. 術後の肺炎リスクを下げる
  2. 気管チューブから歯を守る
  3. 施術後の食事開始を助け回復をサポートする
  4. 術後の合併症のリスクを下げる 
2)抗がん剤治療や放射線治療を受ける際の口腔ケア

抗がん剤治療や放射線治療は免疫力が低下するため感染しやすくなります。

治療時には副作用により口の中の痛みや乾燥、出血など口腔粘膜に炎症が現れることがあります。

起きてしまった炎症への対策としては、以下のことが挙げられます。


  1. 口の中をきれいにして、感染を予防する
  2. 口腔保湿ジェルなどを使用して口の中が潤った状態を維持する。
  3. 痛みを和らげるよう、様々な痛み止めをしっかり使うこと
この3つが基本になります。

むし歯や歯周病の悪化など、口の感染が起きた場合は、歯科での治療や処置が必要となります。
がん治療中に歯科の治療を安心して受けるために主治医や歯科医師と相談して行ってください。

歯科衛生士

お役立ちリンク


周術期の口腔ケアの詳しい内容については、下記サイトをご参照ください。

   トップページ → 医療政策 → 医療・保健施策 → 東京都がんポータルサイト → 治療・療養に役立つ情報 → がん治療の開始前に歯科診療を


   トップページ → 歯科とライフステージ → 青年期 → がん治療と口のケア



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