21年度施政方針:「次代につなぐ環境都市」の実現に向けて

更新日:平成21年2月25日

「次代につなぐ環境都市」の実現に向けてでございますが、環境については、国、自治体、企業、個人がそれぞれの役割を担い、主体的な取り組みを進めていくことが必要でございまして、区は基礎自治体としての役割を担い、区民や企業等の環境問題への取り組みを促進、支援し、環境再生の地域社会づくりを進めてまいります。
また、都市景観については、地域の特性と個性を活かし、快適でうるおいとやすらぎを感じることのできる都市空間を形成してまいります。
水とみどりについても、品川区が持つ資源を有効に活用いたしまして、河川などの水質改善を推進するとともに、水辺空間の利活用や緑化のためのしくみづくりを進めてまいります。

水とみどりの豊かな都市をつくる

こうした施策の方向性を踏まえまして、以下のような事業を具体的に進めてまいります。
水とみどりの豊かな都市をつくるために、子どもたちによる基本構想策定記念公園づくりを進めてまいります。子ども会議の意見を踏まえまして、21年度は基本設計、実施設計を進めてまいります。
また、国文学研究資料館跡地公園については、地域の方の憩いの場として暫定的に開放してまいります。
さらに、水とみどりの行動計画の検討に向けて、実態調査を行います。あわせて魅力ある公園づくりにも努めてまいります。

都市景観の形成

次に、やすらぎとにぎわいの都市景観の形成に向けて、景観まちづくりを進めてまいります。現在、旧東海道周辺で行っております街並み整備を進めるとともに、景観計画を定め、実効性のあるまちづくりに取り組んでまいります。
また、目黒川の水質改善については、21年度は目黒区と連携した高濃度酸素溶解水の実験を行ってまいります。

環境再生のまちづくり

続きまして、環境再生のまちづくりでございます。
区は、地球温暖化対策の地域推進計画を策定し、区民、事業所、エネルギー事業者、区が行う取り組みを明記いたしまして、温室効果ガスの削減を促進してまいります。
また、自然エネルギーが注目される中、身近な存在であります太陽光発電を広く普及させるため、太陽エネルギー見本市を開催いたします。環境共生住宅助成についても遮熱性塗装工事を対象に加えてまいります。
あわせて、しながわエコフェスティバルなどのイベントを開催する際にはグリーン電力を活用し、自然エネルギーの普及に努めてまいります。
その他、しながわエコウィークを設けるなど、区民に環境志向の生活が浸透するような取り組みや、CO2の排出抑制に向けまして省エネ型公園灯や街路灯の建て替えを計画的に進めてまいります。

環境コミュニケーションの充実

次に、環境コミュニケーションの充実でございますが、子どもたちによる環境レポート隊が、まちの活動などをケーブルテレビなどを通じ、区民に伝え、問題意識を持ってもらえるよう、取り組んでまいります。
また、マイ箸運動を商店街連合会と連携して進めてまいります。