コリネバクテリウム・ウルセランス感染症が発生

更新日:平成30年2月26日

 平成30年1月10日厚生労働省より犬や猫から人間にうつるとされる人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」についての情報提供がありました。 平成28年には、同感染症による死者が国内で初めて確認されています。

コリネバクテリウム・ウルセランス感染症の人への感染について

 コリネバクテリウム・ウルセランス感染症とは人と動物に共通する感染症で、家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することでのどの痛みや咳など風邪に似た症状がでます。
重症化すると呼吸困難などで死亡することもありますが、抗菌薬などで治療が可能です。

 人、犬、猫、牛のほか、様々な動物において感染事例が確認されていますが、人から人へうつることはほとんどないとされています。
国内では平成13年に初めて感染例が報告され、平成29年11月末までに25人の感染が報告されています。

予防方法

(1)飼育している犬や猫などが咳やくしゃみ、鼻水などの風邪様症状、 皮膚炎、皮膚や粘膜潰瘍などを示しているときは早めに獣医師の診察をうける。
(2)上記のような症状の出ている犬や猫に触る場合は、過度な接触を避け、 手袋やマスクをし動物に触ったあとは手洗いなどを励行する。

相談先等

 飼っている犬について、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症が心配な場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
 コリネバクテリウム・ウルセランス感染症の詳しい情報は、下記のホームページで入手できます。

お問い合わせ

品川区保健所生活衛生課
 電話:03-5742-9132
 FAX:03-5742-9104