施政方針:暮らしを守る安全・安心のまちづくり

更新日:平成20年2月20日

第5に、暮らしを守る安全・安心のまちづくりについて申し上げます。

防災体制の強化

防災については、自分たちのまちは自分たちで守るという意識を高め、地域で連携して体制を整えていくことが重要であります。
このことから、地域における初期消火体制の充実強化として、小中学校への消火ポンプの配備を新しい試みとして始めるほか、事業所との連携の強化など、地域、事業所、区による相互協力体制を一層強化してまいります。
また、区民消火隊の、より実践的な活動に資するため、消火栓の開閉器具を配備してまいります。
さらに、震災後の復旧に向けて、採るべき方策・手順について時系列・項目別に表した震災復興マニュアルを作成し、都市機能の早急な復旧に役立ててまいります。
減災の観点からは、家具転倒防止器具と住宅用火災警報器の設置助成制度の対象を拡大して、高齢者や障害者世帯の安全確保を強化してまいります。

まちづくり

まちづくりの面では、昨年策定した「品川区耐震改修促進計画」を基に、住宅や建築物の耐震化支援の強化・拡大を図ってまいります。
また、補強効果の高い耐震工法の調査・検討を大学や企業・団体との連携により行い、区内の建築物の耐震化に活かしてまいります。
区有施設の耐震化については、避難所となる小中学校11校の耐震改修工事を実施するほか、旧耐震基準で建築された区営住宅の耐震診断を行ってまいります。また、災害時の対策拠点となる総合庁舎の耐震化工事にも着手してまいります。

密集市街地については、建物の不燃化助成や広場の整備、道路の拡幅など多様な方策により、防災まちづくりを推進してまいります。

また、防災上の観点を含め、大崎駅・大井町駅周辺において、それぞれの地域特性に応じた再開発計画を促進してまいります。

さらに、五反田駅周辺のまちの将来像について、方向性や具体的な整備手法の検討などを行ってまいります。